心の旅紀行

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イスラエルに平安はない

2023年10月08日 | 世界

イスラエルは軍事力で中東諸国の中では圧倒的に強く、亡びることなく今日まで来たが、土地を奪われたパレスチナ人の奪還執念は非常に強く、特に過激派ハマスは執拗にイスラエル攻撃を続けています。近年はイスラム圏で力をつけてきたイランが、反イスラエルを鮮明にしています。イスラエルに平安がありません。

イスラエル人が軍事力強化に注力し続け、国を守ることは非常に疲れることです。さすがのイスラエル人でも平安がないのは参ります。

ユダヤ民族の神は、神の国を持っています。神はユダヤ民族が神の国以外のユダヤ民族国に執着することをよしとしていないかのようです。大昔、ユダヤ民族の祖先がカルデアのウルを出たときから土着性を失った民族で、平和に土着する忍耐力がありませんでした。土着しようとすると先住民族と対立戦争になる民族で、忍耐をもって工夫努力し、平和裏に土着することができませんでした。

現在のイスラエルは1948年にパレスチナに建国されました。当時の国連が支援しましたが、パレスチナ人はもちろん、アラブ連盟諸国は反対でした。パレスチナ戦争がおこりました。アメリカ、イギリス、フランスの支援を受けたイスラエルは圧倒的に強く、アラブは1949年には停戦に応じる以外に方法はありませんでした。以来、パレスチナ人は苦悩の闘争をイスラエルと続け、今日に至っています。

現代でもユダヤ民族は戦争しないで土着することができない民族です。しかし永遠に戦争を続けて国を守るなんてユダヤ民族でも不可能です。何か神の意に反した行動をユダヤ民族はとっているかのようです。イスラエルはまた滅びる予感がします。

当時アメリカ、イギリス、フランスが主導した国連も今では力が多極化し、アメリカなどは主導力を失いつつあります。世界は、イスラエルをひいきするアメリカなどに批判的になってきており、反対にパレスチナに同情的になっています。やっと世界は無視されてきたパレスチア人の人権を認め始めました。

国連は、イスラエルの全パレスチナ制覇を押さえ、パレスチナ国建国で和平実現の道を探っていますが、近年のアラブの動きを見ると事態は単純ではないようです。アラブに対するアメリカの影響は薄れ、サウジアラビアすらアメリカ離れを進めています。アラブは団結の動きです。

イスラエルにますます平安はありません。

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