果たして”A・B・C”時代が来るのでしょうか?
ナローボディ機特化型の航空機会社として
戦えるかも知れない?
が
型式証明&耐空証明の難題がある・・・
COMAC(中国商用飛行機)は2020年11月3日(金)、
最新型のC919双発ジェット旅客機がイベントデビューし、デモ飛行を行ったことを発表しました。
実施したのは、中国南部の江西省、南昌市で開催された「南昌フライトコンベンション」でのことで、
同地でテスト中の機体(AC105)が青空をバックに飛んでいます。
C919は、エアバスA320シリーズやボーイング737シリーズと同クラスのジェット旅客機で、
機内レイアウトは158席から168席、航続距離は4075から5555kmとのこと。
初号機は2015(平成27)年11月2日に完成披露し、
2017(平成29)年5月5日に初飛行に成功しています。
COMACによると、C919は2020年11月現在、
すでに航空会社28社から合計815機のオーダーを受けているそうです。
将来 ナローボディ分野で、A・B・C(頭文字から)時代が到来するでしょうか❓
Airbus
Boeing
COMAC
現在、Airbus320シリーズとB737シリーズメチャ飛ばしているので
中国国内だけでも相当な機数になる
中国以外では如何でしょうか❓政治絡みの後進国となるのかなぁ❓
C919 型式証明は如何なっているのかなぁ❓
中国国内での承認・中国国内で運航・・・という事ですよね
開発責任者呉氏によると、現在、C919は850機以上の受注を受けており、
黒河や海拉爾(ハイラル)、三亜、北米五大湖などで試験飛行を行っている。
21年までに中国民用航空耐空証明を取得し、第一陣機の引き渡しを目指す。
呉氏によると、欧州でもC919の耐空証明の申請を行っており、
3-4年以内の取得を目指している。
型式証明とは
型式証明はTC (Type Certificate) ともいい、
航空機の開発時に必要な証明で予め開発段階で設計や製造過程の検査を行っておくものである。
型式証明には耐空証明検査で重複する部分の検査を省略できるようにする役割があり、
そのため型式証明の基準は耐空証明の基準と同じものを用いることになる。
耐空性(Airworthiness)とは、
狭義には強度・構造・性能についての基準をいい、
広義にはそれに騒音の基準や発動機の排出物の基準を含む。
また、適合性(Conformity)は「基準やその詳細項目に適合しているかどうか」 という意味である。
型式証明の検査には、設計、製造過程、現状検査がある。
このうち型式証明の現状検査は意図した設計や製造方法によって完成した機体が
耐空性を満たすかを検査するもので、
完成した個々の機体が耐空性を有しているかを検査する耐空証明の現状検査とは異なる。
国際的には型式証明の基準として、
アメリカ連邦航空局(FAA)が定める基準と
EASA (European Aviation Safety Agency:欧州航空安全機関・欧州航空安全庁) が定めている基準
が広く通用しており、
各国はFAAおよびEASAの双方または一方と相互運用に関する協定を結ぶことにより、
どちらかの基準に準拠した機体を各国で承認する形で運用されている状況にある。
日本では国土交通省が定める基準に基づき国土交通大臣が発行する。
また、航空機の輸出入における耐空性の検査の重複を避けるため耐空性互認協定
(BAA: Bilateral Airworthiness Agreement/Arrangement) が広く締結されている。
日本は米国、カナダ、欧州、メキシコとの間で型式証明についての相互承認の協定を締結している。
尚、型式証明は各国家にて認められるものである為、
必ずしもFAAまたはEASAからの型式証明は必要とはならず、
COMAC ARJ21等、
国内の型式証明を得ることでFAAやEASAの型式証明を得ずに商業運航している事例も存在する。
耐空証明とは
耐空証明はAC(Airworthiness Certificate)や C of A (Certificates of Airworthiness) とも呼ばれ、
航空機を飛行させるために必要となる証明である。
耐空証明の基準には、強度・構造・性能についての基準、騒音の基準、発動機の排出物の基準がある。
強度・構造・性能についての基準は航空機自体の安全性を確保するためのものである。
また騒音の基準及び発動機の排出物の基準は環境に対する基準である。
耐空証明では個別の機体がこれらの各基準を満たしているかどうかを判定する。
耐空性(Airworthiness)とは、狭義には強度・構造・性能についての基準をいい、
広義にはそれに騒音の基準や発動機の排出物の基準を含む。
また、適合性(Conformity)は「基準やその詳細項目に適合しているかどうか」 という意味である。
なお、型式証明はTC (Type Certificates) ともいい、
航空機の開発時に必要な証明で予め開発段階で設計や製造過程の検査を行っておくことで
耐空証明検査で重複する部分の検査を省略できるようにする制度であり、
そのため型式証明の基準は耐空証明の基準と同じものを用いることになる。
耐空証明は日本では国土交通省、アメリカでは連邦航空局(FAA)が認定を行っている。
C919について
COMAC C919とは、
中華人民共和国の中国商用飛機有限責任公司 (Comac) で開発中の168-190席のナローボディ機である。
中国はC919を長期的にエアバスとボーイングによる複占を崩し
エアバスA320neoシリーズとボーイング737MAXと競うための機種として位置づけている。
試験機の製造が2009年9月2日に開始され、2015年11月2日ロールアウトした。
試験機は上海浦東空港を2017年5月5日14時1分に離陸し、15時19分に着陸(ともにCST)、初飛行は成功した。
アメリカ連邦航空局(FAA)や欧州航空安全機関(EASA)の型式証明の取得は考慮されておらず、
海外の空港、少なくとも中-先進国の空港には乗り入れができない中国国内専用機となる見込みであったが
2017年の初飛行時に同年4月にEASAに型式証明申請していることが判明し、
中国民用航空局(CAAC)とEASAがCAACの審査でEASAの一部を代用認証出来ることに合意していて、
EASAはこの証明審査の認証を検証するとしている。
しかし、国内で広大な土地と莫大な人口を抱え、
かつ経済的発展が著しい中国国内事情を考慮すれば、十分にペイできる可能性を持つビジネスモデルとなっている。
なお形式名のCは"China"、9は「永久」、19は「190席級」を意味するという。
1970年代、Y-10の製造と試験も成功したが、開発費用の理由で、量産しなかった。
中国で設計、生産される民間機としてはY-10以来で最大のものとなる。
製造は中国商用飛機有限公司 (COMAC) が担当する。
2013年に胴体の製造が開始され、2014年に四川航空によって初飛行が行われ、
2016年に就航を予定していたが、実際の初飛行は2017年にずれ込み、就航も早くて2021年以降と大幅に遅れている。
1980年代後、中国ではソ連標準以外の国産ジェット旅客機としてはARJ21についで二つ目である。
中型ジェット機としてはマクドネル・ダグラスのMD-80やMD-90のライセンス生産が行われていた。
また、天津にはエアバスA320の最終組立工場、
天津デリバリーセンターが設置されA320の客室装備や塗装、エンジンテスト、
飛行試験などの最終工程実施後引き渡されている。
随分と前から取り組んでいる古いニュース
国産旅客機「C919」が型式証明の飛行試験
2018-05-04 14:02:03
中国航空工業試験飛行センターが24日に明らかにしたところによると、23日午前11時32分、国産大型旅客機「C919」の型式証明の取得に向けた試験飛行が、陝西省西安市の西安閻良空港で始まった。新華社が伝えた。
試験飛行では「C919」の10101号機が空を駆け上り、2時間17分にわたる飛行を終えて、午後1時49分に着陸した。趙鵬機長の報告によると、「大型旅客機C919の10101号機が航空工業試験飛行センターに移動して初めての試験飛行は順調に行われ、機体の状況は良好で、チームは任務の要求通りにすべての科目を達成し、すべて順調だった」という。
同センターは「C919」の試験飛行を通じて、大型航空機の審査合格に向けた試験飛行の全体的な技術、空気力学飛行測量技術など11の重要技術について、深いレベルで研究をさらに進めている。
「人民網日本語版」2017年11月25日
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