魔の11分(critical eleven minutes)といわれる航空機の離陸時3分と着陸時8分のことだが昨日の羽田空港での日航機と海保機の衝突事故が起きてしまった。2日午後5時50分頃新千歳空港から羽田に着陸しようとしてC滑走路に進入たが滑走路上に石川地震に物資輸送のための海保機がいてそれに衝突炎上したものだった。ありえない事故でどちらかかの機が管制塔の指示を間違えたのか或るいは管制塔の指令の誤りかはこれからの調査を待つしかない。
滑走路に向かう誘導路にJRなど鉄道に使用されている赤色、黄色、青色などの可視による信号の設置など管制塔とのやり取りの誤りを防止するためにはこれが必要なのではないだろうか。構造上、信号灯などは航空機には翼があって無理だろうから誘導路の地面に埋め込む方法などパイロットに分かる方法を考えねばと思うがどうだろうか。聞きとり誤りは必ず起こるものだが信号灯の見間違えはまずないだろう。
航空機事故の多くは羽田で起こっている。滑走路手前の海中に墜落したりで暫く事故から遠ざかっていたがまたまた羽田がやらかした。この日、なぜだか夕食時に家内と話していたが大阪伊丹空港ではこの空港ではこれまで事故は起こしたことがないねと話題が正月帰省客のことだったが偶然かどうかその後事故のニュースが飛び込んできた。こちら阪神間に住み始めて60年余、大阪伊丹空港は無事故が続いている。毎日400機近くの航空機の離発着である。
日航機の乗客乗員379名が全員無事脱出できて死者が皆無だったのは訓練の賜物だろう。海保の5名が犠牲になり機長が重傷とのことだ。