ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

上京その3 カーボン製の弦楽器

2012年11月17日 10時08分16秒 | ヴァイオリン
 カーボン製チェロを店頭で眺める機会がありました。お店のホームページによればmezzo-forte社(ドイツ)製とのことで、価格は¥682,500、チェロの値段がヴァイオリンと同じと仮定すれば、量産品の高いものに相当します。店員さんは音はなかなかよいと話していました。また、希望があればカーボン製ヴァイオリンも同じメーカーから取り寄せられると聞きました。

 蛇足ながら、「カーボン製」と言う表現は厳密には不正確で、「カーボン繊維強化プラスチック製」と言うのがより正確なものと思います。ただ、プラスチック製と聞くと安物と思われがちだからなのか、補強材のカーボン繊維に由来する「カーボン製」の呼称が一般的に使われています。

 このカーボン製チェロは漆黒ではなく少し白っぽい黒色で、カーボン繊維織布の織り目が見えます。それ以外に目に付いたのは、f字の上下の丸めた部分が無いこと、スクロールが無いことなどで、印象が少々不確かながら、エッジも不明瞭だったような気がします。黒色である点を抜きにしても、木製チェロとはかなり違う感じがします。

 素材の特性から耐候性が強く、水にも強いので、屋外などでの演奏にも向きますから、用途によってはカーボン製チェロやヴァイオリンの需要もあるかも知れませんね。

 私の経験上、カーボン製のヴァイオリン弓なら、黒色であってもそれほど気にはなりませんが、楽器が黒色だと違和感があるのではと思います。出来れば塗装を検討した方がよいのではと思いました。

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コメント (5)
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