戦後、アメリカから自由になる工夫努力をしない自由自主の精神のなさです。アメリカから合成繊維規制を受けると、すぐ自主規制に入り、技術開発意欲まで失います。半導体規制を受けるとやはり自主規制に入り、やはり技術開発意欲を失います。どうも裏で日本企業の自由を奪っているのは日本政府のようです。政府はアメリカ派が支配的で、アメリカの意向を汲んで動き、日本企業が弱体化しても我慢します。
日本政府に簡単に負ける日本企業も問題ですね。
その点、自動車会社は感心です。アメリカで生産すればいいでしょと言って、生産し、技術開発力を失っていません。自由自主の精神を失っていません。力強い企業は自国政府に依存せず、アメリカ政府に負けず、世界の企業になって、世界のユーザーの愛顧で発展を続けます。
日本の防衛はどうでしょうか。アメリカに頭があがらず、自由自主の精神で防衛を考えていません。もし中国が戦争で尖閣諸島をとりに来たらアメリカ軍は参戦してくれるかと心配し、参戦すると聞いて胸をなでおろして喜んでいる。これが日本の防衛です。日本の防衛力は世界5位などと誰かにおだてられていますが、また近々、年間防衛予算を10兆円規模にするそうですが、これからもアメリカの腰巾着でしょう。
口では核兵器のない世界をつくりたいと言うが、現実はアメリカの核の傘の下で小さくなっています。国連が核兵器禁止条約をつくっても批准する勇気がありません。
日本には在日アメリカ軍はない、アメリカとの同盟はないという白紙を想像し、この状態を原点として隣国の脅威を検討し、戦争をさける最善を考えてみるといいと思います。安易な戦争論など口にする人はいなくなるでしょう。
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