北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

北海道の冬を暮らすということを考えよう

2016年10月02日 | JR北海道 JR北
北海道はクルマ社会だと言われます。そして冬にクルマを使うためには自治体はもちろん個人も、そのための費用を疑いもせず負担します。
スタッドレスタイヤはホイール込みで5万円から10万円と高額なものです。ワイパーも冬用は高価です。まあ5年使っても年あたりこの二つで2万円。
高速道路会社や自治体が負担する除雪の費用はさらに莫大な金額です。
ところが、クルマにはこれだけの費用をかけることは当然としながら鉄道には、それを認めようとしていないように感じます。
 要するに、北海道の鉄道はもっと高くても良いのではないかと言うことです。
冬季割り増しを各種料金に設定しても良いかと思います。
都市間バスと鉄道の都市間特急における冬季の優位性は論ずるまでもないでしょう。
北海道の高速道路と本州の高速道路の構造には雪に対する備えに大きな違いはありません。
そのため、道東道の一冬の通行止めは昨年度26回、ほとんどが冬季ならではの事故によるものだそうです。それに対してあの日勝峠を越える国道は6回にしか過ぎません。防雪シェルターや柵は一般国道のほうが整備率が高いためといわれています。
北海道の高速道路利用の都市間バスは冬季は運休・遅れが日常茶飯事なのです。
鉄道の優位性をもっと認識して、相応の対価を支払う覚悟が無ければ、北海道に鉄道は維持できません。
 
さらにここ数日、駅の廃止が論じられていますが、誰も利用しない駅を残す意義はなんなのでしょう。駅は人が乗り降りするものなのです。
小幌のように特別な存在価値のある駅もありますが、もっと冷静に考えて欲しいものです。

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