ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ベートーヴェンの序曲

2010年11月13日 09時14分10秒 | 音楽
 序曲と言うと、クラシックのコンサートでは最初に演奏され、それが終わると遅れてきた人達が急ぎ席に着き、それからメインの曲になるというイメージがありますね。

 レコードやCDならではの企画に序曲集というものがあります。モーツァルトやヴェルディなら、同じ作曲家の作品で序曲集を企画することが出来ますが、ベートーヴェンのオペラは「フィデリオ」1曲と聞きます。でも、実際、手許のCDでは、「エグモント」、「アテネの廃墟」、「プロメテウスの創造物」、「コリオラン」、「フィデリオ」、「レオノーレ」第1番および第3番が収録されています。

 ベートーヴェンの序曲はこの他にもあるようで、序曲と言っても、歌劇以外の劇の序曲や、ブラームスの「大学祝典序曲」のような式典の序曲というのもあるのですね。

 歌劇「フィデリオ」には、「フィデリオ」序曲、「レオノーレ」序曲第1番~同第3番の4つの序曲があります。推敲の人らしく、序曲を作り直したのだそうです。この「レオノーレ」は女主人公の名前ですが、歌劇の題名が「レオノーレ」だったこともあるので、「フィデリオ」序曲と「レオノーレ」序曲という両方の名前があるのだそうです。

 歌劇「フィデリオ」の幾つかの序曲、好みは分かれるかも知れませんが、最後の「レオノーレ」序曲第3番がさすがによく出来ています。冒頭はまるで交響曲が始まるかのような感じです。途中のトランペットのファンファーレも華やかですが、フルートが低音からスタッカートで駆け上がって始まる経過句、フルート好きなら、この部分につい注目します。

 話が本題から逸れて来ましたが、「レオノーレ」第3番のフルートの経過句の楽譜を探したら、ドレミ楽譜出版社の「オーケストラに響くフルート名旋律集」という楽譜集に掲載されていました。フルートが活躍するサワリの旋律を集めたものです。この本、フルート愛好家なら結構楽しめます。

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2 コメント

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フルートが印象的 (スローテンポ)
2010-11-13 12:32:57
こんにちは。
そう言えばベートーヴェンの序曲だけを集めたディスクは見たことがありません。見ていても記憶に残っていないのかもしれません。今,ネットで検索してみるとカラヤンのだけが見つかりました。レオノーレの3番はフルートのその箇所が一番おいしいですね。
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ベートーヴェンの序曲CD (Rio)
2010-11-13 14:08:16
 フルートの音色もお好きなようですね。

 ベートーヴェンの序曲は交響曲の余白に収録されていることがありますよね。ここに挙げた「手許のCD」とは、オイゲン・ヨッフムとバンベルク交響楽団の演奏のCDです。レコードならクリュイタンスとベルリンフィルのものを持っています。
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