日本で消費税が導入されたのは1987年のことです。社会保障充実社会にするということでした。
当時私は大企業に勤務し、事業部長で年収は悪くはありませんでした。しかし、日本の一律消費税は貧困層、中間層の生活を破壊し、日本経済は元気を失うと読みました。貧困層から戦後の自由平等平和で大いに技術開発と生産に注力し、中間層に上がってきた私は、日本の消費税は貧困層に非常に厳しいと思いました。
ちまたで消費税論議が盛んでしたが、本当に意外でしたが、貧困層の人々が、社会保障充実は嬉しい、消費税は平等税と言って賛成していたのには驚きました。
当時大企業は、業績が悪化し、従業員削減を積極的にやっていました。私は事業部長でありながら、事業の拡大のほかに、従業員出向という会社の経営方針に協力を強いられました。
当時消費税のほかに貧困層の言動で理解不能だったのが、契約社員の増加でした。私の部下にも契約社員が増える方向でした。正社員割合は減る方向でした。契約社員では未来が心配ではないかと聞くと、若い人々は、職業選択の自由があり、契約社員はいいと言っていたのでこれも驚きました。
人々はみんな国や経団連に騙されていました。当時、大企業は労働組合をてなづけることにも成功していました。
大企業に悲哀を感じ、自立し、個人事業を真剣に考え、企画実行し、55歳で当時理事だった大企業をやめ、自立を果たしました。
1990年頃不動産バブル破裂、爾来、日本経済は低迷、日本は後進国(後から来る国ではありません。後退する国です)になりました。
消費税が導入された1987年から2023年までの36年間で、国の予算規模は30%以上拡大しました。中をよく見ると、法人税と所得税の税収は10兆円減、消費税の税収は23兆円増です。貧困層がますます貧困になるだけではありません。中間層の崩壊縮小がおこり、中間層の人々は貧困層に落ちています。
皆さんは、社会保障充実を感じ、生活不安は解消しましたか。今、生活必需品が高騰していますが、社会保障が充実しているので生活は安心ですか。庭なし狭小住宅が増え続け、都市部の町の無機質化が進んでいますが、家庭を営むのに理想的は住宅でしょうか。現代の狭小住宅は極貧の私の父が住んでいた住宅と同じ大きさです。内外装、設備が近代的なだけで、空間の狭さは貧困層用です。
どうして日本の人々は健全な生活観、人生観を見失ったのでしょうか。どうして国や大企業を正しく評価できなくなったのでしょうか。貧困層に落ちたのにどうして保守を続けるのでしょうか。
戦後の自由平等平和の精神を捨て、現在の日本国に唯々諾々と従っていて貧困層は中間層に上がれるでしょうか。自由自主自立の精神をとりもどしてはしいと思います。経団連などの既存の腐敗経済団体に所属せず、独立で、自由に「自分の事業・仕事」に投資してほしいと思います。「自分」に投資してください。国の投資立国論にだまされないでください。国のはマネーゲーム論です。大半の人は損します。国債を買うことは危険です。政治が腐敗しているからです。円貯蓄、投資信託、株の売買は用心すべきです。経団連は人々のことを考えていません。
自民党・公明党の政治には厳しい目を注ぎ、保守腐敗政党は捨ててほしいと思います。自民党・公明党をいい政党に改善するなんて不可能です。捨てるのが一番です。
戦争放棄は世界に通用する最先端法です。自信をもってください。自民党・公明党の笛に踊って戦場に行くような無駄死にはしないでください。自衛隊員も戦死しないでください。自民党・公明党政治のために戦死しても空しいことです。国のために尊い命をささげたことになりません。
自由平等平和の精神で事業家・仕事人になってください。