いち早くアメリカ、イギリス、フランスなどが、イスラエル軍事支援を発表したため、敗戦を恐れるアラブ諸国はパレスチナのガザ支援に踏み切れません。現時点でガザとエジプトの国境は閉ざされているためガザへの人道支援物資すらガザに届いていません。ガザの人々の命はイスラエルの手中にあります。つまりイスラエルはガザ封鎖に成功しています。
イスラエルは、ガザの南部に、イスラエル自身が生活物資を供給することでガザの人々を大虐殺しない姿勢を示しています。
イスラエルの方針は、実質ガザを支配し、ガザの人々をガザの南部に追い込み、ここをガザの人々の保護区のようにし、イスラエルに反抗できないようにすることでしょう。
ハマスは、命をかけてイスラエルと戦おうとガザの人々に呼びかけています。
国連は、現実、大虐殺がおこると主張してイスラエルのガザ地上作戦を認めていません。
アラブ諸国の政治家は弱腰ですが、人々は反イスラエル感情を高めており、アラブ諸国では政変がおこりそうな雰囲気が出ています。
アメリカ、イスラエルなどの軍事力による中東政策が成功するか、中東大混乱の中で、アメリカ、イスラエルなどが衰亡するか、私達は、平和世界どころか、恐るべき戦争世界を迎えました。
サウジアラビアにエネルギーを大きく依存する日本は、否応なしに大混乱に巻き込まれる恐れが大きいと思います。アメリカと同盟するなど単なる保守で日本経済を守れない恐れが大きくなっています。新エネルギー体制の構築に真剣に、かつ静かに取り組むことがだいじと思います。なお、原子力依存は、次の大問題をつくるだけではないかと思います。オーストラリアなどの協力を受けながら太陽エネルギー利用を進めることは重要な対策の一つになると思います。
なお、岸田文雄内閣の防衛力・アメリカとの同盟強化はあまりにも単純な対策で、つまり戦争世界に飛び込む考えで、未来を予測した対応と思えません。技術開発と国内生産を優先させた方が日本の安全を高めると思います。「強い日本」を世界にアピールするより、「弱いが平和と生産を重んじる日本」を世界にアピールした方が戦争に対する免疫を高めることができると思います。
日本(国、政治家)が戦争と叫んでも、日本の人々が生産と叫んで戦争に非協力になれば、日本の平和と生産を守れる確率が上がります。国主義ではなく、人主義の確立にエネルギーを注いだ方が日本の未来は明るいと思います。人々は幸福になると思います。