ニュース
毎日テレビで見ているが、平穏無事で小さいニュースしかない日は何か無理物足りない感じがする。
重大ニュースは大抵の場合悲しむことが多いという事は、求めるものと現実は逆である。
例えば3人が犬に噛まれたと言う事実では気の毒だとは思う反面、こんな小さな出来事がニュースになるのだろうかとがっかりする。
殺人事件は治安が良いといわれる日本でも日常茶飯事で、事件がない日のほうがはるかに少ないという事は、心の中では、3人がかみ殺されたということを期待しているのであろうか。
自分でも本心がどちらにあるのかわからない時がある。いずれにせよ、人が傷ついたり、殺ろされたりすることはよくないことである。
そんな暗いニュースを知って喜ぶのは誰もいないと思うが、魔が差すと殺傷を期待する心と、そうでないように願う心。相反する感情が抱き合わせて意識の上に登ってくることがある。
人間が不幸を願っているのか、人生が不幸にまみれているのか。