ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

日本は四権分立

2018年04月12日 19時47分18秒 | その他
 会社員的な立場なら、社長のお友達の子弟が入社試験を受けると分かれば、人事担当者は内心首を傾げながらともかくも採用して社長に報告します。普通程度のデキの社長なら当然喜びます。同様にお友達の会社からの資材の購入、条件が多少悪くても優先的に行なわせるのも同様。

 いちいち社長から細かい指図が無くても、善処するのが大人の会社員の腕の見せ所と言うもの。ありがちな話だし、その手の話は在職中よく見聞きしました。ここで変に正義漢面する人が現れれば普通の社員にも嫌われ、そのうちつまみ出されます。

 これが国家レベルともなると、お友達が新たに学校を創立する話が持ち上がれば、下僚が気を利かせる事は有り得るし、認可が下りにくい案件なら認可が下りやすくなるよう便法を考えてやる事も十分考えられます。

 昨年から話題になっている森友・加計両学園に関するすっきりしない話にも実はそんな側面が有るのではないかな。安倍総理が知らないと言うのもあながち嘘ではなく、省庁が自らの利益のために行なった可能性も否定できません。まして昭恵夫人はいいように利用されただけ。

 しかし、話が週刊誌に取り上げられるようになれば、官僚があまりにも柔軟過ぎる対処をした事を隠さないと、法律違反が明らかになって処分も必要になりますから、省庁一丸となって隠蔽工作に走ります。今回多少の齟齬が生じたのは、中央省庁と出先とでそれぞれ守りたい思惑が相違し、ぶつかったためと思われます。

 隠蔽が完全に出来ないとなれば、誰に泥をかぶって貰い、誰を生き延びさせたらその省庁の利益になるかを考え、それに沿ってシナリオを作成し、答弁内容、処分を決めて行く、まあこんな所ではないか。

 官僚は行政の下にありながら、実際には政府とは別個に物を考え、官僚としての論理で動きます。三権分立は名ばかりで実は行政、官僚、立法、司法の四権分立、どうしても三権にこだわるのなら、官僚、立法、司法が三権。大人でもよくわからないこの話、子供にはとても理解できません。


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