生サバに軽く塩を振り、ライスビネガー、オリーブオイルとシェリー酒でマリネした逸品
揚げニンニクと一緒にいただくと、ワインが進みますよ
お師匠と仕事をしていた当時、
料理の撮影の仕事も頻繁にやっていて、
そんなときは料理を専門に撮影しているカメラマンのキッチンスタジオに行くことが多い。
料理は作った瞬間から劣化していくので、
作り立てを早く撮って、シズル感を明確に出すことが大事なんです。
どこにピンを合わせて、さらに奥行き感と立体感を出すかも、
料理を見て皿を見立てて瞬時に決めて判断して、
ライティング~露光調整~シャッターと進めていかんとならないのです。
当時よくお世話になていた料理カメラマンはお師匠と同じS田書店のOBで
神田神保町に本格的なレストラン厨房を備えたスタジオを構えていました。
そこのスタジオで創立5周年のパーティをやるというので、
お師匠と二人で行くことになりました。
当時はバブルの真っ盛りのころで、
著名なホテルのレストランのシェフや後にTVで鉄人と呼ばれる方々などもいらっしゃっていました。
まあ、ある意味ミーハーな業界に顔の広いカメラマンではありました。
まあ、フォアグラだ、ラム・ラックだ、スキャンピ・エビのグリルだ、
とご馳走がたくさん出ましたよ。
そんなご馳走に目もくれないお師匠サマ。
彼の目当ては、大手教育出版社G研の編集ライターだった女の子。
すっかり意気投合して盛り上がっている。
そして、わたしのところに来て
「つまらないから、ゆっくりできる店に場所を変えようよ」と言う。
しょうがないので、美味しそうな料理を横目に「えっ、もう帰るの?」というカメラマンさんに頭を下げながらスタジオを後にしました。
そして、タクシーで赤坂へ。
当時わたしがはまっていたロックを生演奏で歌わせてくれる店に移動しました。
わたし→ビートルズやローリングストーンズの曲を熱唱。
お師匠→店の奥の目立たないポジションで彼女とイチャイチャ、口説きモード。
店のマスターやママさん、他の常連さんから
「Kクン(わたし)、ありゃぁなんだね???」と白い目。
こりゃ参ったな、と思っていたら、お師匠が
「ねえ、もっと落ち着く店に行こうよ」と言う。
呆れたわたしは
「自分はここに残りますから、二人でいいところに行ってくださいよ」と言うと、
「いやぁ、もう一息なんだけど、Kクンがいてくれると彼女も安心するからさ」
ああ、、、、そうですか・・・・。
しょうがないので、六本木のクラブへ行きました。
当然さらに二人は白熱してきました。
踊る、抱きあう、チークダンスする、キスしまくる。。。。。
こりゃ、お持ち帰りですか、と思っていた最中、
急に踵を返してこちらに戻ってきたお師匠が言った言葉は、
「腹減ったからメシでも喰いに行こうよ」
わたし「えっ、彼女は?」
お師匠「帰るんじゃない」
クラブを出たお師匠は彼女に
「俺たちメシ喰いに行くから、じゃあね。今度電話するよ」
そして、訝る彼女をタクシーに押し込んで手を振った後、わたしに向かって
「西麻布の「ラ・ボエム」のアマトリチアーナでいい?」
絶句。。。。。
メシを喰いながら聞いたところでは、
次回のデートの約束をしたので今日はもうよかったそうです。
わたしに対する殺し文句は「今日はKクンともっと話したかったしね」
といってもすでに朝の4時でしたが・・・・・
軟派なんだか硬派なんだかわからない、お師匠サマ。
後日、彼女とのデートの様子を聞いたら、
「面倒だったので、電話しなかった」だそうです。
揚げニンニクと一緒にいただくと、ワインが進みますよ
お師匠と仕事をしていた当時、
料理の撮影の仕事も頻繁にやっていて、
そんなときは料理を専門に撮影しているカメラマンのキッチンスタジオに行くことが多い。
料理は作った瞬間から劣化していくので、
作り立てを早く撮って、シズル感を明確に出すことが大事なんです。
どこにピンを合わせて、さらに奥行き感と立体感を出すかも、
料理を見て皿を見立てて瞬時に決めて判断して、
ライティング~露光調整~シャッターと進めていかんとならないのです。
当時よくお世話になていた料理カメラマンはお師匠と同じS田書店のOBで
神田神保町に本格的なレストラン厨房を備えたスタジオを構えていました。
そこのスタジオで創立5周年のパーティをやるというので、
お師匠と二人で行くことになりました。
当時はバブルの真っ盛りのころで、
著名なホテルのレストランのシェフや後にTVで鉄人と呼ばれる方々などもいらっしゃっていました。
まあ、ある意味ミーハーな業界に顔の広いカメラマンではありました。
まあ、フォアグラだ、ラム・ラックだ、スキャンピ・エビのグリルだ、
とご馳走がたくさん出ましたよ。
そんなご馳走に目もくれないお師匠サマ。
彼の目当ては、大手教育出版社G研の編集ライターだった女の子。
すっかり意気投合して盛り上がっている。
そして、わたしのところに来て
「つまらないから、ゆっくりできる店に場所を変えようよ」と言う。
しょうがないので、美味しそうな料理を横目に「えっ、もう帰るの?」というカメラマンさんに頭を下げながらスタジオを後にしました。
そして、タクシーで赤坂へ。
当時わたしがはまっていたロックを生演奏で歌わせてくれる店に移動しました。
わたし→ビートルズやローリングストーンズの曲を熱唱。
お師匠→店の奥の目立たないポジションで彼女とイチャイチャ、口説きモード。
店のマスターやママさん、他の常連さんから
「Kクン(わたし)、ありゃぁなんだね???」と白い目。
こりゃ参ったな、と思っていたら、お師匠が
「ねえ、もっと落ち着く店に行こうよ」と言う。
呆れたわたしは
「自分はここに残りますから、二人でいいところに行ってくださいよ」と言うと、
「いやぁ、もう一息なんだけど、Kクンがいてくれると彼女も安心するからさ」
ああ、、、、そうですか・・・・。
しょうがないので、六本木のクラブへ行きました。
当然さらに二人は白熱してきました。
踊る、抱きあう、チークダンスする、キスしまくる。。。。。
こりゃ、お持ち帰りですか、と思っていた最中、
急に踵を返してこちらに戻ってきたお師匠が言った言葉は、
「腹減ったからメシでも喰いに行こうよ」
わたし「えっ、彼女は?」
お師匠「帰るんじゃない」
クラブを出たお師匠は彼女に
「俺たちメシ喰いに行くから、じゃあね。今度電話するよ」
そして、訝る彼女をタクシーに押し込んで手を振った後、わたしに向かって
「西麻布の「ラ・ボエム」のアマトリチアーナでいい?」
絶句。。。。。
メシを喰いながら聞いたところでは、
次回のデートの約束をしたので今日はもうよかったそうです。
わたしに対する殺し文句は「今日はKクンともっと話したかったしね」
といってもすでに朝の4時でしたが・・・・・
軟派なんだか硬派なんだかわからない、お師匠サマ。
後日、彼女とのデートの様子を聞いたら、
「面倒だったので、電話しなかった」だそうです。