福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

夕暮れ時のシンガポール航空の離陸シーン: エアバスA350XWB ★小話・・旋回で翼を傾けるわけは❓機体は傾いても乗客は傾かない・・・・❗️

2020-01-17 00:10:00 | 2020年関空の情景
1月1日から機材変更の
Airbus A350-900 (9V-SHE)
到着は
pm15:32






出発は日暮となる
pm17:15



















★A350XWB の運航が本当に増えました


★シンガポール航空の情報

★小話

旋回で翼を傾ける理由

傾けて旋回するという
ライト兄弟の“発明”

1903年に、世界で初めて飛行機を発明したのはアメリカのライト兄弟だ。それ以前にも飛んだと主張する話は世界中にいくつもあるし、実際に浮き上がったとすると記録もある。しかし問題は、いずれも「きちんと操縦する事が出来なかった」ということだ。
それに対してライト兄弟は、初めてきちんと操縦できる飛行機を実現した。とりわけ旋回の方法を確立したのは画期的といえた。
飛行機も船のように舵を使って操縦する。ライト兄弟以前の「飛行機械」にも、向きを変えるための舵(方向舵。ラダー)を備えているものはあった。しかし、これだけでは機首の向きは変えることはできても旋回はうまくできない。氷の上をスリップしていく車のように、機首を横に向けたままで直進していくだけだろう。旋回するためには、もっとしっかりとした力で横方向に引っ張ってやる必要がある。そこでライト兄弟が考えたのは、飛行機を横に傾けるという方法だった。
飛行機は、翼に上向きの揚力を発生して飛んでいる。そして飛行機が傾けば揚力も傾く。つまり飛行機は傾いた側に引っ張られるようになって旋回する。
飛行機を傾ける方法として、ライト兄弟は主翼をねじることを思いついた。こうすると左右の揚力がアンバランスとなり、機体が傾く。ただし
翼をねじるのは大変なので、後には舵(補助翼。エルロン)をつけて、左右で反対方向に動かすという方法が発明された。すなわち片側が上がれば片方が下がるようにして揚力のバランスを崩すのである。また揚力を傾けると、その上向きの成分、つまり飛行機の重さを支える力は小さくなるため高度が下がってしまう。そこでパイロットは、機体を横に向けると同時に機首を上げて高度が下がらないようにする。
機体の傾き(パンク)が大きいほど内側に向けての力も大きくなるため、急な旋回ができるようになる。その場合は上向き成分より小さくなっていくため、パイロットはさらに大きく機首を上げなくては高度を維持ができない。そして旋回が急であるほど、乗っている人は座席に押し付けられるような力(加速度。G)を受ける。例えばパンク角60度の旋回ならば2G、つまり自分の体重が2倍になるような力を受ける。あまり大きなGを受けると乗っている人は快適ではないので、旅客機は30度以内、通常は15度から20度のパンクで旋回するようにしている。
ちなみに飛行機が旋回のために機体を傾けても、乗っている人は左右への力を受けない。これは、内側に向けて倒れそうになる力と、外側に向く遠心力とが釣り合っているからだ。なので急旋回をしているからといって、横の人にもたれかかってしまうことはない。
ただし、これは操縦が滑らかで、しっかりとバランスがとれていることを前提とする。乱暴な操縦やバランスがとれていない旋回では、横方向の力を感じることもある。(イカロス写)

⭕️余談
Q


⭕️A