作品情報⇒https://movie.walkerplus.com/mv70408/
以下、上記リンクよりあらすじのコピペです。
=====ここから。
人付き合いが苦手なナンシー(アンドレア・ライズボロー)は、他人の関心を集めようと嘘ばかりついていた。
ある日、彼女は5歳で行方不明になった娘を探す夫婦をテレビで目撃。その娘の30年後の似顔絵が自分と瓜二つであることに気づいたナンシーは……。
=====ここまで。
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何というかもう、、、この映画を見て感じたこと、それは、、、
人間は、無条件に自分を受け容れて愛してくれる他者がいないと、病んでしまう、、、ということ。そして、その他者とは、多くの場合は“親”に期待されることなんだということ。成長期に、親の愛情を受けられなかった人間は、大人になってからとても“生きづらい”ということ。
そんな、当たり前な、分かりきったことだけど、とても大切な、根本的なことだった。
この映画を、メンヘラ女のつまらない話と切って捨てる感想もいくつか目にした。ナンシーが嘘ばかりついて、変な行動に出てしまうのは自己責任であり、愛情不足とかそんなの知ったことか、、、と。そう思えるのは、幸せな人なんだと思う。もっと言うと、想像力の欠落したおめでたい人。
リンチ夫妻の下で数日を過ごすナンシーは、明らかに変化を見せる。リンチ夫人は、最初からナンシーを愛情一杯の目で見る。夫のリンチ氏は、逆に、最初はナンシーに不審の目を向けていて、ナンシーはそういう視線には敏感すぎるほど敏感だ。でも、夫人の温かい言動でナンシーの無表情だった顔に少しずつ表情が出るようになる。
ナンシーがリンチ夫妻に語った、自分の生育環境の話だが、、、あれはどこまで本当なのだろう? 介護して亡くなってしまった母親は、実の母ではないのだろうか? 私は、実の母ではないという部分は、本当なのではないかと感じた。出生証明がない、、、という描写がわざわざ入っていたから。でも、それ以外の部分は、ナンシーの脚色が大いに入っているのだろう。
だからこそ、終盤、ナンシーは、夫妻と血縁関係がないと明らかになった後に「実は隠していることがある」と告白しようとしたんだろう。その告白の内容は、自分の語った話に嘘があるということではないだろうか。でも、そこで夫人に「苦労したのね。でもそれは過去の出来事でしょ」と言われて、それ以上話すことを阻止される。そして「今は、私たちがいる。私たちはあなたの味方」とも夫人は言う。この夫人の言葉こそ、ナンシーを無条件で受け容れようとする愛情そのものではないか。すごくジーンときて泣けてしまった。
ラストは、ナンシーが夫妻の下を黙って去るところで終わるが、ナンシーはあの後、きっとそれまでみたいに無意味な嘘を積極的に言うことは少なくなるんじゃないかな。だって、自分はこの世界に居てもいいんだ、とハッキリ自覚できたのだから。
地味で寡黙な映画だけど、滋味深い、心に沁み入る佳作。
スティーヴ・ブシェミはやはり素晴らしい俳優だ、、、。
はい、見ました〜(*^_^*)
フキンさんのブログ拝見して見たくなりました。
良い映画を教えてくださりありがとうございました(^^)
アンドレアライズボローが良かった♪
江口ともみ、キレイですよね。つまみ枝豆と夫婦と知ったときは結構オドロキでした(´∀`*)
そう、人生何が起きるか分からないです。一寸先は…ですね。特にこんなご時世だと、明日さえどうなるか…(´-`)
とにかく、無事に生き延びましょう!!
こちらの作品、ご覧になったんですね。
なかなかいい作品でしたよね。
ナンシーという女性像がとても興味深く描かれてました。
人を無条件に受け入れるのは並大抵じゃないですよね。少しの時間でもナンシーが居心地のいい居場所を体験するのを嬉しい気持ちで見てしまいました。
つまみ枝豆の奥さんの話、感慨深いです。
明日があるさと、人は誰でもそう思ってしまいます。でも、その明日が来ないのは自分自身であるのかもしれないと時々思い、ブルッとします。
それにしても、江口ともみっていつまでも綺麗です…(^.^)