今度の羽田空港での日航機と海保機の衝突炎上事故の原因は双方の危機感の違いではなかろうか。日航機の乗客乗員379名全員が脱出したことは全世界中から驚嘆の眼差しであるが、事故の元となった海保機がどうやら管制塔の指示を間違えて滑走路に進入したとの観測が大方を占めている。
日航機はあの御巣鷹墜落事故以来、社内では事故に対する危機感があり徹底した事故に対する対応を教育されてきた結果が生かされているのに対して海保機はそこまでの危機感などなくお役所業務によくあるやればよいの甘い感覚があったのではないだろうか。でなければ停止線で止まれの指図をきちんと守れたはずだった。
今日の新聞では滑走路重大事案10年で23件とある。沖縄那覇空港では羽田と同じような誤認識があり、徳島空港では滑走路上の作業車があるのに着陸許可を与えて着陸やり直しなどのようだ。
昨日も書いたが早急に滑走路上の航空機に対するATS化を図るべきで空港管制塔は上空を飛んでいる飛行機の交通整理に専念すべきはないだろうか。公明党の大臣が国土交通大臣をされているが甘い顔で穏やかで国民の支持を受けようとされているが、それよりもっと厳しい姿勢で航空事故の撲滅に専念されてはいかがなものか。