ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

フルートで交響曲(4)

2018年02月27日 07時56分15秒 | フルート
 シリーズの最初に触れたフルート名曲26選中のドヴォルザークの交響曲第8番第3楽章アレグレット・グラツィオーソ。とてもきれいなメロディーが特長。

 気の付いた事があります。

 フルートのパート譜は左右2頁にまとまっていて、他楽章のメロディーを前奏として加えた編曲になっています。原曲は三部形式でコーダも付いていますから、この編曲では中間部とコーダが省かれています。記号で言えばABA+CodaのうちAのみ。

 そこで、もう少し原曲の感じに近づけるため、中間部も加えたABの構成にしたらどうかなんて考えて見ました。Bの最後は一旦終わったような感じがありますので、それほど不自然ではありません。

 こうすれば発表会用にも十分な長さになるのではと思います。


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フルートで交響曲(3)

2018年02月25日 06時54分05秒 | フルート
 私が何回か取り上げた事の有るハイドンの交響曲第63番「ラ・ロクスラーヌ」第2楽章。ハイドンの全交響曲中の最もオススメの曲と思っています。

 Petrucci Music Libraryにはピアノ用に編曲したものがありますが、フルートとピアノで演奏するには編曲し直す必要があります。

 可愛らしい曲でありながら、フルートとピアノのみでは少々単調かなとも思います。フルートアンサンブルで演奏する方が向くかもしれません。音色から言えばオーボエにも向くように思います。


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特殊(管)な話

2018年02月23日 07時57分59秒 | フルート
 普通のフルート以外の、小さい方ではピッコロ、大きい方ではアルトフルート、バスフルート、コントラバスフルートなどを特殊管と呼んでいます。他にもあります。

 持っているバスフルートの重量は1.3Kg。立って吹く事も出来ますが、所属しているアンサンブルで吹く際には、主管に支持棒を取り付け、座って膝の上に載せます。

 支持棒の先のゴム足は小さい(私の楽器では直径が約17mm)ので、衣服を通して膝に跡が付きます。直接床に届く長さ(90cm程度)の支持棒を特注する方法もネットで紹介されています。

 適当な材質の板を膝の上に置けば圧力が分散されます。ただし板単独では膝の上で滑って床に落ちる可能性が有り、滑り防止と見た目を考慮し布で被覆するのがよさそうに思います。

 被覆の手間を省くために袋物の利用を考え、100円ショップで見つけた黒猫の顔の形状の布製ポーチ(財布?)を使う事にしました。口が小さいので中に入れる板紙の形状・サイズに制約があります。暗色の衣装を着るなら黒色は目立たちません。

 厚み2mmほどの板紙を用いる事にし、さらに厚みとクッション性を付与するためニードルパンチシート(30cm×30cmの床タイル形状)を求めました。シートの裏側にストライプ状の粘着加工が施されており、貼りあわせるのに適しています。

 所定の形状に切った板紙の裏側に同じ形状のニードルパンチシートを貼りあわせ、ポーチ内に収めてバスフルート用クッション完成。猫の顔の付いていない黒無地の側を上側にして使用します。

 ≪蛇足≫黒猫の首輪は赤が多いようなので、チャックの引き手の孔に赤い紐を付けて見ました。紐が有れば、離席時に譜面台から吊るしたり、移動する際に楽器や楽譜と共に持つのに便利と思います。


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残業手当減らしに有効な諸制度

2018年02月22日 20時20分56秒 | その他
 その前に。

 労使関係において使用者と労働者を区分けする場合、会社の取締役以上のみが非組合員であって、れ以外はすべて組合員であることが大原則の筈。ただし労働組合法では人事・労務などの部課長は使用者の利益代表として組合員の例外とする事が認められていて、これに関しては多くの人の理解が得られると思います。

 私がかつて在籍した会社、なかなか会社側が巧妙で、副課長以上は自動的に非組合員となり、見た事は有りませんが労働協約で決めてあったらしい。そうであれば、部課長を非組合員とする事に違法性は生じません。

 管理職を非組合員とする事についてはなんとなく納得している人が多いと思いますが、いかがわしさが無いではありません。労働協約を締結した際の労働組合が知識不足だったか、会社に押し切られたかのいずれかの可能性も考えられます。

 フレックス勤務制も極めていかがわしい制度。出勤・退勤の時刻を自由に決められるとの触れ込みで残業時間の把握を会社側が放棄し、一定のみなし労働時間を設定してその分の残業手当相当分を支給する事になりましたから、それまで青天井だった残業手当がガタ減りし、タダ働きが増えた可能性があります。会社にとっては労働時間を短縮すること無く人件費の抑制が可能になりました。

 副課長になったら管理職手当が付くようになりましたが、実態はみなし残業時間相当の手当に過ぎません。計算すれば何時間分かは分かりますが、それ以上残業しても手当は増えません。非組合員なので組合から申し入れる事も出来ず、クビになるのを恐れて誰も苦情は言いません。多少ブラックな会社でも組合員をクビにするのは意外と難しいのに対し、非組合員は比較的容易に解雇出来ます。

 裁量労働制についてはそのような考え方が有ると聞いて居ましたが、基本的には高度な技量を有し、自分で仕事の進行について決める事が出来る人に限ると言われていて、会社も導入をためらいました。適用できるのは部長級以上の、しかも一部の人にしか適用できないのでメリットがあまり無いと言われていました。

 最近、裁量労働制が議論されているように聞きますが、広めようとするのはいかがなものかと思います。仮に高度な技量を有し、自分で仕事の進行について決められる人の給与を裁量労働制によって抑制したらむしろ労働意欲を殺ぐ可能性があります。給与を抑制したいのなら、他にもいろいろな方法が有る筈。働き方改革と言えば労働者の視点に立つものでも、これでは働かせ方改革ではないかと言う気がします。


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フルートで交響曲(2)

2018年02月21日 06時28分55秒 | フルート
 104曲のハイドンの交響曲のうちでよく知られているのは88番「V字」以降と思いますが、104曲のそれぞれを聞くとなかなかに個性的な曲があります。なお89番には「W字」と言うタイトルが付いています。

 そこで今回はハイドンの交響曲第44番「悲しみ」第3楽章。

 有名な第45番「告別」の一つ前の曲で作曲者が自身の葬儀用にと望んだとの事。なお次作の「告別」は告別式用ではありません。

 楽器編成はオーボエ2、ホルン2と弦楽5部で、ほとんどの部分は弦楽5部で演奏され、第3楽章は長調でありながら若干寂しさも感じられる静かな曲想を持っています。

 フルートとピアノ用に編曲したものは見当たらないので、第1ヴァイオリンのメロディーを拾って吹く事になります。実際にフルートで吹いて見て、編曲を依頼するかどうか考えて見ようと思います。

 調性はE-dur(ホ長調)で、アマチュアが吹くのに♯が4つは少しつらい感じがあり、F-dur(ヘ長調)に移調したくなるところ。でもこのままで行きましょう。


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