ぷちりぽ.その157【SPA!の見出し】
何週間か前、電車で中吊り広告を見て、「SPA!」を購入しました。「生き残るための処方箋付き 消滅する仕事 図鑑」という見出しに強く惹かれたからです。
どちらかというと不況下で、世の中の移り変わりも早く、震災など予測できないことも起こる。仕事の内容も変化が激しいよなぁ。何ていうのが、多くの皆さんが感じている雰囲気ですよね。そこへこの見出しはズルイ!つい買ってしまいました。
でどうだったかというと、超ガッカリ。製造業、アパレル、外資系証券、保険、小売、家電、IT、飲食、教育、航空、人材紹介、と業種分類して記事にしています。各業種でコンサルタントだのプロデューサーだのジャーナリストだのにコメントさせたりして内容を作っています。この内容が、ヤバイだの、消えるだの、不要だの、いなくなるだのと、感覚的な話ばかり。データ活用はごくわずかだし、それも外資系証券会社の利益ランキングとか、結論とは極めて遠いデータばかり。職種では中間管理職は不要になるとか、あげくの果てに結論は「切捨てられない仕事は=誰かととって替えられないような仕事」だって…20年も前からそんなこと言われているし。とんでもなく浅っさい記事でした。
期待したのは例えば、紹介されている製薬業界の営業MRは、現就労者約××名は、こういう理由で5年後△△名までに減る!というような内容を表にしたような、細かい職種に対応した数値的大胆予測! みたいな記事だったのですが。
<今回の案の定>
一番消えそうな雑誌出版関連の職業については、何も触れられてませんでしたぁ。