関連映画:『八甲田山』(1977)
以前、『八甲田山』(1977)の感想でも書いたのですが、この映画を見た後に読んだ、伊藤薫著「八甲田山 消された真実」(山と渓谷社)の内容に衝撃を受け、夏は絶好のトレッキングコースでありながら、冬には一転して白の地獄と化す八甲田を、一度この目で見ておきたい、と思うようになりました。
で、この度、函館から八甲田へとまわるツアーを見付けて、昨夏予約。この年末年始に行ってまいりました。昨年の後半は、この旅を心の支えに過ごしたと言っても良いくらい(言い過ぎ?)楽しみにしていた旅行でした。
大晦日から2泊3日。新年を旅先で迎えるのは、もしかすると、生まれて初めてかも知れません、、、(幼少期に親戚の家で、ってのはありますけど)。
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《1日目の予定》 東京駅12:20発はやぶさ23号 → 新函館北斗駅16:30着 → 夕食 → 函館山ロープウェイ → 宿
北海道まで飛行機でなく新幹線! 一度乗ってみたかった北海道新幹線。本当は、札幌までつながるはずが、いまだに新函館北斗駅までしか開通していないという、、、。札幌までの開業予定は2030年だそう。
東京駅集合は11:40で、お昼は前回の奈良ツアーで駅弁を吟味できなかった経験から、今回もムリだろうと想定して、家を出る前にしっかりめに食べた。というのも、夕食が18:00前になりそうだ、と事前に添乗員さんに言われていたから。新幹線の中で食べたら、夕食までに消化しきれないかも、、、と思ったので。そして、案の定、集合して全員でホームへとなったので、まあ良かったかな。
めっちゃ混んでいた東京駅
今回もおひとりさまツアーだったのだが、ツアー参加者は計23人とかなり多い。男女半々くらいで、男性はお若い方も何人か、、、。新幹線の座席は、旅行会社の方で割り振ってくれているのだが、男女で分けてくれているのは、正直言ってありがたい。
今回も(奈良に引き続き)行きは、3人掛けの真ん中席だった。東北新幹線はトンネルが多いし、あんまし見知らぬ人と話すのも得意じゃないので、早々にイヤホンで自分の世界に入ってしばし爆睡していた模様。気が付いたら、すでに盛岡、、、。驚いて外を見ると、やはり雪景色だったのだが、車内は暑くて、また(奈良に引き続き)アイスを買ってしまった。
カチカチのアイスを20分くらいかけて食べ、ふと外を見ると、雪がない。八戸辺り。えー、青森なのに??と思ったら、後日、青森のバスガイドさんが「八戸は雪は少ない」とおっしゃっていた。でも、新青森を過ぎたところで外を見れば、、、、
青函トンネルを通っているところを見たい!と思っていたのに、寝てしまったらしく、気が付けば「木古内」。がーん、、、。まあ、仕方ない。で、定刻通り、16:30に新函館北斗駅に到着する。
あんまし人気のない駅で、もちろん駅舎はキレイだし、天井もちょっとイイ感じだったのだが、立地としては新幹線の駅にありがちなポツンと孤立した状態っぽかった。暗くて周囲がゼンゼン分からなかったけど、、、。
ものすごく寒いのを想像していたけど、スマホで確認したら2度、感覚的にも思ったほどの寒さではなかった。
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まずは夕食会場へ。函館山のロープウェイ乗り場の近くとのこと。バスで30分ほどで到着。「沙羅の月」というツアー向けのお店ですな。ほっけとかホタテとか、、、一応、海の幸が並ぶが、味は普通。もう、このツアーではあまり食事は期待していない。
で、18:20にはロープウェイ乗場に行きます、と言われて、あわただしく店を出る。お店からロープウェイ乗場までは歩いてすぐ。ロープウェイは10分間隔で動いていて、あまり待つことなく乗れ、山頂までは2分くらいだったかな、、、。
結構人がたくさん、、、。
おなじみの夜景(下手っぴですみません)
さすがに外の展望台は風が肌に刺さって寒かったけれど、なるほど、夜景は美しかった。……とはいえ、やはり寒さが身に染みるので、屋内展望台へと移って夜景を目に焼き付けたら、階下のお土産売り場で北海道限定菓子など(お土産用)をゲット。そうこうするうちに集合時間。
この後、この展望台でカウントダウンが行われるとガイドさんは言っていたけど、私たちは早々に宿へと向かう。
宿は、あまりにもフツー過ぎるビジネスホテルで、部屋も狭すぎたため写真は撮らなかった(撮るまでもないというか、、、)。ただ、このホテルには温泉大浴場があって、これはなかなか良かった!
画像お借りしました(ホテル公式HPより)
残念ながら、夜景はゼンゼン見えなかった(そもそも窓に目隠しがしてあった)けれど、久しぶりに温泉にのんびり浸かって、疲れが取れた気分。
部屋へ戻って、紅白もゆく年くる年も見ず、本(新田次郎の『八甲田山死の彷徨』)を読みながら寝落ち、、、
②につづく