大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

水俣乗越からは梯子だらけ

2013年09月23日 | 北アルプス
燕山荘から西岳ヒュッテまではそんなに急なアップダウンは無いのだが、
それから先はちとしんどい。

まずヒュッテから一気に160メートル程降りて、乗越からは槍の肩まで
600メートルを登らなくちゃあならない。
水平距離約2kmだから思った程でも無さそうだが梯子だらけの道だ。

ヒュッテ大槍まで登れば槍は目の前なんだが、これからが案外と堪える。
山荘手前の岩屑の道が歩き難いが、槍沢からの道と合流すれば直ぐに
山荘だ。穂先に行くのやら降りてきたのやらでごったがえしている。

急下降の道は大分手を入れてくれて随分と歩き易くなってると、最終日の
上高地からのバスで同席したオバサマが言っていた。
実際どうってことない下りだったし、梯子や鎖でグイグイ高度を稼ぐ道は
大好きなのだが如何せん呼吸器の不調で辛かった。

途中上から見下ろした槍沢の道が何ともかったるそうで、もう一度槍に登れと
言われたら、再度この道を使うか、裏銀座の道を使うだろう。
上高地から槍沢経由の道は最高に面白くない道だと思う。

景色はまあまあで高瀬湖?の遥か先に鹿島槍、左手には北穂から前穂が格好良い。
見上げると朝日に輝く槍だった。

  

水俣乗越は今人気の北鎌尾根への入り口になっていて立派な道ができていた。
あと一箇所は西岳手前にある貧乏沢でこれも立派な道だった。
二枚目が北鎌への道で、三枚目が見下ろした天狗池への道。

 

ここからは直ぐに急な登りで、その後は梯子が次々に出てきた。
途中三段の鉄梯子を降るが、あの八ヶ岳の源治梯子に較べたら
屁みたいな代物だった。
 
 


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