ヴァイオリンとフルートのRio

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伊勢神宮トップは代々女性、なのに

2017年06月27日 20時53分32秒 | その他
 昔は皇大神宮と呼ぶ人の多かった伊勢神宮。皇室の祖である天照大神が祭神で、皇室とはさぞ密接な関係にあると思いきや、憲法が定める政教分離の原則のため、現在は国やその機関、勿論皇室とも公的には無関係。宗教法人の一つに過ぎません。

 伊勢神宮の宮司は他の幾つかの有力な神社の場合と同様に大宮司と呼ばれます。現在の大宮司は鷹司尚武氏、旧姓は松平と言う事は武家出身なのかな。元は公家である鷹司家の養子となって大宮司に就任しています。伊勢神宮の大宮司は男性であって然るべきと思う人は少なくない筈。

 しかし伊勢神宮のトップは大宮司ではなく実は祭主。黒田清子さんが務められると報道されています。前祭主の池田厚子さんが退任されたための後任。祭主は伊勢神宮独特のもので、天皇の使者の意味を持つらしい。代々皇室にゆかりのある方々、近年は女性が就任されています。

 憲法上の建前はともかく、皇室との縁が特別に深いと言われる伊勢神宮でもトップには以前から女性が就任しています。一般の神社で女性の参拝を不可とするケースも過去にはありましたが、現在では解禁されています。

 伊勢神宮の祭主を女性が務めるようになっているのに、宮中祭祀は男性でないと務まらない、だから天皇は男性でなければならないとする理由は一体何か。

 神道関係で従来から言われるのは、女性は不浄、要するにキタナイからと言う説が有力で、公式に否定されようとしまいとこの説が有力視されています。しかしこれは明白な女性差別、日本弁護士会は速やかに国連にたれこむべき。義務を怠ってはいけません。

 それとも天皇は特別な存在であるのに対し、伊勢神宮は皇室とは公的には関係が無い一宗教法人なのでルールが違ってもよいと言う考えなのかな。しかし天皇は男系に限ると考える方々は、伊勢神宮も重要視している筈。伊勢神宮の祭主が女性である事に今まで異を唱えなかったのは実に不思議に思います。


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原子力の危険要素は人材不足

2017年06月21日 21時20分14秒 | その他
 一応原子力工学概論の講義を受けた事があるし、菅総理が頼りにした東工大の有富正憲教授は知り合い。原子力について多くは語れませんが知識が皆無でもありません。その有富氏が悪者にされてしまったのは気の毒で、本人を知らない誰かが悪意を込めてイメージを捏造したに違いありません。

 ところで原子力関係の職場を見た事のある人に聞いた話によれば、現場の実際の業務に、学歴から見て専門家とは言えない人達が多数従事しているらしい。

 これではいざと言う場合に対処策が頭に浮かぶとは思えないし、自身が危険で退避すべき事もよく分からない可能性が大きいと思います。職場で研修が行なわれるとしても、かなり高度な内容を理解し自分の物としておかないと、思わぬミスが大事故に発展しかねません。

 RI(ラジオアイソトープの略、即ち放射性同位体)を扱う実験では細心の注意を払って物を置く位置や手順にも気を遣いますが、原子炉運転の危険性はそれどころではありません。

 本来、大学の専門学科で学んだ人材を第一線に配置すべきで、なおかつ社内的な資格制度を設けて、資格試験に合格する事を作業に携わる際の要件とすべきではないかとさえ思います。

 かつての花形であった原子力関連の学科も今や人気薄で、教授が悪者扱いされるようでは学生の志望者も減ります。人材不足になれば、必要な期間が数十年と言われる廃炉作業を長期間にわたり安全に行なう事が出来ない相談になる可能性も懸念されます。

 学費免除等の優遇策により、原子力の専門家を無理にでも養成しなければならない事態になるかも知れません。

 先ごろ獣医学部が必要と言う話もありましたが、原子力工学関係の学科も増やすべきと思います。全国各地で必要性が有り、特定の妙な学校に肩入れする必要はありませんから、国会で追及される恐れも少ない・・・と言うのは蛇足。


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グルテンフリー

2017年06月17日 20時39分14秒 | その他
 誰かが痩せると思って広めている「グルテンフリー」。

 普通の食生活を送る人なら誰もがグルテンを摂取しています。グルテンは植物由来の蛋白質の一種で小麦などに含まれています。その小麦粉には、グルテンの多い順に強力粉(きょうりきこ)、中力粉(ちゅうりきこ)、薄力粉(はくりきこ)が有ります。

 強力粉はパン作りには欠かせませんし、中力粉は一般的な麺類、たこ焼き、お好み焼きを作るのに使われます。薄力粉はほとんどの洋菓子に使われます。今や偉くなっているラーメンの麺作りには中力粉から強力粉の範囲のものが使われます。パスタもグルテンの多い小麦粉で作られます。

 と言う事は「グルテンフリー」、つまりグルテン無しの食生活をしようと思えば、パンは勿論、麺類やパスタ、「こなもん」、ケーキはもっての外、絶対に食べてはいけません。

 グルテンを排斥したいならベトナムへでも移住したらいかが。彼の地は米作地で、麺類も春巻きの皮も米粉製、グルテンフリーの生活をするにはとても好都合と思います。そうそう、ベトナムの女性はスタイルが良く、そちらの効果も期待出来ますね。

 ついでながらグルテンの固まりである麩(ふ)は菜食主義者の貴重な蛋白源になっています。精進料理にも使われます。菜食主義では食事のバランスを取る事は難しく、その上麩(ふ)を食べなかったら栄養不良になるのは必定で、グルテンフリーは自殺行為と思います。

 私の親の世代の人達は米食一辺倒の弊害を改めようとしてパン食を取り入れて来ました。なぜ昔に戻る必要があるのかと思います。グルテンフリーは小麦粉に恨みでも抱くおかしな人が広めているのでしょう。


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高層階にはハシゴ車は届きません(その2)

2017年06月15日 21時45分48秒 | その他
 
 以前、所沢での火災に際して「高層階にはハシゴ車は届きません」と書きましたが、この度ロンドンの24階建ての高層住宅で火災が起こり、多数の犠牲者が出たと伝えられています。

 国によって事情の違いは多少有るにせよ、高層階にはハシゴ車は届きませんし、ヘリコプターでの救助は下からの火災の熱を避けて行なう必要が有りますので火災時には不可能と思います。つまり待っても救助は期待出来ません。

 確か11階以上の高層建築の場合、内装の不燃化が義務付けられています。ただし不燃とは絶対に燃えない意味ではなく、逃げる時間として想定された時間内は激しく燃えたり有毒なガスを出さないと言う程度の意味なので過信は出来ません。難燃と言う表示のあるものは文字通りの意味は燃え難いであっても、実際にはメラメラ燃える事は無いと言う程度の頼りないもので、燃えると言っても差し支えないと思います。

 そうは言っても建築物や内装材は有る程度燃えにくいものであるのに、ロンドンの火災でも屋内で火の手が上がっていて手の付けられない状態になっているのは何故か。

 理由は、屋内に可燃物が大量に有るからで、部屋の中を見回せば燃えないものはむしろ少ない筈と思います。

 衣食住で言えば、衣服のうちウール製品は比較的燃えにくいと言えますが、塩ビ以外の化学繊維は燃えやすく、木綿も同様。食べ物も燃えない事はなく、食用油脂なら簡単に燃えます。木製の家具も燃えるし、本や紙製の書類、新聞、雑誌なども燃えます。他にも燃える物は多数あります。

 建築時には内装も含めて基準を満たしていても、居住者の好みで防炎性カーテンを燃えやすいカーテンに取り替えればそれまでだし、内装材を燃えやすいものに貼り換えたりしても危険性は増します。

 なお、他の災害を想定した場合でも、高層階から1階まで往復するのは大変な事で、災害時に必要な物資を受け取りに行ったりするだけでも、エレベーターが停止した状態ではかなりの負担になります。出来ればハシゴ車が届く程度の階に住むべきではないかと思います。


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骨粗しょう症と皮膚がんの二択

2017年06月13日 08時36分16秒 | その他
 「ためしてガッテン」と言う番組をたまたま見ていたら骨粗しょう症予防のためには日頃から日に当たる事が必要と言っていました。

 骨を作るカルシウムはビタミンDの助けが無いと吸収されにくく、そのビタミンDは体内で日光の助けにより生成されるため、日光浴の意義があると言う訳。

 蛇足ながら、カルシウムは水に僅かしか溶けないため、仮に魚の骨をバリバリ食べても、吸収されるカルシウムはごくごく一部。カルシウムを含むと言われる牛乳、魚、野菜を単に摂取するだけではなく、吸収にも気を使う必要があります。

 周辺で見かけるご婦人達、夏でも長袖か長い手袋をまとい、サンバイザーかつばの広い帽子をかぶるなど紫外線対策は万全。肌を白く保つためとばかり思って居たら、皮膚がん防止のためらしい。誰かが誤った考えを広めたものと思います。

 健康に関する情報は年々変わるので、私の知識が怪しい事は認めますが、私の小さい頃、冬期の日照時間の少ない地域で「くる病」(乳幼児の骨格異常をまねく病気)が多く発生するため、乳幼児の日光浴させる事が推奨されていました。現在、乳幼児の日光浴が無知により危険視されていたら困りますね。

 過度な日光浴は皮膚がんの原因となり得ますけれど、実はこの皮膚がんは白人に多く発症し、日本人ではまれと言われています。日本人は黄色人種であるため、白人にくらべて皮膚が紫外線を吸収しにくく、紫外線の悪影響を受けにくいからとの事。

 紫外線対策万全の方々は皮膚がんを予防する事の引き替えに、高齢になる頃には骨密度が不十分になり、転倒すると骨折しやすくなる危険性は顧みないらしい。

 適度に日光に当たれば防止できる骨粗しょう症、医者も日に当たらないでビタミンD不足になっている事までは気が付きません。


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