伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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巣ごもりファッション

2020-11-16 12:16:12 | ファッション

またまたヤフオクで落札

これで最後のパンツ

これ以上は破産・・・。

巣ごもりファッション

これにて終了。

おかしゃんいいんでないかい・・・。

 

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ジャコシカ165

2020-11-16 00:27:15 | ジャコシカ・・・小説

工務店を経営していた連れ合いを7年前になくした伯母は、以来一人身だ。

 

 二人に子がなかったので会社は人手に渡したが、亡夫はアパートなど家作を何軒か残してくれた

 

ので、生活には困らない。

 

 あやが高校の3年間を世話になった家は、木造二階建てで広く、庭も植栽の手入れがいき届いて

 

いて、結構な構えだ。

 

 

 「あら、あやちゃん、たいした色っぽい女になって嬉しいね」

 

 開口一番、伯母は高笑いに言った。

 

 「さすが東京暮らしだ、垢抜けしてすっかり綺麗になって」

 

 彼女は言いながらまたカラカラと笑った。

 

 今年64歳になる伯母は、あやが初めてこの家を訪れた時と変わらず明るく元気だ。

 

 夫の仕事柄、何かと土木建築の職人達の気を遣う世話から解放されたせいか、歳を感じさせずに

 

若々しい。

 

 油絵や手芸、音楽に演劇鑑賞と多彩な趣味を持つ彼女は、生活臭を感じさせない。

 

 16歳のあやをあずかった時、最初の一週間で彼女は、あやとの接し方を決めた。

 

 それは放任に近い干渉せずのやり方だった。

 

 

 あやも伯母の方針に馴染むのに、さして時間を必要としなかった。

 

 時には突き放され無視されていると感じて苛立ちを覚えることもあったが、ほどなくそんな伯母

 

への違和感も消え、むしろ快適になった。

 

 あやは生来自立心の強い娘だったが、伯母との暮らしでその傾向が強まり、さらに伯母の合理性

 

を吸収して、理を立て情を斥けようと身構える女に育っていった。

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