**タリン(エストニア)**vol.2
その①につづき
小さなタリン空港を後にし、バスに揺られて10分ちょっと、9時前にホテルに到着。
もちろんチェックインはまだできないので、荷物を預けて、一休み。まだ朝早いので、ホテルの地下に直結しているというスーパーは開いていなくて、道を挟んで反対側に、24時間スーパーがあるという。「機内食が少なくてお腹が空いている人は、何か買ってきて腹ごしらえしても良いですよ」とのN子さんの言葉で、迷わずスーパーへGO!
左:白い建物がホテル/右:トラムの行き交う通りを渡って、、、スーパー・Rimi(H&Mロゴの上にあるRimi)へ
エストニアではメジャーな24時間(?)スーパー・Rimi。モールの地下にあり、店内はまあまあ広い。
あまり時間がないので、一回りして、すぐに食べられそうなパン(シナモンロールとクロワッサン)と、ロシアのお菓子スィロークみたいなチーズチョコ菓子をゲット。セルフレジでモタモタしていたら、係の愛想の無いおばさまが全部会計してくれる。シナモンロール1.55€、クロワッサン0.65€、スィローク0.69€。
ホテルに戻り、ロビーでシナモンロールにパクつく。お腹が空いていたからか、肝心のシナモンロールの写真を撮り忘れ、、、がーん。この旅行でシナモンロールは3個食べたけど、このスーパーで買ったシナモンロールが一番好みだった。食感がモチモチしていて、シナモンの効き具合もちょうど良く、、、。写真を撮り忘れたのに気づいたのは食べ終わってから、、、。
左:仕方がないので、クロワッサンだけ撮りました/右:スィロークみたいなチーズチョコ菓子
チーズチョコ菓子(ほかにココナツ味、ストロベリー味もあった)は想像通りの味で、美味しかった。あまり時間もないので味わっていられなかったのが、ちょっと残念。
☆゜'・:*:.。。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。。.:*:・'☆゜'・:*:.。。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。。.:*:・'☆゜'・:*:.。。.:*:・'゜
9時半。いざ、街歩きに出発。現地ガイドは、東京出身のC子さん。エストニアの方と結婚されて、タリンに住んで10年以上だとか。
ホテルから旧市街の入り口ヴィル門まではすぐ。
左:ヴィル門前では花屋さんがいっぱい、、、/右:ヴィル門から来た道を臨む(奥に見える白い建物が宿泊したホテル)
玄関の上に滑車がついている
C子さんの解説を聞きながら、ヴィル通りをゆるゆる歩く。
まずは聖ニコラス教会へ。中世に建てられた教会で、第二次大戦中はソ連の爆撃に遭ったり、それ以外にも火災に遭ったりなどしたらしい。
ユニークな外観、、、。窓がカワイイ
現在は、多くの美術品を収蔵しているとのことで、コンサートも開かれているのだとか。数年前に美術館(博物館?)として整備されて、塔にもエレベーターで上れるようになったそう。
ガイドのC子さんが、ここに展示されている絵画「死の舞踏」は一見の価値あり!と激推し。でも、朝早いのでまだ中には入れない、、、。
……ので、再び歩き始める。
店先がとにかくカワイイ
皆が覗いているのはこちら(開店前の雑貨屋さんの可愛いディスプレイ)
「短い足」という意味のリュヒケ・ヤルク通りをゆるゆる歩き、デンマークの王の庭へ。
13世紀、侵攻してきたデンマーク軍を打ち負かそうとしたとき、この庭に空から旗が舞い降りてきて形勢が逆転し、デンマークが勝利を収めた、、、んだとか。その旗がデンマーク国旗になったのだそうだが、その後、デンマーク統治下に入ったのだろうが、ドイツやロシア、スウェーデンに支配され、エストニアの歴史もなかなかに厳しい。
奥の丸いのが「乙女の塔」。カフェや博物館があるらしい
この広場には、マントみたいなのを被った大きな像が3体あって、これは幽霊なんだって。タリンの美術学校の学生さんたちが制作したものの中からコンペによって選ばれたのだって。幽霊が出るという噂を基に造られ、このマントの中は空洞で、映画「インビジブル」を思い出した
屋台でナッツを売っていた。一番右のを試食させてもらったけど、香辛料が効いたピリッとした味だった。
また、ゆるゆる歩いて、アレクサンドル・ネフスキー教会へ。
こちらは、中に入ったのだけど、撮影禁止だったので画像はナシ。、、、だけど、ロシア正教なので、ロシアで見た正教会の内部とよく似ていた。ちょうど聖歌隊が歌っていて、お祈りしている人たちも結構いた。
そして、こちらの売店で、またロシア正教の聖歌隊のCDを買ってしまった。8ユーロ。ついでに美しい絵葉書も(0.5ユーロ)。
で、教会を出たその目の前にあるのが、トームペア城。今は、国会議事堂として使われている。あの元大関・把瑠都も議員時代はこの辺で時々見かけたとのこと。
エストニアが独立した後、国会議事堂の前にロシア正教の教会が建っているのはどうなのか、、、という議論が巻き起こったらしい。そもそもアレクサンドル・ネフスキー教会は、ロシア帝国がその権威を示すために建てたもの。一時は、教会を取り壊すという話も現実味を帯びたらしいが、ロシア系住民も多い上、ソ連支配の暗黒時代も歴史の一部には違いない、、、という冷静な結論に落ち着いたとのこと。
このトームペア城にある塔は、「のっぽのヘルマン」と呼ばれていて、ここにエストニアの国旗が掲げられていることは、エストニア人にとっては誇りなのだと、C子さん。
お次は、展望台へ。トームペアの丘へと向かう。
聖母マリア教会の前を通り、、、
旧市街を一望する展望台に到着~。
右:これは展望台のすぐ横にある政府機関の建物
この辺りから、だんだん寒さを感じるように、、、。気温はマイナス1度くらいだったと思うが、ず~~~っと外にいるからか身体が冷え切って来る感じ。
展望台から降りて来て、チョコで有名なお店マイヤスモックを覗き、、、
左:マイヤスモック/右:その前にあるのは、聖霊教会。
左:店内にはマジパンで作った小物がいっぱい展示されていた/右:マジパン小物の制作中
ラエコヤ広場へ出て来て、ぐるりと見回してから、ようやく昼食へと向かう。あーー、、、ちかりた。
その③へつづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます