埼玉県深谷市にある
吉祥寺の住職のブログ
イチョウの下のよもやま話
人という字
「人という字は 一本の棒と一本の棒が 支え合ってできている、
人は 一人では 生きられないのだから・・・」
とはじまるお説教。
ここまでは、まぁ いいのですが、
「みんな支え合っていかなければ ならないんだよ」
とでも言われれば、偏屈な私は
「嘘だー!」 と思ってしまいます。
だって まわりの人を大切にするのは
取りも直さず 自分自身じゃないですか。
だから、ここでは
「あなた自身、まわりの人を気遣う優しさをもちなさい」
と言ってもらいたいのです。
漢和辞典を開いてみてください。
<人>という字は、
堂々と 胸を張って 大股で 大地を歩む人の姿から生まれた字なのですから。
ちなみに 両手両足を思いっきり広げて 大地に立つ人の姿は
<大>という字になりました。
今日はここまで!
「お釈迦様をひとりじめ その2」
今回の記事は 以前 天台宗埼玉教区布教師会報の「法のともしび」第27号に書いた
「お釈迦様をひとりじめ ~中年坊主の独り言~」 から編集して載せています。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )