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JR不審火と安全保障法案の関係

2015年09月12日 17時04分30秒 | その他
 世論j調査で安全保障関連法案に反対の人が多いと言う結果が出ていると言われます。外交交渉で平和は維持できるので日本の防衛力をこれ以上強化する必要はない、と考える人が多く、日本の将来は暗いと勘違いしそうになります。

 実は世論調査は質問の仕方に左右されます。「賛成」と「反対」の二択ではなく、「賛成」と「どちらかと言えば反対」の二択なら「どちらかと言えば反対」を選ぶ人が増え、さらに「どちらとも言えない」を加えた三択であれば「どちらとも言えない」を選ぶ人の割合いがかなり生じるとか。誰しも極端な意見に同調するのを避けたい心理が働くからと聞いたことが有ります。つまり結果を予想して質問を作ることも出来ると言う事。

 安全保障法制は衆議院選挙の際の与党の公約なので、今国会で審議する事自体は公約を履行している事になります。世論が反対しているのだから廃案にすべきとか、国民が理解していないから採決を急ぐべきでないと言う考えを野党が主張しています。一見正しいかのように思いますが、実は間違い。日本では国民の負託を受けた国会議員が論戦を交わして物事を決める議会制民主主義のしくみが確立しています。まして議事堂の外の雑音を気にする必要はありません。

 ところで唐突ながらJRの信号ケーブルなどへの放火事件が少し前に立て続けに起きました。信号ケーブルは人目の少ない箇所にも敷設されていますから狙うのは容易。高架橋から列車めがけて物を投げ下ろすなどの粗暴な行為をしなくても、ケーブル1本を損傷させれば鉄道をマヒさせることができます。スケールが小さいように見えても、実は国民の多数に迷惑をかける卑劣極まる破壊活動。

 まさかイスラム過激派の仕業とも思えないので、今なら安全保障法案に反対の人が犯人で有る可能性も否定できません。原発再稼働に不満を持つ人の可能性もありますね。昔の国鉄には過激な言動の地域労組がありましたけれど、信号ケーブルの破壊の仕方に専門的知識を要するのであれば、その末裔かも知れません。

 在職中に聞いた話では、工場の操業を妨害するには製造設備を破壊するよりも変電設備を破壊する方が効果的らしい。工場では高圧電力を受け電圧を下げて使用します。そのための変電設備を破壊されると新たに作るのに長期間かかるので痛手と聞きました。電圧を下げるための変圧器は四角くくり抜いた鉄板を重ねて鉄芯を作り、両側に所定の巻き数になるよう線を巻いて製作すると習いましたが。

 逆に言えば、これは良い機会かも知れません。官公庁、民間会社を始めとするあらゆる事業所や施設では、僅かな部分の破壊で大きなダメージを生む可能性のあるウィークポイントを探し、不足のテロに備える必要があります。意外にこんなものがと言う箇所が見つかるかも知れません。信号ケーブルへの放火も一度に多数の箇所で行なえば効果が有ったのに、小規模に行なうものだから相手に警戒心を与えただけ。結果として不逞の輩も当局の役に立っています。


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