ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

フルートの改造?

2018年08月31日 15時36分10秒 | フルート
 練習で身に着けるべき点は頑張りますが、楽器の側で解決できるものはそれに頼ろうとつい思います。FisやGisの出やすい頭部管を探したのもその一つ。ヴァイオリンだとこう言う発想は生じません。楽器は何百年と変わらないし、弓をカーボンで、松脂を合成樹脂で、なんて言う事は異端視されています。

 頭部管については大手楽器店に恥をしのんで電話したら、頭部管変更の二次的効果でそのような事が起こる場合が有ると聞いたのが発端。頭部管を多数販売しているのでそのような情報が入るのでしょう。ネットでいくら検索してもこう言う情報にはぶち当たりません。聞くは一時の恥とはよく言ったもの。

 頭部管変更の効果はレッスンをお願いしている先生も認められましたが、同時に呆れて居られました。普通は吹き方で改善するものなので。

 問題点をメカで解決する方法も有りそうで、標準仕様には無い機構を購入時にプラスするか、場合によっては後日に加工をお願いする事が出来ます。

 サンキョウフルートのホームページを見ていてF#メカ、C#トリルキーに着目して見ました。確かにFisがもっと安定に出せればとは思いますし、高音側の音がCisのトリルも意外と厄介。

 Fisメカの後付けをして頂けそうな関係先にお尋ねしましたら、F#メカ(=Fisメカ)の効果はそれほどではないと言うニュアンスを感じました。確かに手がけるメーカーは少なく、と言う事は需要が少ない、つまりは効果が、と言う事なのかな。

 Cisを使うトリルについては、特に人差し指が思うように動かないのには困ります。
そこで思い出したのがヴァイオリン、音程を決めるのは左手の指4本のみで、人差し指は頻繁に使います。ところがフルートを持つと動きにくいのは不思議。

 ヴァイオリンを弾く際にいずれかの指に力が入っていると、他の指が思うように動かない事がたまに有り、そのような場合には他の指に力を入れるようにして解消する事があります。

 私のフルートの持ち方ではCキーを開閉してのトリルは安定しませんが、左手の位置をずらして見るとCキーの開閉が安定する場合が有ります。また、左手人差し指の付け根に「リングー」と言う商品名の指ぬきのようなものを被せるとCキーの操作が容易になるように感じます。

 と言う事で、F#メカ、C#トリルキーについては当面見送る事としました。


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グラウンのコンチェルト

2018年08月25日 19時54分46秒 | フルート
 リストでご紹介した一連の曲の一つでただ今練習中。

 J.G.GraunのFlute(or Recorder)Concerto in F major。

 楽譜としてはIMSLPの古いパート譜面以外に市販のピアノ伴奏版の楽譜もあるようなので問い合わせ中。あいにく現地(英国)担当者は夏休みを取っている模様。早くて10日から一週間、遅ければ一か月後。こう言うのってカントリーリスク?

 第2楽章がおすすめで、いかにもリコーダー的な素朴なメロディーが特徴。バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番のラルゴを早回しにしたような曲想のように思います。同時代の作曲家なので、当時このような感じの音楽が有ったものと思います。

 パート譜ではフルート、ヴァイオリンⅠ、ヴァイオリンⅡ、バスとなっていますから、フルート(orリコーダー)協奏曲と言うより、フルート(orリコーダー)四重奏曲のようにも見えます。


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フルート探しのご参考

2018年08月18日 19時52分17秒 | フルート
 参加しているアンサンブルのメンバーの楽器を拝見すると、意外にもリングキーが多く、H管はごくまれ、ゴールドをお持ちの方も何人か居ます。買い替えた、買い替えたいと言う話もあります。

 かく言う私、色々なフルートを比較した事は無く、メインの楽器購入の際に同クラスの楽器を比較しただけ。ゴールドに関しては先生の楽器を吹かせて頂いた程度。どのメーカーの何と言う楽器が良いなどと言える知見はありません。

 うわさでは著名なフルーティストが種々の楽器を試したデータが有るらしく、偶然にもYouTubeでそれらしきものを見付けました。

 それが「Sir James Galway 16 Flutes Demonstration 」と言うもの。パユ様じゃないのと言う人も居るかも知れませんが、ゴールウェイだって超一流。彼はナガハラのゴールウェイモデルを愛用と聞きます。ナガハラのゴールウェイモデルの頭部管なら私も試しましたが合わなかった記憶が有ります。

 ゴールウェイは内外のフルートを比較していますが国産はムラマツのみ。ところがムラマツの最も低価格のEXも吹かれていて、これは見識と言うべき?

 この比較を聞いて各楽器の差が明らかであると言い切れる人はともかく、私の印象では大差は有りません。

 そのムラマツEXは頭部管銀、即ち主管と足部管は洋銀で、サンキョウのエチュードなどと仕様は同じ。

 弘法筆を選ばずではありませんが、ゴールウェイほどの腕が有ればどの楽器でも良く鳴ります。

 専門家や専門家の卵の場合には楽器のせいで負けたと思いたくないでしょうから、ついつい高額の楽器に目が行くのではと想像します。


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曲探し途中経過

2018年08月17日 07時58分39秒 | 音楽
 「フルート協奏曲」や「flute concerto」をキーワードとする検索を一通り行ない、その後は他のキーワードで試みました。類義語については自動的に検索されていると思いますが、その範囲は明らかではありません。

 これ以外に時代、作曲家名、出版社などで検索する方法が考えられますけれども、どこをどう検索してよいのか見当がつかず、中断しています。

 YouTube中心に探した中で良さそうな12曲を列挙しておきます。一部は既にご紹介しましたので重複します。原則としてYouTubeにおけるタイトルの表記法で示しておきます。

 Antonin Fils Concerto in D major
 Carl Reinecke Flute Concerto in D major op.283
 Hoffmeister Flute Concerto No.17 in D major
 Bernhard Romberg Flute Concerto op.17
 Stalder Flute Concerto in B-flat major
 I.J.Pleyell Concerto for Flute and Orchestra I mvt
 P.G.Buffardin part Ⅱ Concerto in E minor
 Sammartini Flute Concerto in F major
 J.G.Graun Flute(Recorder)Concerto in F major
 Baltromeo Campagnoli Flute Concerto in D major op.3 no.2
 Friedrich Schwindl Concerto for Flute and Orchestra in D major
 R.A.Piacentino Concerto for Flute,Strings&b.c. in G major

 Sammartini以降の5曲は私の特におすすめのもの。楽譜出版元などの情報は次の通り。

 Sammartini・・・Schott社(ムラマツフルート扱い)、取り寄せ中。
 J.G.Graun・・・Moeck社(㈲ありむす扱い)、問い合わせ中。
 IMSLPのサイトに古いパート譜が有ります。
 Campagnoli・・・Heinrich社(ムラマツフルート扱い)
 Schwindl・・・Breitkopf社(ムラマツフルート、ロケットミュージック扱い)
 Piacentino・・・見当らないのでメロディーのみ採譜しました。


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恒例の終戦記念日

2018年08月15日 08時33分01秒 | その他
 昭和20年8月15日(水)正午にいわゆる玉音放送が行なわれました。玉音放送とは昭和天皇が録音して行われた終戦の詔勅の放送を指し、これにより一般国民に終戦が周知されました。玉音の「玉」(ぎょく)は天皇を意味します。

 明治以降、日本は清国、ロシアに連勝しましたけれど、日支事変を経て引き起こした三度目の大東亜戦争で連合国に敗れました。

 大東亜戦争に兵隊として出征した人、家を守った人、徴用されて軍務に協力した人など、戦時中に置かれた立場は人それぞれと思いますが、多くの人達が戦中戦後の日本を支え、今日に至っています。

 戦時中の出来事を語り継ごうと言う動きも各地で見られますけれども、語る事自体がはばかられたり、また語れば非難を招いた事もあって、多くの記憶がそのまま埋もれて消失したものと思います。

 現在、大東亜戦争そのものを「悪」ととらえる人が多いのは、敗戦に至る悲惨な経過を見れば無理からぬ事と思いますが、父親に聞いた話では当時の知識人(実は戦争に批判的)に共通した考えとして、開戦はやむを得なかった、ただし昭和17年のシンガポール陥落を好機として戦争を終結すべきであったと言う事だったらしい。「悪」ととらえようとするのは後の人達。

 さて、かく言う私は戦後生まれなので、戦争中に自分で見聞きした事は無く、こうして書いている事は両親から聞いた話がメインになります。終戦の昭和20年が73年前になりますから、その人の理解力や記憶力にもよりますが、当時5歳だった78歳以上の人が子供の時に終戦を知った事になります。

 しかし、戦争の意味するところや戦時中に親が苦労した点を理解していたかと言う点で考えれば、当時5歳では少々頼りなく、理解していたのはもう少し年長の人ではなかったかと思います。私のような70歳くらいの者が戦争を実感したかのように発言すればそれは全くのウソ。

 私の父親は兵隊時代に見聞きした悲惨な話が有るとは言いましたが、何の話題かについてはほとんど口をつぐんだまま亡くなりました。唯一話したのが都内の空襲跡の焼死体の片付けに従事した話で、手足を持ってトラックの荷台にほうり上げたとの事で、感覚が麻痺していて何の感慨も無かったと聞いたのが唯一。

 父親はまた、外地(=海外の占領地)でののどかな話は多少冗舌にしてくれましたが、これとて戦争を美化するものと非難される恐れが有るためか、家の外では口外しなかったものと思います。

 戦時中の経験談の扱いについてはこのような面がいつまでも残ったようで、聞く側が批判せずに語らせ、教訓として残すべきであったと思いますが、時既に遅し。

 戦争中の話が秘かに語り継がれているかと言うと、終戦当時20歳であった人(兵隊としての経験談をお持ちの筈)は現在93歳、話を引き継いだ子供は一世代30年とすると現在63歳、まあお元気でしょうから聞いた話は記憶されていると思います。今のうちにまとめておくべきかと思います。

 孫はとなると同様な計算なら現在33歳と言う事になりますが、核家族化が進みましたから、戦争中の話が伝わっていない可能性が大きいでしょう。かくして貴重な経験談の多くは伝わらないまま。

 「戦争法案反対」などと口を揃えて叫ぶのは我が国では権利として認められていますから決して悪いとは言いませんが、過去の歴史を殊更封印するのではなく、教訓としてまとめてから叫ぶべきではないかと思います。これこそ歴史認識の誤り。


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