サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

知的障がい者サッカーの世界大会 対戦相手が変更に

2014年08月12日 | 知的障害者サッカー

ブラジルで開催される知的障がい者サッカーの世界大会(INAS-FIDサッカー世界選手権大会)の試合日程などが変更されたようです。(*INAS-FID=国際知的障害者スポーツ連盟)
アルゼンチンが資金難で急遽参加できなくなったようで、そのためあらためて組み分けがありました。
当初9か国が3つのグループに分かれる予定が、8か国が2つのグループに分かれることになり、日本はブラジル、ポーランド、ドイツと同じ組になったようです。
当初のグループリーグの予定は13日VSサウジアラビア、15日VSスェーデンの2試合でしたが、以下の日程に変更。
13日VSブラジル、15日VSポーランド、17日VSドイツの3試合に変更。
上位2位以上が準決勝進出、3~4位は5~8位決定戦にまわるものと思われます。

直前の棄権は珍しいものではなく、毎回、数ヶ国が資金難で大会への参加を断念しています。アルゼンチンは前回の南アフリカ大会に続いての棄権となります。初戦であたるブラジルも前々回、前回と棄権した国です。確か、前々回ドイツ大会でブラジルが棄権した代わりにボスニア・ヘルツェゴビナが出場した記憶があります。ヨーロッパ開催の場合は棄権する国があった場合、別の国が急遽出場するということが可能でしたが、南アフリカやブラジル開催の場合は単純に数が減ってしまいます。

では日本が対戦する相手の実力はどのくらいのものなのでしょうか?
ブラジルは2大会出場していませんが、第2回大会では準優勝していますしやはりブラジルですからね。
また開催国の初戦でもありどのくらいの観客が集まるのかも注目です。
ポーランドは前回大会3位。ドイツは6位です。日本は10位です。
おそらくすべて格上のチームであると思われますが、まずは開催国ブラジルとの初戦というアウェイの状況のなかで、日本の選手たちには思いっきり暴れまわってほしい。
そして是非勝ち点をもぎ取ってほしい。出来れば3を!

参考までにこれまでの大会の参加国数の推移並びに優勝準優勝国です。
第1回オランダ大会(1994年)  参加国12 優勝ルーマニア 準優勝スロヴァキア
第2回イギリス大会(1998年)  参加国15 優勝ポーランド 準優勝ブラジル
第3回日本大会(2992年)    参加国16 優勝イングランド 準優勝オランダ
第4回ドイツ大会(2006年)   参加国16 優勝サウジアラビア 準優勝オランダ
第5回南アフリカ大会(2010年) 参加国11 優勝サウジアラビア 準優勝オランダ
オランダが準優勝だらけというのもオランダらしいのですが…、今大会は不参加です。

追記 ブラジルとの開幕戦は、2対2の引き分け。