心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

アメリカと日本の関係は腐れ縁

2023年10月04日 | 世界

戦後、日本はソ連や中国に対する防衛や、経済回復でアメリカに大いに助けてもらったので、アメリカの言うことをよく聞く立場に追い込まれてしまいました。

自衛隊を設けた時が日本がアメリカから自立するチャンスでしたが、自信がなかったようで、在日アメリカ軍ありの防衛体制に入ってしまいました。アメリカから自由になる、自立する、独立する気概がなかったようです。

ソ連の崩壊、中国の改革開放が次のチャンスでしたが、これも日本側に相変わらず弱気が作動して在日アメリカ軍ありの体制を変えようとはしませんでした。

21世紀に入るとアメリカがアフガニスタンやイラクと戦争を始め、アメリカは日本に参戦を求めてきました。日本は憲法を盾に参戦を断り、後方支援でアメリカに納得してもらいました。アメリカは、次第に口うるさく、これまで安保にただ乗りしてきたくせにアメリカの戦争に協力しないと露骨に言うようになりました。

優柔不断はこれ以上できないと思うようになって日本は憲法改正の努力を始めたが、国民は戦争に駆り出されることを嫌い、戦争放棄の憲法を捨てることができません。そこで日本は、戦争する事態に追い込まれ、否応なしに国民が憲法を無視することになるシナリオを書きました。これが台湾有事は日本有事です。

日本は国民を誘導することに成功し、国民は、日本が自衛隊を使って強固な防衛体制を構築することに賛成するようになりました。

しかし、まだ自分が防衛費を負担することや、自分、あるいは家族から自衛隊員を出すことは嫌なようで、増税や、自衛隊応募には消極的です。

こうなると日本は依然として在日アメリカ軍なしの防衛を考える勇気はありません。(できる範囲で)アメリカとの同盟を強化する、在日アメリカ軍維持に協力する、日本に不利な地位協定に我慢する、沖縄県には泣いてもらう、武器は応分量アメリカから買う、日本の防衛よろしくという態度になっています。

戦争しない方法を考える自由思考力がなく、アメリカの顔色を見ながら保守で行く。これはもう腐れ縁ですね。改善改革の気概なき保守日本がどうして世界平和づくりグループに入る勇気が湧くでしょうか。アメリカとの同盟も中途半端で、日本にはいいところがないように思います。

日本は混乱します。国民は各自よく考えて自分の事業・仕事を大切にし、保守政治勢力無力化をはかる、無力化の時を待つ、それまで無駄なエネルギーを使わない、無駄死にしないなどの忍耐力と賢明さを持っているべきと思います。国のために尊い命をささげるなどという権力者政治家の言葉にほだされてはいけません。無知無能の権力者政治家には命をささげるのは嫌だと考えるのが正解です。

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シーク教問題でインドとカナダの関係が悪化

2023年10月04日 | 世界

今年の6月にカナダでシーク教徒が暗殺された事件がありました。カナダはしっかりした証拠をつかんだのかどうかわかりませんが、インド政府が暗殺に関係したと発表しました。これにインドが反発し、カナダも引き下がらず、関係がこじれる一方で、双方、外交官を追放し合う事態になっています。ロシアのウクライナ戦争や、中国の押せ押せ外交に対応するため新興国インドと先進国関係強化が必要なのに先進国の一国カナダがインドとの関係を悪くしています。

シーク教は日本ではなじみがなく、日本人はほとんど知らないと思います。私もよく知りません。16世紀初め、現在のデリーの北西部の、インドとパキスタンにまたがるパンジャーブ地方のラホール(現在パキスタン)を拠点として、ナーナクという人が、イスラム教に感化され、ヒンドゥー教の改革を掲げ、一神教信仰、偶像崇拝の否定、カーストの否認などを説きました。当初は平和主義でした。ナーナクを師(グル)として、弟子たちはグルの弟子(シーク)としてグルの教えを守ることからシーク教と呼ばれるようになったそうです。教徒は次第に集団的な結束を強め、独立志向を強め、外からの弾圧に対抗するようになったそうです。19世紀には北西インドの一大勢力となり、シーク王国を建国し、帝国主義のイギリスと戦争もしました。

イギリスに勝てず、統治されましたが、教団の維持は認められました。

1980年代、教徒の中に過激派が生じ、インドからの独立を主張しました。当時のインディラ・ガンディー首相は認めず、実力で独立運動を押さえました。このことが原因で首相はシーク教徒に暗殺されました。

現在シーク教徒が、イギリス、アメリカ、カナダ、東アフリカ、香港などに多くいるそうですが、これはインドがシーク教徒の独立運動を弾圧したせいではなく、パキスタン側でおこった迫害が主な原因だと言われています。

現在、シーク教徒は2200万人ぐらい、パンジャーブ地方に1000万人ぐらい、そのほかの地に1200万人ぐらいいると言われています。ラホールの近く、インド側のアムリットサルに壮大な金色の総本山(ゴールデンテンプル)を維持し、現代でも団結は強いようです。勤勉、勇敢が特長で、実業家、軍人で成功する人が多く、社会的地位は高い方だそうです。

現代も教団はインド社会を未開と批判していると思います。カナダもインド社会を問題にしているでしょう。インドは新興国ですが、幸福度は非常に低いと悪評です。

 

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国連が考える幸福な国トップスリー

2023年10月04日 | 世界

世界が考える幸福、国連が考える幸福、各国が考える幸福、個人が考える幸福は、何を重視するかで変わるので参考になる程度です。

2023年は国連は1位フィンランド、2位デンマーク、3位スイスと考えたそうです。日本は47位とはるかに下位、アメリカ(15位)、台湾(27位)よりはるかに不幸となっています。

デンマーク、スイスについてはうなづけますが、フィンランドは最近は人々の戦争の不安が高まっており、疑問に思う人が多いのではないでしょうか。コーランを人々の前で焼くことを、言論の自由の範疇に入れるなど心が荒れてきているのではないかと思う人も多いと思います。

私は、戦後の自由平等平和の社会に育ち、現在も自分は慨して幸福と思って生きています。しかし、日本は、憲法を無視し、防衛力・アメリカとの同盟強化と主張するようになり、自由平等平和を追求する思いがどんどん低下し、戦争する怖れが高まっていると思います。日本は幸福な国とは言えません。国連の日本評価も大変低くなっています。

日本の支配階級や富裕層は日本の真実を論じることが嫌なようで幸福度に関する国連の評価に触れないようにしています。意外なことは、貧困層が拡大していますが、自分は中間層と思う人が多く、比較的幸福度は高いと思っている人が多いことです。世界が日本を見る目と、日本人が日本を見る目が違ってきています。

日本は法治国と思っている人が多いが、憲法第9条(戦争の放棄)を無視して、防衛力・アメリカとの同盟強化と騒いでいます。台湾有事は日本有事と騒ぎ、中国と戦争になる、中国と戦争すると考えています。敵国基地を反撃する能力を持つ、武器弾薬を輸出する自由度を拡大すると言っています。平和主義者は平和ボケと批判されています。間違いなく無法国の領域に入っています。法治国なら、まずは憲法改正を論じるでしょう。憲法を勝手に解釈し、なしくずしに憲法の空文化をはかることは無法国の特徴です。太平洋戦争前の日本と同じです。憲法違反をやってしまったという既成事実をふやして憲法を無効化します。国司法崩壊です。これは非常に危険なことです。

しょうがないと言って失敗や堕落を認めるのも近年の日本の特徴です。修正改善改革を追求する意欲がなくなっています。安易の追求、堕落です。

総合的に日本は健全な元気を失っており、いい加減、なげやり、無責任、乱暴が目立ってきています。個人では元気な人が増えていることは嬉しいのですが、大半の人は保守で、まずいことに国の乱暴の風潮に鈍感なっています。国に同調しており、改善改革の気風が消える方向です。自分を見失っています。

日本の幸福度はさらにさがる動きと残念に思っています。

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