暮らす、生きる、繋がる、持続可能な未来

人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

エコ検定フォロー講座 No.2

2018-12-20 14:14:49 | ビジネス・教育学習
◇プラスチック・ゴミの話題が多くなりました。
◇プラスチック・ストローの問題もトレンディーな話題になっています。
◇そこで、循環型社会に向けての課題について考えてみたいと思います。
◇参考情報として、昨日の毎日新聞の再生ボトルに関する論壇の記事を添付します。

◇ポイント①:循環型社会形成推進基本法(公布:2000年、施行:2001年)
 ・循環型社会に向けて施策を総合的、計画的に推進する意図を持つ法律です。
 ・そのなかで「3R:リデュース、リユース、リサイクル」の考え方が示されています。
 ・日本では、6億トン近くの廃棄物があるとされています。
 ・その約半分の3億トンが、循環利用されていないというデータがあります。
 ・また、循環型社会に向けて「3R」における優先順位をこの法律では強調しています。

◇ポイント②:排出者責任
 ・循環型社会形成推進基本法で示されている考え方の一つです。
 ・受容可能な環境維持のための汚染防止、制御費用は汚染者が負担するという原則があります。
 ・汚染者負担原則(PPP)です。
 ・これを廃棄物にあてはめると、「排出者責任」になるという解釈です。
 ・廃棄物はきちんと分別する、自分が出す廃棄物リサイクルやその処分に責任を持つ。
 ・昨今の「プラゴミ」問題は、まさにこの課題解決の投げかけです。

◇ポイント③:拡大生産者責任
 ・循環型社会形成推進基本法で示されている、もう一つの考え方です。
 ・生産者が生産、使用段階だけでなく、廃棄、リサイクル段階まで責任を負う考え方です。
 ・リサイクルや処分がし易い製品設計、材質の工夫が要求されています。
 ・製品の廃棄後に、生産者が引き取りやリサイクルを実施するというものです。
 ・制度と運営の仕組み自体は、大方できている気がするのです。

◇ポイント④:課題整理
 ・課題事項は実行の実態で、消費者が担う部分が多くあり、出来ていないということでは?
 ・昨今のストロー問題を皮切りに、プラゴミ対策の議論は賞賛すべきだ思います。
 ・これも、消費者の仕組みに追従した行動がなければ達成できないと思います。
 ・社会全体で、どうするかの実行が求められていると思います。

◇ポイント⑤:プラゴミ問題の課題解決に向けて
 ・間伐材を使った樹脂ストロー展開の話題があります。
 ・生分解プラスチックを使ったストロー展開の話題があります。
 ・マテリアルリサイクルの新しい技術の話(添付記事参照)があります。
 ・消費者としての排出者責任、生産者としての拡大生産者責任を考えてみたいと思うのです。

2018年12月20日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
コメント
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