サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

アルゼンチン面白過ぎ!(ブラインドサッカー準決勝)

2014年11月23日 | ブラインドサッカー

またまた行って来ました、ブラインドサッカーの世界選手権。まずは11時からアルゼンチン対スペインの準決勝。
いやはや初めて観たアルゼンチンが面白いのなんの。ワクワクするというか。前線に人数をかけて攻撃的にいくし、パスは散らして展開するし。
個人的に印象に残ったのは4番のパディージャ(PADILLA)選手。最初はでかくてフィジカルが強いだけかと思いきや、正確なパスは出すし、ゴール前ではループシュートなんて技も出すし、守備時のポジショニングを見てるだけでも面白くて。なんというか頭の中にピッチ上の俯瞰図のようなものがあってそれにそってまず動く。監督やGKはあくまでサポートとしての声を出す。そんなイメージでしょうか。
しかし面白いというかオープンなサッカーが勝つとは限らないのは、サッカー全般に共通すること。スペインも粘り強い守備で得点を許さないし、シュートはポストを叩いたりと決定的な場面を作るし、ヒヤヒヤものです。前半のうちにすっかりアルゼンチンサッカーのファンになってしまい、心の中ではアルゼンチンの応援してたんです。だってアルゼンチン対ブラジルの決勝観たいし。
で、結果は0対0でPK戦へ突入。サドンデスになった4人目でアルゼンチンが決勝進出を決めました。
ふー。
今まで観たブラインドサッカーの試合のなかで一番面白かったです。そんなに観たわけではないんですけどね。15試合くらいですかね。
ブラジルも以前観て「凄い!!」とは思いましたが、面白いとはちょっと違うような気もして。好みの問題でもあります。

そして準決勝のもう1試合は、ブラジル対中国。
ブラジルの10番リカルド選手の超絶テクニックがキックオフ直後から炸裂するのですが、中国の固い守りでなかなか得点が奪えません。そうこうしているうちに中国の6番リン・ドンドンがゴールを決めてしまい…。
「決勝にはブラジル出てきてくんなきゃ困るよ。俺はアルゼンチン対ブラジルの試合が観たいんだ!」
と思っていたら、後半リカルド選手が強烈な同点、そして逆転弾を決めてくれ2対1と逆転。無事、アルゼンチン対ブラジルの対戦が決まりました。
まあでもブラジル本当に凄いです。リカルド選手は簡単そうにサイドチェンジのパス出しますしね。
準決勝、2試合とも本当に面白かったなあ。
決勝、必見です。17時30分キックオフです。別の次元のサッカーが観れるはずです。もう無茶苦茶楽しみです。

ところで準決勝2試合の合間に何をしていたかというとメインスタンド裏手で行われていた電動車車椅子デモンストレーション&体験会などに顔を出していました。
普段は3on3(バスケット)で使われているエリアを柵で囲んで開催。本気で蹴ったらボールの勢いで柵を壊しかねないような場所なので、野球で言えば軽いキャッチボール程度のデモンストレーション。ガチンコ勝負の迫力に触れたいかたは1月に神戸で国際大会がありますのでそちらでどうぞ。電動車椅子体験もありましたが、最初は操作すること自体がむずかしいです。私も以前はそうでした。
隣でアンプティサッカーの体験会をやっていたので、初チャレンジ。止まっているボールはまだしも動いているボールを蹴るのは難しい!それからちょっとやると腕がパンパンに!上半身で走るという感じなのでしょうか。

明日(24日)はデフフットサルの体験会などやってます。また知的障害者サッカーのブースは明日もあります。ブラインドサッカーより一足先に“ベスト4”に進出したブラジル大会の映像なんかも流れています。
 
さあそして11時からは、日本対パラグアイの5位決定戦!!


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