北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

まるで殿様商売。官営・北海道旅客鉄道株式会社

2015年11月23日 | JR北海道 JR北
本来、この便は東室蘭で長万部行きに乗り換えて「小幌」を訪ねるにはちょうど良い便なのですが、一日散歩きっぷが無くなったせいか、数人しか乗っていませんでした。きっぷの廃止は豊浦町の費用負担も無駄にしてしまいます。
おろかなりJR北海道
鉄道の利用拡大への財政支出に消極的な自治体か多い中で、豊浦町は小幌駅の存続のために一定の費用負担の意思を表明しました。
しかし、小幌駅は「秘境駅」であるがゆえに停車する便数も少なく、札幌圏からも遠い距離にあります。
普通乗車券だけで往復7340円にもなります。今まで、札幌圏からの多くの訪問者は「一日散歩きっぷ」2260円を利用してきました。
ところが11月14日を最後に、このフリー切符が廃止されてしまいました。
さらに来年春のダイヤ改悪で、停車便も8便から5便程度に減少する見込みです。
豊浦町と笑顔?で握手しながら足元では蹴飛ばそうとするような態度。乗りたかったら正規運賃で乗れば良いと言うのでしょうが。
それでは、まさに殿様商売。いや、商売にもなっていないようです。本音では自治体と組んで行きたいという気持ちははないのでしょうか。
 JR東日本は自治体との交渉を嫌うと情報通の方から聞きました。やはり東日本からの出向者の意志が、今のJR北海道には強く働いているのでしょうか。
すし詰めでも、文句も言わず我慢して乗らざるを得ない東京圏の通勤客と同様の態度を北海道で求めるならば、利用客はバスに流れ、札幌では地下鉄に流れてしまうでしょう。
このような姿勢で臨む限り、日高本線をめぐる交渉も自治体はJR側の本音を感じ取り、けして歩み寄ることはないかもしれません。
鉄道の運営は鉄道事業者だけでなく沿線自治体、都道府県、国が一体となって行うべきですが、JR自身が柔軟な姿勢を示さない限り、そのようなシステムにはなりえないかもしれません。

(室蘭本線・富浦駅を発つ苫小牧発東室蘭行きキハ150-109)

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