⚫︎原種バラ、「ロサ・ルゴサ(Rosa rugosa)(ハマナス)」と、
⚫︎日本原産の原種バラ、「ロサ・ルキアエ(Rosa luciae)(テリハノイバラ)」の
交配により
「マックス・グラフ(Max Graf)というバラ」が1919年に作出されました。
そのバラが
浜寺公園バラ園に咲く
マックス・グラフ
2024/5/18
このマックス・グラフの実生から生まれたのが
ロサ・コルデシー(Rosa×kordesii)
となる。
交配 実生 × Rosa kordesii
✳︎謎があるらしい?・・・下段※
このロサ・コルデシーを交配親として
作出された一連のグループが
ハイブリッド・コルデシー系統
となる
ハイブリッド・コルデシー系を代表する品種
ドルトムント
です
スタンド仕立てで咲く
ドルトムント Dortmund 1995 Kordes(G)
系統 Cl Hkor
ハイブリッド・コルデシー系を代表する品種でサテン光沢のある
緋色の半八重咲き花が人目を引きます
返り咲きがあり
コツデシー系の特徴である耐寒性も高く大変丈夫なつるバラのようです
庭園内でのドルトムントが咲き誇っている
2024/5/18
※このHkor系統には謎がある?
その謎とは
ロサ・ルゴサとロサ・ルキアエにより、ピンク色の一重のバラ「マックス・グラフ」は
北海道で実際見ることができるそうです
この「マックス・グラフ」の種を蒔いて生まれたのが「ロサ・コルデシー」と言われている
「ロサ・コルデシー」は半八重の真っ赤なバラだと言われていますが
実物も写真も無いそうで、商品登録もされず苗も入手出来ない
実は
「マックス・グラフ」は殆ど実が出来ないバラで、超珍しいく、
花色も上記の写真の様にピンク色ですが
生まれた花は
全く異なった花色の真っ赤な「ロサ・コルでシー」が誕生するというのは不思議で
遺伝的にも両者の間に違いがあるそうです
育種家コルデスの秘中の秘として
「ロサ・コルデシー」を世の中に出さなかったのか?
それとも、「マックス・グラフ」から「ロサ・コルデシー」になる迄に
何か秘密があるのか?
謎とされているそうです
以上、ハイブリッド・コルデシー系統に纏わる逸話?
でもこの系統は種類が少ないのか
中之島・鶴見緑地・長居植物園では出会えません
これも浜寺公園バラ園の歴史の一幕かなぁ❗️
と感じるところです
2024/5/18 浜寺公園バラ園にて
参考迄 系統図見難いですが💦
自分に分かり易く整理しました