心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

国連、あるいは世界はパレスチナに同情している

2023年10月15日 | 世界

アメリカはイスラエルを支持すると言っていますが、ハマス壊滅作戦に直接参加せず、国連、あるいは世界の評価、国民の評価を気にした動きになっています。アメリカの政治家はイスラエル支持ですが、アメリカ国民はパレスチナに同情している人が多いように見えます。

ウクライナ戦争を続けているロシアが、イスラエルのパレスチア戦争についてイスラエル支持に回っていません。国連、あるいは世界がパレスチナ戦争の拡大を押さえることを望んでいます。矛盾した言動を示しています。現実はロシアはイスラエルと同等の立場に見えます。イスラエルを支持する方が矛盾がないと思いますが、そうなっていません。利害意識が働いています。

あきれるのはウクライナですね。パレスチナと同等の立場なのにイスラエル支持に回っています。やはり利害意識(アメリカとの関係など)が働いています。民族意識(ユダヤ民族など)が働いているとのお話も多いですね。

ロシアのウクライナ戦争を明確に批判しない中国も、国連、あるいは世界が動き、戦争拡大を防ぐことを望んでいます。パレスチナ国建国を進め、イスラエルとパレスチナの国境線を定めて両国が対立・戦争をやめることを望んでいます。中東が安定した中国の経済圏になることを望んでいます。

アラブ圏、あるいはイスラム圏は、団結がまだよく見えません。サウジアラビアはパレスチナを支持すると表明したが、肝心のパレスチアの隣国、エジプト、ヨルダンの動きが読めません。イスラエルの北部で隣接しているレバノン、シリアは、もともと反イスラエルです。力不足でイスラエルの威圧に負けています。反イスラエル武装組織ヒズボラが国を代弁するかのようにイスラエルに対し攻撃的です。

イランは明確に反イスラエルを表明し、イスラム圏をまとめることに熱心です。

アラブ圏もイスラム圏も先進国との利害関係に神経質になりながら、中国、ロシアとの関係を拡大することで、アメリカなど先進国に振り回されない国・圏になる道を模索しているように見えます。

強大国が頑張っても世界を主導ることはむずかしいとの判断が支配的になり、「国際社会」を強大国の上に置くことを容認する動きが強大国に出てくるようになりました。

世界は絶望ではありません。

先進国、新興国、開発途上国という分類が支配的な現代ですが、「国際社会」をトップとする多極化した世界、国が横並びの世界をイメージする動きが出ています。

現在漠然とした概念である「国際社会」を明確にしていくのは、世界平和を追求する世界の人々の国をこえた団結・協力だと思います。

自国の政治家の言うとおりではなく、世界に通用する法を自分が考える人が世界にどんどん増えることがだいじです。国益より個人益を、「国際社会」を議論し、育てることで実現しようとする人が増えるといいと思います。現代は国が個人益を損なっていることが多いのではないいでしょうか。

「国際社会」は国主義ではなく、人主義だと思います。

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