呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

ロック・ヴォーカリスト MY BEST 5

2009-09-12 21:22:45 | ロック
いよいよ最後のヴォーカリスト編です。

ハッキリ言ってBEST 5はつらいですね。

わたし自身うた歌いなもんで、リスぺクトするヴォーカリストは山ほどいます。

まあ、なんとか行ってみますか。


第5位
二人います。
まず、
ダリル・ホール

中学から高校にかけてダリル・ホール&ジョン・オーツを知り、
大ファンになった。
当時、ラジオ関東の「全米トップ40」を聴きまくっていて、
「リッチガール」という曲を知ったのよ。
全米1位になったのに、まだ日本で発売されてなくて
シングル盤を手に入れたときは毎日聴きまくったな。
ファンクラブにも入ったんだけど100番台だったと思う。
ジョン・オーツとのデュオが最高なんだが、
ダリル・ホールの透明感のある声が好きで、
フィラデルフィア・ソウルというものを知って、
スタイリスティクスなんかも聴きまくることになるわけで。
意外と幅広いミュージシャンとの交流があり、
キングクリムゾンのロバート・フリップや
チープトリックのリック・ニールセンなどが曲に参加してたり、
トッド・ラングレンやデビッド・フォスターがアルバム・プロデュースしてたりと凄いです。
かなり高い声で並の人では歌いこなせません。
もちろん、わたしも。

第5位
もうひとり
スティーブ・ペリー

全盛期のジャーニーのヴォーカリスト。
この人の声は実に個性的。
憧れのヴォイスですね。
もちろん、この声で歌うバラードは最高なんですが、
アップテンポの曲こそこの人の歌声の真髄なんじゃないかと思う。
「セパレイト・ウェイ」なんて最高にスリリングな歌だね。
でもやっぱりバラードの「フーズ・クライング・ナウ」が一番好きだけど。


第4位
ロバート・プラント

レッド・ツェッペリンのヴォーカリスト。
特に特別言うまでもなく、とにかくこの人は入れておかないと。
この人のヴォーカルはツェッペリンの中では第4の楽器で、
歌というカテゴリーでは片づけられない。
全盛期の声はもう出なくなったが、ロックしてない今も
イイうた歌いだと思うな。

実は
第4位も
もうひとり
ロバート・ワイアット

いやぁ、こんな爺さんになっちゃって・・・
初期ソフトマシーンのドラマー兼ヴォーカリスト。
本当の初期の頃はケヴィン・エアーズがいて、彼が歌ってたんだけど、
すぐ脱退したので、それからはロバート・ワイアットがヴォーカルに。
ソフトマシーンの「サード」は彼のヴォーカルが光る代表作かな。
その後ソフトマシーンはインスト曲中心のバンドになって脱退。
ソロアーティストになるが転落事故に見舞われ下半身不随状態に。
それからの彼のヴォーカリストとしての活動は素晴らしく、
多くのミュージシャンに影響を与えてリスぺクトされている。
ピーター・ガブリエルがカバーした「ビコ」は有名です。
彼の歌を聴くと忘れられなくなるよ。


第3位
ジム・モリソン

ドアーズのヴォーカリスト。詩人ですね。
でもタマにステージ上でチ○ポ出してお巡りさんに捕まります。
最後はお菓子の食い過ぎでデブデブになったうえに、
クスリのやり過ぎで死んでしまいます。
でも、ロック界最高の詩人でヴォーカリストです。
ドアーズのような暗くサイケな官能的なアバンギャルドなバンドが
当時のアメリカ西海岸から出たということが時代だったんだろう。
そしてインディアンの血が流れているという彼のような詩人が
世に出たというのも必然だったのかも知れない。
こんな風に歌えたら、こん風に歌いたいと思わせるヴォーカリストのひとりかな。


第2位
トム・ウェイツ

いや~カッコイイ。
痺れるような声のヴォーカル。
多彩な曲の中で繰り広げられる声の世界。
たまらない声です。
大昔に来日したことがあるそうだけど、
今最も見たいアーティストでしょうか。
どうやったらこんなに味のある声が出せるのか。
聴いてみなければこの素晴らしさは解らないので、
これ以上書くのは無駄かも知れない。
一生かかってもこの歌は歌えないだろうな。


そして
第1位
グレッグ・レイク

ご存知、エマーソン、レイク&パーマーのヴォーカリスト。
キングクリムゾンの初代ヴォーカリストでもある。
この人の圧倒的な歌唱力はなんだろう。
透明感のある声と歌の表現力。
クリムゾンの「エピタフ」で「ポセイドンのめざめ」で、
ELPの「石をとれ」で「聖地エルサレム」で。
なんとも叙情的なヴォーカルは聴くものを陶酔させる。
前にも書きましたがブリティッシュ・ロック・ヴォーカルは
伝統的な声の出し方や唱法があって、
グレッグ・レイクのヴォーカルスタイルもそれに倣ったものだ。
例えば、デビット・ボーイやブライアン・フェリーや
デビット・シルビアンやデビット・バーン(米国人か?)や
ジョン・ウェットンやスティーブ・ウインウッド、あたりかなぁ。
そこに根っからの甘い声がプラスされるからたまらない。
透明感があってよく伸びる声。
理想だなぁ。


自分が男なので男性ヴォーカリストのみを選びましたが、
女性ヴォーカリストにも好きな人はたくさんいます。

まあ、それはいずれということで、
取りあえずこの「BEST 5」シリーズは今回で最後にしたいと思います。

本当に偏った独断のものでしたね。

お疲れサマです。