大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

薬師岳は樹林の山

2011年06月24日 | 東北
早池峰と違って樹林帯が頂上まで続くから花は少ない。
そのかわり幽玄さの中を歩くのとオサバグサやら早池峰にない
花が楽しめる。

オサバグサは林道からすぐに出て来るんだから驚きだ。
そのあとは岩の道手前まで延々と続くんだ。
早池峰と違って鬱蒼とした森の中を進み、アカヤシオ(?)もまだ
咲いていた。


アカヤシオ(?)

途中で早池峰が見えたのでカメラに収めた。すぐガスで隠れるから
写せるときに撮っておかないとまずい。
雲の下に微かに登山道が見える。


樹間からの早池峰

そのうちにいやに大岩の続く道になり、ヒカリゴケがありそうな
ところも出てきたがよく分らない。あまり興味が無いからいいか。


まるで岩のアスレチック

なかなか愛嬌のある花が出てきたが、たしか浅草岳で初めて見たんだ。


コヨウラクツツジ(?)

おまけにヤマザクラまで咲き残っていて嬉しくなってしまった。
こんな時期に桜にお目にかかるとはなあ。このあとミネザクラも出てきたぞ。


ヤマザクラ

頂上近くで白いスミレが出てきたが名前が分らず、降りてから監視所の
ジイサマに教えてもらったがよく聞き取れなかった。


頂上近くのスミレ

樹林帯を抜けたと思ったら即頂上だった。
イワウメが咲いていた。見下ろしたブナの新緑が素晴らしかったが、
いつかあの中を歩いてみたいなあ。


頂上のイワウメ


下山途中からの頂上


下山途中で瑞々しいサンカヨウが出てきたし、好きなツバメオモトやら
ショウジョウバカマも顔を出してくれた。


サンカヨウ


オサバグサの中のツバメオモト


ショウジョウバカマ

最後の木道を歩いて林道に飛び出したが、予想に反していい山だった。
対面の早池峰がもて過ぎだが、こっちも結構味のある山だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早池峰はなかなか良かった

2011年06月23日 | 東北
薬師に登った翌日(19日)痛い腰を騙し騙し登った。
さすがに5時前から登るのは俺くらいだろうから、
鈴を持っていこうか迷ったが止めた。
樹林帯はほんの少しだから声を出して歩けばいい。

入り口の簡易トイレで用を足してから歩き出したが、
小屋の汚いのよりも数段気持ちが良いからこっちで
済ませたが良い。

さて歩き出してすぐに左前方の笹薮をガサゴソいわせて
離れる何かがいたが、おそらく熊さんだったのだろう。
結構熊密度は濃いらしい。
薬師は全山、早池峰は下部の樹林帯では熊鈴必携だ。

暫くして樹林帯を抜けて気持ちの良い歩きになり、
花がいろいろと顔を出し始めた。
黄色のミヤマキンバイはしつっこく出てきて一番の
占有率だった。


ミヤマキンバイ

そのあとに目立ったのが白い6弁の花で、最初はこれが
ヒメコザクラ?と思ってしまった。
しかしちょっとでかすぎるだろうと思って追いついてきた男に
確認したら違うとの事で、結局家に帰ってから確認したらチシマアマナだった。


チシマアマナ

ミヤマアズマギクとミヤマシオガマが出てきたが
殆どめだたないくらいの少数派。


ミヤマアズマギク


ミヤマシオガマ

さてお目当てのヒメコザクラはすぐに出てきたが予想通りの小ささだった。
白い花弁の真ん中の黄色がポイントの可愛い花だ。


ヒメコザクラ

ハクサンコザクラの仲間なんだがそれよりも随分と小さいから目立たない。

途中でイワウメのちょっとした群落が出てきたので載せておこう。


イワウメ

八合目のあの鉄梯子はどうという事もなかった。
八ヶ岳の源治梯子に比べたら屁みたいなもの。
下に1脚上に2脚の二段構えだが、下のは使わずにバンドを斜上できる。
垂直でもないしそんなにビビることもなかろう。


梯子

頂上に着いたら途中で抜かれたアラフォーの男性が派手な祠の前の
岩でボルダリングをやっていた。


祠とボルダー

それを見て仙台からの老年パーティーのオバン達が拍手している。
しかし俺より遅そうなオジンが一人いたが鶏頭山を越えて岳まで
とかいっていたぞ。
なんだか危なっかしいが時間はたっぷりあるから何とかなるか。

河原坊への降り口に立って下をみたら物凄い急斜面だ。
普通なら岩っぽいし飛んで降りられるんだが今日は無理。
それどころか足を置く度に腰に響く。
何だか情け無い超スローの下山。

途中に大岩が点在していて面白いが、これなどはイースター島の
モアイ像そっくりだ。丁度居合わせたオバサンにモデルになって
もらった。


打石というらしい

中年の男女パーティーが登ってきたが皆袖に「グリーンボランティア」
という腕章を着けている。
一体何をするのかと聞いたら、あの頂上小屋の糞尿下ろしとの事。
一人で5Lを担ぐらしいが、本当にお疲れ様だ。
登山口で売っていた携帯トイレだけにすればいいだろうに。
俺も小を我慢して必死で降りているんだが結構辛いぞ。



キバナノコマノツメが出てきたが黄色というのがいいよなあ。



沢近くでチングルマの大きな群れがあった。



頂上からは大した距離には見えなかったが、沢に降り着いてからが案外長い。
山ボーイの2人組みが登って行ったが、見上げるとなかなかの景色だ。



途中にダケカンバの二次林が出てきたが瑞々しい緑だ。



林道にやっと辿り着いたが直前にバスが出て行った。
仕様が無いから1時間近くかけて小屋まで戻ったが降る途中で
クロスした連中とまた会ってしまった。
昨日までのガスと違って快晴の山で良かったが腰は最悪。
遠因はあの檜洞での右膝負傷だろう。
本当に最悪のポカだったなあ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小田越山荘のこと

2011年06月22日 | 東北
奥多摩の酉谷や鷹ノ巣の4倍はある大きな小屋だった。
相当に古いからちょっと暗いので奥多摩のみたいに気持ちが
いいという程の居住性は無い。
しかし避難小屋という点では充分すぎる広さで、こじんまりした
営業小屋並。

水場はすぐ先にあり雨の後にしては量が少なかったが、
湧き水の証明だから水質は良さそう。
飲んでみたところまあまあ普通だった。
甲斐駒並みとはいかなかったがすぐ傍にあるからいいか。

しかし夜はだだっ広いから何か落ち着かなかったなあ。
奥多摩みたいに板の間に6人程度がいかにも避難小屋といった
感じだよなあ。

おまけに天井で小型の動物が走り回ったので「うるさーい」と
大声をだしたら一発で気配を消した。
去年の箱根・明星が岳のイノシシとまったく同じで、野生動物の
本能とは凄いもんだ。
ネズミの心配があったので食料は吊るしたが出なかったみたいだ。
帰りに小屋近くでネズミの姿は見たからいることはいるらしい。
小動物のお陰で小屋には出没しないのかもしれない。

トイレは昔の小屋らしいお粗末さだ。
近頃の綺麗なトイレを期待したらとんでもない。
すぐ傍に林道が通っている割には酷すぎるが、それもこれも
休憩場所として機能しているだけだからだろう。

そんなわけでこの小屋は殆ど泊り客がいないらしい。
地元の山屋や観光客は泊る必要も無いし、遠来の客にしても
殆どが早池峰だけが目当てだから泊らないわけだ。

だから仲間内での花見と宴会にはもってこいの小屋だ。
夜行バスで盛岡に着けば7:10の小田越行きのバスが来るから
すこぶる便利だし、近くの松屋で朝定が喰える。

7月下旬の梅雨明けに行けば百花繚乱だろう。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駅前旅館で一休み

2011年06月22日 | 東北
早池峰から下山して行く予定だった鉛温泉の藤三旅館の
「白猿の湯」は諦め、盛岡へ向かった。
腰痛では温泉で温めたら逆効果だから。

さてしかしだ、夜行バスは23:45発と時間があり過ぎる。
おまけにシャワーを浴びてさっぱりしたいが駅の周辺だし
銭湯など無い。
サウナには行きたくないし、ゆっくり休みたい。

そうかビジネスホテルで休む手があるぞと廻りにあるホテルを
当たってみたが結構する。
途中で駅前旅館を見つけて交渉してみた。
当然一泊素泊まりの料金の4,725円だが、21:30まで
なので4,200円にしてくれた。

おかげでシャワーを浴びて髭も剃ってサッパリしたが、和室の
布団だったので腰にも良く充分寝て満足した。
60過ぎのオジンにはネットカフェもちょっとなあだったし、
案外と面白い体験だった。

花巻の駅前でオバサンにボランティアで来たのかといわれたが
スコップを持った人を2人見た。
金曜日の夜行バスで来て日曜日の夜行バスで帰っているんだろう。

民間レベルでは頑張っているのに政治屋どもの醜い争いには
ほとほと呆れるばかりだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早池峰の遊び方

2011年06月21日 | 東北
奥多摩の帰りから左腰が重かったが早池峰に登るときから
痛みが出て、河原坊への下りでは1時間も余分にかかる始末。
昨日は何とかアップしたが、座るのが辛いので写真つきは無理。
花などの写真入りの記録は腰が治ってからにする。

花だけを見るなら河原坊から登って、小田越へ下山が良かろう。
俺は逆でやったが、どうも急登の河原坊から小田越へ歩くのが
一般的みたいだ。
その方が石を落としたりする恐れが無いからいいかも。

140種くらいも花があるといっても当然ながら順繰りに咲いていく
わけだから、自分が見たい花の時期に出かけるわけだ。
ナンブイヌナズナとヒメコザクラを見たかったから今の時期にしたが、
もっといろんな種類の花が見たかったら梅雨明け直後が一番いいのでは
なかろうか。ハヤチネウスユキソウも咲き残っているかもしれないし。

一番欲張りなのは「花の早池峰」と「樹林の薬師」を楽しむことだろう。
これに「鶏頭山への縦走」を加えれば最高だ。

初日に薬師岳の樹林を楽しむが、避難小屋から又一の滝まで歩き、
それから薬師に上がり避難小屋へ降りる。

翌日は小田越から早池峰に登って鶏頭山へ縦走して岳まで。
河原坊からの途中に咲いているチングルマの群落には会えないが他の
花には出会えるからまあまあだろう。
鶏頭山への縦走路にも結構な花があるかもしれない。

当然小田越山荘に寝ることになるが、40人は充分寝られる広さなのに
利用者は殆どいないから3-4人で宴会もできるだろう。
俺は一人で寝たが、まあ仲間同士のほうがいいだろう。

次回は又一の滝から薬師への途中のブナ林を見てみたいと思っている。
頂上から見たが素晴らしい新緑が広がっており歩けずに残念だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早池峰はオサバグサとナンブイヌナズナが旬!!!

2011年06月20日 | 東北
薬師岳のオサバグサ、早池峰のナンブイヌナズナともに
真っ盛りの旬だった。
両方ともに予想外だったが素晴らしかった。

まず薬師岳のオサバグサ。

あんなに可愛くて清楚な花とは思わなかった。
まったく写真なんかで先入観があると禄でもない。
まあ、この可憐な花を見てもらおう。



案外と肉付きのいい白い花びらが清楚で何ともいえない。



これは無理に下から撮ってみたがさすがにピントはずれた。



これは肉付きがいいのがよくわかると思う。

この花が登山道入り口から七合目あたりまで道の両サイドを埋め尽くしているんだぜ。
大雪のクモマユキノシタも凄かったがこのオサバグサも負けてはいないぞ。



サイズと広がり具合がわかるとおもうが、ずーっと先まで埋めている。

途中で降りてきた中年夫婦によれば、大体6月の17日から19日あたりが旬らしい。
運よくジャストの日に出くわしたわけでこんな嬉しいことはない。

大群落があるというのは知っていたがこれ程の規模とは予想できず、おまけに
ムチャクチャ可愛いのですっかりファンになってしまった。

次はナンブイヌナズナ。

こちらは予想よりも遥かに小さくて驚いたのだ。
しかしこれも瑞々しさ最高級の旬の時だった。



これがまとまった株の最初の奴だが全体像がわかるだろう。
レモンイエローの色合いがチシマキンレイカそっくりだ。



花が小さいというのがわかるかな。
もっと丈がある大きめの花を予想していたんだ。



瑞々しさでは断トツだった河原坊への下りの一株。



これは同じ下りで見たこの日最大のスケールの株。

登り下りともに八合目あたりからあちこちに群れをつくっていた。
その手前からちょこちょことは出てくるがあまり目立たない。

その他ではヒメコザクラは咲いていたがハヤチネウスユキソウは全然見かけなかった。
まだ先でないと咲かないみたいだ。

とりあえず今旬の二つの花の報告。

あとはいろんな事を順番に書いていくことにする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今夜から東北・夏山のスタートだ!

2011年06月17日 | 東北
いよいよ今年の夏山の本格始動だ。

久し振りの東北の山だが、早池峰ではさすがに根曲がり竹の
竹の子は無理だろう。
一度は自分で採って食べてみたいがまだできていない。
昔月山に行った時に念仏ヶ原の避難小屋で同宿の地元の
オヤジ達が竹の子を大量に採ってきたがご相伴に与かれなかった。
今ならずうずうしくご馳走してくれと言うだろうが。

フキやミズならいくらでもあるから採り放題・食べ放題だ。
これとコシアブラくらいは判るが、他の山菜はあまり良く判らない。
まあ採ってすぐ食べるならこの三つでも充分だ。

早池峰は勿論”花の山”だ。

なんか高山植物は140種もあるとかだが、固有種や希少種も多い。
ハヤチネウスウキソウ、ナンブイヌナズナ、ヒメコザクラは今回
見ることができそうだ。
何だか今からわくわくするなあ。
今回はデジカメを忘れたりはしないぞ。
さっそくザックに入れておこう。

対面の薬師岳は蛇紋岩の早池峰と違って花崗岩だから植生がまったく
違って地味だ。
オサバグサの大群落が売りみたいであとは楽しみなさそう。
とりえは水が旨いということ(多分)だろう。
花崗岩の甲斐駒の水はメチャ旨いから、同じ岩質なんだから期待
して間違いはなかろう。

どうせ小屋に寝る地元民はいないだろうし、俺みたいに遠征する
奴でもわざわざ一泊はしないだろうから独占だろう。
天気もなんとか持ちそうだし、花達をしっかり見てこよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早池峰に行くことにした

2011年06月13日 | 東北
こんどの金曜日の夜行バスで盛岡まで行って、乗り換えて
小田越まで入る。

土日と祭日しかバスがないから金曜日の夜しか行けないわけだ。
車を持っていれば平日に行くことができるが、持っていないから
土日でやるしかない。

着いた土曜日はまず小田越山荘で昼寝をする。
どうせバスで眠れるわけが無いからしっかり睡眠をとりたいのと
着くのが9時くらいだから人だらけに決まっている。
人混みの中を歩くなんて真っ平だから、起きたら早池峰と反対に
位置する薬師岳に登ることにしよう。
こっちはほとんど歩いていないだろうから静かな山だろう。

早池峰は翌日の早朝にやっつければ良かろう。
本当は頂上の小屋で寝たいんだが、宿泊禁止だから仕様が無い。
まあ糞尿をボランティアが担ぎ下ろすんじゃあ泊れないわなあ。
日帰りが楽に出来る山なんだから協力しよう。

ハヤチネウスユキソウよりも同じ固有種のナンブイヌナズナがみたい。
他の花も結構咲いていそうだから楽しみだ。
今年一番の花の種類だろうが、残雪がどの程度か分らないから
行ってみてのお楽しみだ。


12時過ぎのバスで花巻に戻って、鉛温泉・藤三旅館の日帰り湯で
あの有名な「白猿の湯」を楽しんでから盛岡へ出る。

せっかくの梅雨の晴れ間だから急遽やることにした。
来週末は晴れる保証が無いし、やれるときにやっておこう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早池峰、秋田駒、鳥海をまとめてやる

2011年05月24日 | 東北
鳥海山を単発でやるのは効率が悪い。
6月の予定の「早池峰から秋田駒」を7月にずらして、
「鳥海」とセットでやればいいのに気が付いた。

7月18日夜のバスで盛岡入りして「早池峰」をやり、鉛温泉泊まり。
20日と21日を「秋田駒」の阿弥陀池避難小屋に寝て、22日に移動。
鉾立山荘に寝て、翌朝到着したM氏と登りだす。

というアウトラインだ。

しかしまあ、これを練り上げるのに苦労した事よ。
何といってもJRが不便この上ないんだ。
とにかく新幹線を使わなくちゃあ駄目なんだから始末が悪い。
少しでも経費を抑えたいからバスやら各駅停車やらで移動できないか
調べたが、結局どれも駄目で新幹線利用になった。
距離が短いからそれほど高くないのが救いだが。

それにしても移動するのに無駄な時間がかかり過ぎるのには参ってしまう。
15:20に象潟に着きたいのに、駒ヶ岳八合目を8:50発の始発バスに
乗って新幹線に乗り換え、秋田から羽越線に乗って13:18着しか
間に合うのが無いんだから恐れ入る。
鉾立行きのバスは15:25だから、象潟駅の周辺を散歩でもして時間を
潰すしか無さそう。

何とか計画は出来上がったが、酒田での寿司と肉も待っているから
4万くらいは用意せねば駄目みたいだ。
「東北の花の名山」を三つも楽しめるんだから安いもんかな。

秋田駒のチングルマには遅すぎるが鳥海の花を楽しむにはこの時期が
一番良さそうだ。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥海山が7月の山に浮上

2011年05月23日 | 東北
M氏が鳥海山に興味を示したので追加してみよう。
なんでも去年出かけてみたらしいが、天気が悪く断念した由。
百宅口から入山するのに絶対必要なタクシー利用に都合がいい。
しかし帰宅して調べてみたら何と13,000円もするじゃないか。
これじゃあ2人でシェアしても一人6,500円!!!
とてもじゃないが勿体無い。

やっぱり西側からの入山にして、唐獅子平避難小屋で寝るしかない。
翌日登り返して頂上を踏んでから湯ノ台口へ下山が一番楽しそうだ。
何といっても河原宿あたりの花が素晴らしいらしいから。
下山したら鳥海山荘で入浴できるだろう。

時期は丁度空けていた海の日の三連休で良かろう。
登る数は多くても唐獅子平の小屋に寝るのはそうはいないだろうから。

下山後の楽しみが二つもあるのが素晴らしい。

あの有名な

「本間様には及びもせぬが、せめて成りたや殿様に」

の酒田なんだぜ。
旨い物が無いはずが無いに決まっているだろう。

一つは寿司の「鈴政」
もう一つは肉の「平田牧場 とん屋」

この2軒を梯子すれば山の疲れも一発で消し飛ぶだろう。
「鈴政」で岩ガキでも追加できればもう何も望むものは無い。

山と旨い物を両方楽しめる最高の山旅になるぜ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早池峰と鉛温泉、おまけの秋田駒

2011年05月10日 | 東北
6月の予定に入れた「早池峰山」は鉛温泉の「藤三旅館」とセットで
やることにした。
もう随分前から温めていた企画なんだが、やっと陽の目を見るわけだ。

この「藤三旅館」の「白猿の湯」に入りたくて仕様が無かったんだ。
これだけでもと企画したことがあったが余りにCPが低いんでボツになった。
本当は「和賀岳」辺りとセットが渋くて俺には合ってそうだが、何せやり辛い。

6月末なら花も結構咲いてそうだし、避難小屋もまだ空いてそうだから
静かな山が楽しめるかも。
しかし小屋泊まりするほどの山でもないか。
小田越山荘に寝て対面の「薬師岳」に登る手もあるが、余り触手が伸びないなあ。

日帰りして鉛温泉でのんびりするのが一番だなあ。
しかし一山じゃあ勿体無いぞ。
「秋田駒ケ岳」が近くていいじゃないか。
6月末の花がどうかって話だなあ。
ちと早そうな気がするがチングルマあたりはいいかも。
あまり欲張らずにこれぐらいにしておいたがいいだろう。

七月に入ったらすぐに北海道へ飛ばなくちゃあいけないからなあ。
なるだけ体力を温存する必要があるぜ。
昔と違ってガツガツする馬力は無いんだから。

早池峰+鉛温泉で一泊二日、秋田駒で一泊二日合計二泊三日の旅か。
夜行バス(池袋-盛岡往復14,000円)宿代6,000円
これに盛岡-田沢湖の新幹線代とかも入れると3万はかかるなあ。
予算が厳しいが折角だからこいつはやってみよう。
予算切れになったらその後の山は諦めるしかなかろう。

何だか7月末の南アルプス辺りでジ・エンドになるかもなあ。
北アルプスも捨てがたいんだが何とかならないもんかなあ。
それかもっと安く行く手立てがないか調べてみるか。

(結局セットは中止で早池峰と秋田駒の代わりに鳥海山にした)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯豊はやっぱり厳しいなあ

2011年05月09日 | 東北
いろいろ調べてみると予想通りの厳しさだなあ。

まず大熊小屋までのトラバース道が切れ落ちていて気が抜けず、
5時間強もの長い道だし、それからの登りがまた半端でない。
この登りはコースタイム4時間10分だが、多分7時間以上はかかるだろう。
7年前に梶川尾根を登った時にはCTの1.5倍かかって門内小屋に
辿り着いているから今回はもっとかかる筈だ。
稜線歩きはそれ程でもないが、川入への下山がまた長い。
これも前回に体験済みだから充分分っている。
剣ヶ峰先の樹林帯に入ってからが結構長くてまいったんだった。

山中四泊、降りて一泊の五泊の日程になるなあ。
幸い避難小屋が開放されているからテントを持たなくていいし、
水場もしっかりしているから荷物が軽くなる。
食料は極力フリーズドライに徹すれば10KGまでで収められる
可能性が高い。
還暦過ぎのオジンには6時間ほどの歩きがピッタリだろう。
休みをこまめにとって、行動時間は8時間以内にしよう。
そうすれば暑い最中に小屋のなかで昼寝ができる。

この飯豊や朝日は稜線が2,000M程だからメチャ暑いんだ。
10時から15時の強烈な暑さの中を歩くのは相当に疲れる。
この時間帯を小屋の中で涼みがてら昼寝して夕方歩けば体力を
温存できる。
そんなに上手くはいかないが大日岳をピストンする時には
やれるだろう。
それと朳差岳避難小屋で一休みの後に頼母木小屋まで歩く時に
使える。

民宿泊まりの時

一日目:大熊小屋まで CT4.50
二日目:朳差岳避難小屋まで CT4.10
三日目:梅花皮小屋まで CT5.15
四日目:本山小屋までCT7.25(大日岳往復含む)
五日目:川入まで CT6.55

民宿に泊まらぬ時

一日目:大熊小屋まで CT4.50
二日目:頼母木小屋まで CT6.10
三日目:御西小屋まで CT6.30
四日目:三国小屋まで CT7.20(大日岳往復含む)
五日目:川入まで CT3.45

以上2つの案が出来上がった。

上のは朳差岳への登りで完全消耗した場合。
下のはそれ程でもなく余力があった場合

どうも下の案になりそうだ。
4時に登り出したとして、朳差の小屋で15時近くまで
のんびり休めば3時間程度は行動できそうだから。
バスがないから温泉まで歩いて風呂に入ってからバスに乗り込もう。
上手くいけばヒッチハイクできるかもしれないから。
登山者は無理だが通りかかった車に手を挙げてみよう。
放射線騒ぎの最中だから案外親切に乗せてくれるかもしれないぞ。
民宿泊まりの時は稜線から予約の電話をすればよかろう。
ネットで調べたらAUでも稜線上はOKらしいから。

今年は雪が多そうだから6月中旬くらいがいいかもしれない。
7月3日から北海道だから6月13日辺りの入山になるかな。

しかし昨日は折角の晴天だったのに一昨日から本格の風邪で動けなかった。
三年ぶりくらいの風邪だが久し振りでまいったなあ。
今月で退職が決まって気が抜けたらしい。
早く遊びモードに切り替えてせっせと山歩きしないと危ない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山バス派は入下山が悩みだなあ

2011年04月27日 | 東北
バス利用での山はなかなかに辛い物がある。
なにせバスからの歩きがメチャ長いとか、バス便
そのものが無いとかが多いんだ。

飯豊の北からの全山縦走となると下山口の川入からの
バスは夏の期間限定だ。
ハクサンイチゲに会うのが目的だと6月中旬から
下旬だろうからこのバスが使えない。

タクシーは迎車代込みで5,000円位らしい。
なんだか馬鹿らしいので下山して民宿に泊ることにしよう。
あの「飯豊鉱泉」は廃業してしまったらしいから
他の宿を探す必要があるが、どこも同じ様なもんだろう。
予約する時に送迎を頼んでおけばOKだろう。

貧乏山屋にとっては痛い出費だが身体を癒すには
温泉がもってこいだし、喜多方や会津若松からのバスが
使えるからまあまあだろう。

花は他にはヒメサユリやシラネアオイ、カタクリ、
ミツバオーレン、ツバメオモトあたりだろうか。
残雪で道を間違えないように充分注意しないとなあ。
あの朝日連峰でのプチ遭難の二の舞はやらないようにせねば。

しかし今の季節の新緑の美しさは素晴らしいよなあ。
先週の日曜日に思い立って12時近くに山梨の新府に
桃の花を見に行ったんだ。
予想通りにもう旬は過ぎていて、今サン位だったんだが、まあ
ライトグリーンやらホワイトグリーンやらの新緑の素晴らしい事。
本当に今の季節は楽しくなるなあ。
久し振りの外出で季節の移ろいを実感してしまったというか
引きこもりすぎだろう。

といっても28日からは田舎へ帰るから次に行けるのは
5月5日か7日になる。
軽く「大鹿峠からお坊山」辺りがいいかも。
中旬には奥多摩の「タワ尾根」から酉谷避難小屋まで歩いてみよう。

超遅い出発で山屋が殆ど乗っておらず(当たり前!)静かで良かった。
朝早い山屋御用達の電車(高尾6:14発松本行きなど)は避けて
10時位の電車でのんびり遊んで夕方に軽く飲むというのがいいかも。
6時過ぎれば飲み屋も空いているとおもうんだが。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八甲田と酸ヶ湯、蔦温泉

2010年12月13日 | 東北
北八甲田と酸ヶ湯、南八甲田と蔦温泉というのが普通の組み合わせだが、
まず南八甲田をやってから北八甲田の避難小屋で寝て、下山後に酸ヶ湯から
蔦温泉に移動するという変な行程だった。
まあしかし温泉をやってから登るというのはちと辛いから普通の選択だったかも。

南八甲田は長い旧車道の歩きが退屈な上に道が分りにくくなっているみたいだし、
おまけにテントを使うしかないのでちとやり辛いだろう。
その点では北八甲田の方は避難小屋がしっかりしているからやり易い。
その上清潔なトイレ付きときたら俺みたいな貧乏山屋には最高だ。
東北の避難小屋は何でか良く分らないが立派なのが多いんだよなあ。
八幡平の陵雲荘や裏岩手の小屋などは丹沢辺りの営業小屋真っ青の素晴らしさだぜ。

「酸ヶ湯」は商売っ気たっぷりのマンモス浴場で、あまりの風情の無さにがっくりだった。
千人風呂というとおりのデカサが売りの風呂なんだから仕方ないんだが。
「蔦温泉」はうって変わって風情タップリの温泉宿だった。
明治の文人「大町桂月」が定宿にしていたらしいが、その頃は本当に鄙びていたろうなあ。
前にも書いたが古い「久安の湯」とこれをモデルにした新しい湯の二つがあったが
この「久安の湯」が今までで最高の風呂だった。

巨大な青森ヒバの梁と天井、足元から湧き上がる無色透明の源泉ともういうこと無しの
風呂だったんだ。
あまりの気持ち良さに蔦沼巡りをした後でまた入ってしまった。
ここは断然紅葉時に訪れるのがベストで、10月中旬から末あたりがジャストだろう。
リタイアした金満中高年のご夫婦なら一度は行ってみてください。
連泊して蔦沼に映る色とりどりの紅葉の中の散策など贅沢な時間を思う存分楽しめる。

この「蔦温泉」途中の「猿倉温泉」もなかなか良さそうだったんだが、残念ながら入る
機会が無かった。
南八甲田の入下山口だったので使えなかったが、日程を工夫してここでテントで寝て
のんびり湯に浸かれば良かったなあ。

山は再度やろうという気は起きないが、温泉は「蔦温泉」「猿倉温泉」両方に入りに
行ってみたいなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後生掛温泉から裏岩手縦走

2010年12月11日 | 東北
7月の海の日の3連休に休暇を付けて歩いた。
本当は秋田駒から縦走の予定だったんだが、雨の為に途中下山して逆走にしたんだった。

後生掛温泉は八幡平の近くにある温泉宿だが、温泉オンドルの大部屋で湯治できるのが嬉しい。
常連客から初夏の根曲がり竹の竹の子と秋のキノコの時は超満員になると聞いて、その時に泊れば
両方分けてもらえるなあと思ったが機会がない。
湯治料金はオンドル部屋2,100円、夕食1,890円、朝食735円だから4,725円で
1日過ごせるわけだ。

食事を自炊にすればもっと安く上がるから年金生活をここで過ごすという手もありだ。
水道代や電気代も要らず、食べたい食材は前もって頼めば持って来てくれるから存外便利だし、
いつでも好きな時に温泉を使えるというのがいいじゃないか。
竹の子とキノコの季節にそれぞれ1ヶ月程度泊るのも楽しいよなあ。

風呂は泥湯、蒸し湯もあって色々楽しめるが、露天風呂は小さくてあまり入る気が起きなかった。
最初泊った時は部屋が暑くて一晩中風呂で過ごした。
囲碁友達でもいれば退屈はしないんだが、滅多に読めない大長編小説とか読むのもいいなあ。
完全リタイアしたら最低1ヶ月は逗留してみよう。
退屈したら焼山から玉川温泉に抜けたり、八幡平に上がって陵雲荘で寝て散策したりすればいい。

ここから歩いて八幡平に上がり、裏岩手を縦走して乳頭温泉の鶴の湯で汗を流したんだ。
裏岩手はほとんど人が歩いておらず静かで良かったが熊のテリトリーなので鈴は必携。
霧の中の池塘とニッコウキスゲは文字通り別天地だった。
今度やるとしたら秋田駒から三ツ石山、八幡平と歩くか、犬倉山、岩手山と歩くかなど選択肢は多い。
やっぱり7月のチングルマの季節に歩くよなあ。

鶴の湯は映像や写真どおりの白濁の湯で、露天風呂は人が多くて内湯を使った。
バス停までのんびり歩いていたら宿の車が乗せてくれて大助かりだった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする