羽田事故に関連する記事が出ている。誘導路から本線滑走路に進入する手前に停止線灯はあったというがそれが昨年春から保守作業で運用されていなかったというから驚く。どうやらこの種のシステムを軽視していたきらいがあったのではないか。パイロットは優秀で地上のことはあまり心配しないで離陸して飛行に万全を期してそして着陸に神経を使えばいいのではないかという所謂飛行機機能の熟知に万全を期せばよいというものか。
御巣鷹事故は二重の安全装置に思い込みがありジャンボ機は安全で信頼できるものと思われてきたが、どっこい、思わぬところに落とし穴があって惨事をまねいた。いわゆるフェールセーフシステムだが、垂直尾翼の破損によって油圧装置が全部効かなくなってしまったことだ。今回の羽田の衝突事故も停止線などかまっておられるか、パイロットはそれより飛行に全勢力を注げばよいとのところに思わぬ落とし穴があったのでなかろうか。
停止線のご進入について早急にATS装置の義務づけをしなければならない。