イクラ不漁

今年はイクラが不漁で値段が高騰しています。ロシアからの輸入も滞っているのでしょう。お正月にもよく使われますので、イクラを取り扱う人は困っていると思います。私は毎年、値頃の筋子を見つけて購入し、加工しています。

筋子をばらばらにしてイクラにするためには、手でばらす以外に、おろし金より粗い木製おろし器を使う方法もありますが、お湯に漬けるのが最も楽です。40℃の湯を使うと、筋子の表面の薄い膜が少しずつ溶けるので、お湯を流しながら、お米を研ぐ要領で膜を除去して行きます。

ただ、お湯を使うのは少々勇気を要します。イクラが白く変色するからですが、お湯を除いて冷めれば元に戻ります。イクラの成分中、熱で変質する可能性が有るのはタンパク質ですが、40℃では変質しません。証拠と言えるかどうかですが、鶏卵の白身が固まるのは60℃以上です。また人間は40℃のお風呂に漬かっても大丈夫です。

その後味付けします。私は醤油：鮭＝1：1のシンプルな調味液に漬けますが、これは皆様の好みによります。


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