以下、上記リンクよりストーリーのコピペです。
=====ここから。
英国発のポップカルチャー、スウィンギング・ロンドンが本格的に始まる前の1962年、夏。保守的な空気が社会を包む中、若きバイオリニストのフローレンス(シアーシャ・ローナン)は歴史学者を志す真面目なエドワード(ビリー・ハウル)と恋に落ちる。
これからの人生を共に歩むことを決めた二人は、挙式後、美しい自然が広がるドーセット州のチェジル・ビーチに新婚旅行へ。しかしホテルに到着するや、初夜を迎える興奮と緊張から気まずい空気が流れだし、ついには口論に発展。フローレンスはホテルを飛び出してしまう。
生い立ちもこれまでの家庭環境もまるで違っていても深く愛しあっているはずなのに、愛しているからこそボタンの掛け違いが生じ、今後の二人の人生を左右する分かれ道となってしまう。
=====ここまで。
ううむ、、、。公式HPの「たった1日で終わった結婚」てコピー、、、これはもしかするともの凄いネタバレなんじゃないの? 本作をちゃんと見たら、このコピーはダメだと、普通は思うと思うんだけどなぁ。
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それほどそそられる内容でもないし、シアーシャ・ローナン苦手だし、わざわざ見に行く要素がないんだけど、イアン・マキューアン原作かぁ、、、と、なんとなくフラッと見に行ってしまいまして、やっぱし、ちょっとなぁ、、、と思ってしまった次第です(原作未読)。
◆英国版“成田離婚”
公式に激しいネタバレをしているので、私も遠慮なく書いちゃうけど、本作は、「新婚初夜に失敗して離婚にまで発展したお話」である。こんな風に書くと身も蓋もないんだが、でも実際そうなんだからしょーがない。
こんなことは、誰にでもある話で、大体、若いカップルの初セックスが、めくるめく官能の極みであることなんて、まぁ、多分ほとんどゼロに近いんじゃないかねぇ。若くなくたって、初めてじゃなくたって、、、ねぇ。思い出したくもない! って人、世界中にごまんといると思うよ?
それでも、そんなカップル達がみんな破局しているわけじゃないわけで、それは、お互いに“そういうもんなのかな?”とか“まぁ、しゃーない”とか、現実を、、、というか、互いの未熟さやカッコ悪さを受け容れる努力をするから、、、でしょうね、多分。セックスは、カップルにおいて非常に重要な要素でありながらも、それが全てではないわけで。つまり、このフローレンスとエドワードにとっては、セックスが全てになっちゃっていたんだよね、この時点では。セックスが上手くできること=良いパートナー、みたいになっちゃって、あと数時間、お互いに頭冷やせば、別に離婚なんてことにはならなかったのに、自分の至らなさ、恥ずかしさが、2人を暴走させちゃった、、、って感じかな。
このフローレンスみたいな女子は、今でも結構いると思うぞ。私は、彼女ほど潔癖じゃなかったけど、彼女が尻込みする気持ちは何となく分かる。しかも、フローレンスは、ものすごくプライドが高く、今で言う“意識高い系”な女子。まぁ、頭でっかちなんだよね。若い頃って、みんな大なり小なりそういうとこあるわけで。
セックスの壁、って、人生で結構大きいかも知れないなぁ、とも思う。というか、恋愛の壁、と言った方がいいのかな。ある段階で、この壁を越えるなり破るなりしておかないと、どんどん壁が高くなって、もうどうしようもなくなる、、、みたいなところはあるかも知れない。特に、こういう要素って、個人の価値観の違いがハッキリ出るからねぇ。同じ女子でも、ものすごく積極的な人もいるし、フローレンスみたいな子もいるし。男子でも、エドワードみたいにちゃんと我慢する子もいるけど、暴走する子も多いわけで。男子にこそ、ちゃんと避妊を教えろ!! と常々私が思う理由はここにあるんだけど。射精は責任持ってしろ。
フローレンスのワンピースのファスナーを上手く下ろせないだけで、激しく自分に憤るエドワードとか、もうちょっと、ヤバいだろ、、、と思って見ていたけど、事態はどんどん悪い方へ行くばかり。
エドワードは、我慢し過ぎたのが逆効果だったのか、ようやく、、、というときに、まさにアッと言う間に終わっちゃって、お気の毒としか言い様がない。これが、相手がベテランの女性だったら「あらあら、、、可愛いわねぇ、坊や」と頭ナデナデしてくれるんだろうけど、潔癖フローレンスちゃんは、なんと「気持ちワルイ!!」だもんね。もう、2人とも、可哀想、、、。
……とはいえ、フローレンスは、離婚後、別の男性とちゃんと家庭を築いて、孫まで出来たんだから、単にエドワードとは、ボタンの掛け違いを修復できなかっただけ、とも言える。
恋愛とは、他人に寛大になることを学ぶ機会でもあるのだよね、、、(遠い目)。
◆フローレンスは苦手なタイプです。
本作は、実際には結婚式を終えて、初夜で破局するまでの数時間を描いているだけなんだが、その間に、2人の馴れ初めが挿入され、結婚に至るまでの道のりが明らかになる、という構成。
この脚本も、イアン・マキューアン自身が手掛けていて、ちょっと意外だった。大抵、小説家が脚本を書くと、イマイチなことが多いけど、本作は非常に時系列処理も上手く、しかも、現在の2人の物語は、ホテルの部屋だけで展開されるから、結構難しいと思うが、見ている者を飽きさせない展開は素晴らしいと思った。
……が、私が本作をイマイチだと感じてしまったのは、やっぱし、題材が題材だし、フローレンスのキャラがあまり好きじゃない、ってのも大きい。
彼女は、前述の通り“意識高い系”で、室内楽のグループを編成していてそれでプロになることを目指していて、、、って何か、現実に自分の身近にいたら、絶対友人になりたくないタイプなんだよなぁ。もちろん、これは私の個人的な好みの問題だけど。エドワードとのデートも、もう、実に教科書的な、というか、、、。私が男だったら、息が詰まりそうになると思う。
エドワードの風変わりな母親(脳に障害がある)へのフローレンスの対応が、素晴らしいものとして(多分)描かれているんだけど、この辺りも、私にはちょっとダメだった。もちろん、フローレンスの行動は誰にでもできるものではないし、客観的に見れば、いわゆる“神対応”なのだが、私の目には“神過ぎて”ダメだったのである。
あと、2人が別れた後日談、ってのが終盤に展開するんだけど、これがね、、、ちょっと蛇足っぽいと思ってしまった。……いや、切なくて泣けるんだけど、映画の作品として全体を見たとき、特に、ホールでの演奏シーンがクサいなぁ、、、と感じてしまって。これには伏線として、若い頃の2人が、同じホールで、「ここで絶対成功して世に出る!」と決意を語るフローレンスに対し、エドワードが「じゃあ、ボクは前から3列目のこの席に座って盛大に拍手するよ!」等と夢を語り合うシーンがあるわけよ。で、後日談では、爺さんになったエドワードが、その前から3列目の席に座って、涙を流しながら拍手しているのに、舞台上の婆さんになったフローレンスが気付いて涙する、っていうね、、、。これ、どーなの? クサすぎない??
フローレンスをシアーシャ・ローナンが演じていたからかなぁ、と自問自答してみたが、やっぱりそんな単純なことではないと思う。シアーシャ・ローナンは、確かに良い女優さんなんでしょう。私は彼女の雰囲気も演技もやっぱり好きになれないが、他の女優さんがフローレンスを演じていても、まあ、多分好きではないだろう、フローレンスのことは。
エドワードを演じたビリー・ハウルは、結構頑張っていたと思う。見ている間中、誰かに似ているなぁ、、、と思って見ていたんだけど、後で分かりました! ジョン・ボン・ジョヴィです! 若い頃のジョンにそっくりやん?? と思ったのは私だけかな。
フローレンスが夢見る舞台のウィグモアホールだけど、意外に小さいホールなのね。有名なホールなので、てっきりもっと大きい(カーネギーとか)かと思ってた。入り口も何だか地味だったし(本作で映っていたのは楽屋口?)。でも、ホール自体はとっても趣があってステキなホールだった。あんなホールで、素晴らしいリサイタルとか聴いてみたい、、、(嘆息)。
◆余談だけど、、、
ネットでの感想をザッピングしていたら、フローレンスが、実父に性的虐待を受けたことを窺わせるシーンがあったらしいけど、、、、そんなのあったかしらん? 気がつかなかった。この実父も、相当の変わり者だとは思ったけど、そんな恥知らずな父親だったのかなぁ? 私が見落としただけかも。
ただ、もし、そういうシーンがあったとしたら、そんな余計な要素入れる必要なかったとは思うけどね。
セックスに積極的になれない理由に、そういった深刻な原因がありがち、と世間に誤解させるようなことをしないで欲しい。何となく男性が苦手、とか、セックスが怖い、という女子は普通にいるのだ。
私は、若い頃、セックスが怖いわけじゃなく、見合いがイヤだっただけだが、「どうしてそんなに見合いがイヤなのか」と母親が聞くので、「(見合いなんて)こいつとセックスできるか、と聞かれているみたいで気持ちワルイ」「好きでもない男とセックスするような結婚なんかしたくない」(実際にはもう少しマイルドな表現だったが)と答えたら、母親が「アンタ、これまでにイタズラされたりとか特殊な経験でもしたん?」などと言い出し、そういうことを聞かれること自体が「特殊な経験だ!」と言いたくなったものだ。
とにかく、そういう性的なことに対する感覚は人によって千差万別なんだから、“セックスを怖がる女=性的虐待歴がある女”みたいなのは、割と安っぽい小説や映画で出くわすが、本当に止めていただきたい。
DVDで十分だったかな、、、。
★★ランキング参加中★★
この映画、ご覧になったのですね。
主演のシアーシャ・ローナンって売れっ子ですよね?!そんなに美人でないところが受けてるんでしょうか??〔美人だったりしますか??〕
お話の内容を知ってたんですがこれを映画にするんだ・・・と思ってたんですが、やはりDVDでいい感じでしたか。笑
っていいますか。
すねこすりさん自身のお話が面白いです。
お母様って関西の方??
「どうしてそんなに見合いがイヤなのか?!」の問いに
「こいつとセックスできるか、と聞かれているみたいで気持ちワルイ」!!!爆笑。(ー^)
最近、婚活が流行って???るようですが
恋愛より結婚・・・って思考がおばちゃんの私には
????だったりします。
20代半ばで婚活に夢中みたいな・・・・。
怖くないのかな・・・・??
でも、結婚前にその相手とは絶対セックスはしておく方がいいと思います・・・よね??よね??
シアーシャさん、大活躍ですよねぇ。
美人の範疇に入ると思いますが、私の好みではありまへん(ーー;)
でも、長く活躍する女優さんになりそうな。
私的にはあんましピンと来ない映画でした。。。
え、爆笑でした? でもそう思っちゃうんですよ、おばちゃんになった今でも。
ただの紹介じゃなくて、結婚相手としての紹介ですもん。そーゆーことでしょ?
でも、世の中、セックスなんて誰とでも出来ちゃう人、いるみたいですよ。絶対NGな人でなきゃ別にいいじゃん、みたいな。
てか、セックス抜き、って人もいるとか…!?
まぁ、結婚は条件が第一、って人は多いみたい。
でも、そーゆーのって、結局その時点での条件でしかなく、その人の伸びしろとゆーか、期待値とゆーかは、アウトオブ眼中なんですよね。
同じ様に、その条件が将来陳腐化する可能性も想像してないんです。
若いうちからそんな貧しいモノの見方をするのはもの凄くイヤでしたねぇ…。
大体、セックスなんて相手のこと好きになったらしたくなるものであって、最初からセックスありきの関係をお膳立てされる(しかも親に)なんてキモ過ぎでした、私には。
……そらもちろん、結婚前にした方が良いと思います。てか、我慢できないと思いますよ、フツー…、、ですよね?…よね??
ご明察! 母親は関西出身です。えげつないことを方言丸出しでワーワー喋るから、余計にえげつなく聞こえたもんです。
方言は好きなんですけどね、どこのお国のでも。
京都も独特ですよね。