ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

「サ高住」に注意!

2018年11月25日 17時13分34秒 | その他
 NHKの「ストップ詐欺被害、私は騙されない」ではありませんが、「サ高住」に関して正確に理解されていないように思います。

 「サ高住」は「サービス付き高齢者向け住宅」の略称。法律の基準に基づくもので、表面上の経費は有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅の順に安くなって行くように見えます。安くてサービス付きと聞けば飛びつくのも無理からぬところ。

 注意して欲しいのは「サービス付き・・・」のサービスなるものの正体。これを介護サービスであるかのように見誤る人が居ます。

 実は「サ高住」に入居しただけで、当然のように介護サービスが受けられると言う事は有りません。

 「サービス付き・・・」のサービスの意味は、一日に一度の安否確認、生きているか死んでいるかの確認を行なう事、それ以外に、通常は日勤の管理人が詰めていて受付業務、郵便や宅配の荷物の受け渡しなどをしてくれる上、食事の提供も受けられます。分かりやすく例えるなら「サ高住」は安否確認付きの独身寮のイメージ。

 入居と同時に介護サービスを受けたい、あるいは入居後に介護サービスを受ける必要が生じたときは、市区町村の窓口に申請して要介護認定を受ける必要が有ります。その上で訪問介護人に依頼して介護サービスを受けます。介護保険が使えるとしても介護サービスは別料金。

 介護サービスを受けられる曜日・時間帯・内容は予め決められ、それ以外の曜日・時間帯・内容の介護サービスは受けられないのが普通。24時間介護スタッフが常駐して、いつでも介護サービスを受けられる有料老人ホームや特別養護老人ホームとは違います。

 日勤の管理人が居なくなる夜間にスタッフが居ない「サ高住」もあり、緊急通報装置は有っても自分で通報しなければなりません。意識を失なったり、動けない場合には困ります。

 有料老人ホームや特別養護老人ホームだけでは高齢者を収容するには不足しますので、それを補うために「サービス付き高齢者向け住宅」の存在意義は有ると思います。

 単に「高齢者向け住宅」と名付けただけでは、ワンルームマンションとの違いが明らかではなく、高いと思われて売れませんから、事業者は困ります。そこで立法の際に「サービス付き」の字句を加え、サービスの内容を定義したものと思います。「介護サービス付き」とは言ってないので嘘は有りませんが。


《コメントを下さる方々へのお願い》

 コメントを下さる方は、恐れ入りますがご自身のブログのURLをご記入下さい。
 お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きます。悪しからず。


にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへにほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする