会社の社長自らが労働者に長時間労働をするよう命令しているかと言うと、まあ普通そんな事はありません。取締役、工場長や部長も恐らくそんな事はしないと思います。あるとすればもう少し下のクラスの人と思います。
私が在籍した会社でも長時間労働が原因ではないかと言われる死亡者が出ましたし、残業時間の長さは国内有数でしたが、私自身は残業するように命じられた事はただの一度もありません。職種によっては命令による残業があると入社後の研修で労務担当の課長が言っていましたから、職場に恵まれたのかも知れません。
それでも残業する人が多かったのは基本給が安いせいとの笑えない話もあります。しかし実際には周囲の目を気にして残業する人が多かったではと思います。
本来、労働の内容は使用者が決めるべきで、労働者は使用者の指図に従って労働し、その繰り返しになる事が多いと思います。しかし、会社の企画部門の業務や創造的な業務の場合、上司が無能でなくても具体的な業務上の指示を出せない場合があり、労働者が目標を定め、達成の方法を考えて行くケースが生じます。本来的にはおかしな事と思います。
自ら定めた目標を達成すれば労働者の感激も大きいかと思いますが、いつしかそのような感激を追い求め、それによって自身が向上するかのような錯覚に陥り、自身を追い立てるようになってはいないか。
こうなると身体を壊す事もかえりみず、長時間労働をいとわずに働くようになります。このような働き方は労働基準法に反するのは勿論の事、フェアープレーの精神にも反しますが、逆に会社の思うつぼでもあります。働く目的は自己実現のためなどと言う、いかがわしいセリフに踊らされてはいけません。給与に見合った労働をするのは労働者に課せられた当然の義務でも、それ以上働く義務は全くありません。
自身を犠牲にして働くのは戦時中の滅私奉公と同様に悪徳そのもの。そのまま続ければ普通でも寿命を縮める事になりますし、精神的に追い詰められれば自らを否定したくなるような病的な状態に陥る可能性もあります。話題になっている某大手広告代理店は国策で動いてきた時期もあるそうなので、経営の基本が未だに軍国主義なのかも知れません。
長時間労働を強いるのは意外やあなた自身ではありませんか。人目を気にする事はやめて、まずは我が身を大切に考えましょう。使用者からすれば若年での退職(死亡は自然退職と分類されます。)なら支払った給与も少ないし、退職金もゼロか僅かな額で済むので使い得。見えないところで使用者が喜んでいたらどうしますか。
《コメントを下さる方々へのお願い》
コメントを下さる方は、恐れ入りますがご自身のブログのURLをご記入下さい。
お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きます。悪しからず。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
私が在籍した会社でも長時間労働が原因ではないかと言われる死亡者が出ましたし、残業時間の長さは国内有数でしたが、私自身は残業するように命じられた事はただの一度もありません。職種によっては命令による残業があると入社後の研修で労務担当の課長が言っていましたから、職場に恵まれたのかも知れません。
それでも残業する人が多かったのは基本給が安いせいとの笑えない話もあります。しかし実際には周囲の目を気にして残業する人が多かったではと思います。
本来、労働の内容は使用者が決めるべきで、労働者は使用者の指図に従って労働し、その繰り返しになる事が多いと思います。しかし、会社の企画部門の業務や創造的な業務の場合、上司が無能でなくても具体的な業務上の指示を出せない場合があり、労働者が目標を定め、達成の方法を考えて行くケースが生じます。本来的にはおかしな事と思います。
自ら定めた目標を達成すれば労働者の感激も大きいかと思いますが、いつしかそのような感激を追い求め、それによって自身が向上するかのような錯覚に陥り、自身を追い立てるようになってはいないか。
こうなると身体を壊す事もかえりみず、長時間労働をいとわずに働くようになります。このような働き方は労働基準法に反するのは勿論の事、フェアープレーの精神にも反しますが、逆に会社の思うつぼでもあります。働く目的は自己実現のためなどと言う、いかがわしいセリフに踊らされてはいけません。給与に見合った労働をするのは労働者に課せられた当然の義務でも、それ以上働く義務は全くありません。
自身を犠牲にして働くのは戦時中の滅私奉公と同様に悪徳そのもの。そのまま続ければ普通でも寿命を縮める事になりますし、精神的に追い詰められれば自らを否定したくなるような病的な状態に陥る可能性もあります。話題になっている某大手広告代理店は国策で動いてきた時期もあるそうなので、経営の基本が未だに軍国主義なのかも知れません。
長時間労働を強いるのは意外やあなた自身ではありませんか。人目を気にする事はやめて、まずは我が身を大切に考えましょう。使用者からすれば若年での退職(死亡は自然退職と分類されます。)なら支払った給与も少ないし、退職金もゼロか僅かな額で済むので使い得。見えないところで使用者が喜んでいたらどうしますか。
《コメントを下さる方々へのお願い》
コメントを下さる方は、恐れ入りますがご自身のブログのURLをご記入下さい。
お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きます。悪しからず。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村