表紙のイラストを描いている友人・千葉の米屋の加藤さんは、
野山や川辺の遊びでは天下一です。2面の囲み記事エッセイも、彼の書いたものですが、
私はどうにも釣りが苦手で、魚はもっぱら食べるのが専門です。
5月といえば鯉のぼりですが、それも私には思い出がないんです。
子供の頃に、押し入れの中から取り出して広げていたのを見たような
記憶があるような気もするのですが、定かではありません。
ひょっとしたら、兄の子供頃には鯉のぼりを泳がせていた名残だったのかも。
で、年を経て長男が生まれ、さて、鯉のぼりはどうしたのだっけ?
1メートル程度の玩具みたいなのでお茶を濁して、それも1度飾っただけで、
あとはどこかに潜ったまま。
それでも、まだカタコトしか口がきけなかった息子は、
配達のトラックの助手席から田んぼの上に勢い良く泳ぐ鯉のぼりを見て、
無邪気に「コイボォリ」と指さしてはしゃいでいました。
親子2代に渡って鯉のぼりと縁のなかった息子も来年は社会人。
いつか、どこかで鯉のぼりを泳がせる日が来るのかなぁと、
ぼんやり想像していたゴールデンウィークでした。
そんな5月の4日と5日、吉原の公園で、
神田先生の「押し花絵 体験教室」が開かれていました。
忙しい合間に、鯉のぼりの下絵を用意したり、
素材の花びらの押し花を用意したりと先生は大変だったようです。
15・16日のフラワーフェスでも押し花絵展をするそうですから、
そちらもよろしく!