アメリカ、イギリス、イタリア、ドイツ、フランスが、10月9日、首脳が電話会議を行って、イスラエルとハマスの戦争について「イスラエルへの結束した揺るぎない支持とハマスのテロ行為に対する明白な非難を表明する」との共同声明を発表しました。ハマスの非人間的な攻撃に対する批判はわかるが、依然としてイスラエルびいきであり、パレスチナ人に対する差別を感じます。
特にアメリカが、パレスチナの人々が「イスラエル人と平等に正義と自由を享受できるように支援する」と言っていますが、白々しさを感じます。アメリカなどの支援を受けたイスラエルに軍事力で生活圏を奪われたパレスチナ人の悲哀がまったくわかっていません。
アメリカ(国)はイスラエルびいきですが、現代のアメリカの人々は違うようです。アメリカの人々は自国アメリカの不平等とか、法意識に問題ありと気付いている人が増えているようです。
上記5か国は、イスラエル滅亡を防ぐため支援を続けると言っています。周辺諸国が次第に団結し、イスラエルと対立対決を強めてくると予測しています。イスラム圏諸国は、対イスラエルを利用してイスラム圏の協力繁栄を考えるのではないでしょうか。
よく世界を観察すると、帝国主義で威張ってきたアメリカやヨーロッパ諸国が、支配してきた国々の反抗を受け、次第に支配力を失いつつある傾向がわかります。先進国は実は追い上げられる立場にあります。いわゆる新興国、開発途上国は、無知無力な状態かというとそんなことはありません。結構、向上意欲が高いと思います。
日本は恥ずかしいことに一人当たりGDPは順位を下げる一方で、先進国とは言えない状態です。