先日8日(日)にTBS系列で放送されたドラマ「花嫁の父」ですが、ドラマ部分はともかく、『ろう』に関する部分はかなりしっかりしていたと思いました。
その点は、今までのドラマの中でも出色なんではないでしょうか。
手話指導の手話アイランドの方々や、演出家、俳優の頑張りは映像から伝わってきました。
ろう者の声に果敢に挑戦したことも評価されていいでしょうし、原作(ノベライズ?)では違和感があった部分も、現場の工夫と頑張りでかなり軽減されている印象でした。手話の上手い下手(設定上の)のメリハリもかなりついてましたし。
都合が良すぎるのでは?という箇所もないではないですが。
「何故、お父さんは手話を覚えてくれないの!」という娘の悲痛な叫びが、ドラマの中に埋没し、矮小化されているという印象も持ちました。
ラストのための布石以上のものにはなっていないような気もしました。
言うのは簡単ですが…。
(追記)
その気になれば手話は簡単に覚えられるといった、誤解を生むドラマでもあったような気もします。
もちろんかなり配慮はされていましたが。