これだけ知っトクNews(7月28日版) 北朝鮮が米に遺骨返還 続く米朝“プロレス”交渉
2018.07.28(liverty web)
「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。
- (1) 北朝鮮が米に遺骨返還 続く米朝"プロレス"交渉
- (2) とんねるず石橋さんがネットテレビ出演 民放に激震
2018.07.28(liverty web)
「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。
2018.07.27(liverty web)
《本記事のポイント》
またもや文部科学省局長級の不正だ。
同省の国際統括官であった川端和明容疑者は、高級クラブで計140万円相当の接待を受け、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の災害対策事業について便宜を図ったとして26日、逮捕された。
佐野太・前科学技術・学術政策局長が「裏口入学」の疑いで逮捕されてから、1カ月も経たないタイミングでの逮捕に、衝撃が走っている。
「天下り」問題をはじめ立て続けに起きる不祥事に、「文科省はどうなっているのか」と驚いている読者は多いだろう。
しかし、一連の問題で逮捕・処分された官僚たちのそうそうたる役職を確認すると、改めて戦慄が走る。
上図は、文科省の組織図において、一連の不祥事で逮捕・処分を受けた人物がいたポストに印をつけたものだ。
事務方トップの事務次官は歴代3人が停職となった。その下の審議官からも、停職者が出た。そして、7つの局があるうち、6局のトップが「不正」を犯した。そして今回、局長相当の国際統括官から逮捕者が出た。
組織ピラミッドの上部はほぼ"全滅"。「もし、自分の会社だったら」と想像してみてほしい。その会社は、存続できるだろうか。
「文科省は"悪人"でないと出世できないのか……」と思いたくなってしまうが、実際は、システムの問題だろう。
文科省官僚の「学校に関する許認可を行うか」「補助金を出すか」をめぐる裁量権が、あまりにも大きすぎるのだ。そのため、許認可・補助金を得たい人々が、よってたかって「裏口入学」「接待」「天下り」といった利益を持ってくる。その誘惑に、多くの官僚が負けてしまう。
それは文科省に限ったことではないだろう。
「大きな政府」は「大きな誘惑」を生む。公正な行政を取り戻すには、許認可行政そのものを見直す必要がある。
(馬場光太郎)
【関連記事】
2018年7月13日付本欄 平成最大の西日本豪雨はなぜ起こったのか 現政権に問われる不祥事の責任
https://the-liberty.com/article.php?item_id=14653
2018年7月5日付本欄 裏口入学で逮捕された文科省幹部は、「教育者の養成」を担当していた
2018.07.27(liverty web)
《本記事のポイント》
NHKが、地球外生命体について取り上げた。
今年4月から始まった教養バラエティ番組「又吉直樹のヘウレーカ!」(以下、「ヘウレーカ!」)では、今月25日、「星空の向こうに出会いはありますか?」というテーマで放送した。同番組では、毎回、各分野の専門家をゲストに呼び、芸人の又吉直樹さんが抱いた素朴な疑問を解き明かしていく。
今回も、宇宙研究の専門家に話を聞きながら、地球外生命体が存在する可能性を探った。ゲストの専門家いわく、一世代前は、研究者の間でも地球外生命体について語ることはタブーだったが、最近になって、一つの研究として認められるようになってきたという。
知性を有した「宇宙人」という枠組みではなく、あくまで、微生物やウイルスを含む何らかの「生命体」が存在するかもしれないというスタンスではあるが、NHKが地球外生命を認めるような放送をすることは珍しいと言える。
ただ一方で、目に目えないものは一切認めないという"信念"は変わっていないようだ。
「ヘウレーカ!」が4月に放送した回、「"金縛り"はなぜ起きるのか?」では、金縛りは霊的な現象ではなく、脳の作用によるものだと断定。金縛りの正体は「睡眠マヒ」であると指摘した。
これは、眠りが浅くなっているレム睡眠の時に、脳が起きてしまったものの、体が起ききっていない状態を指す。脳だけが中途半端に起きているため、身体が動かなかったり、幻覚を見たりするという結論だ。
番組の演出にも、「金縛りは科学で解明できる」という強いメッセージが表れている。
例えば、ゲストの専門家が登場するシーン。又吉さんが神社に参拝して「もう金縛りに遭いませんように」とお願いしているところ、専門家が現れ、「金縛りだったら、ちょっと神頼みでは駄目かもしれません。科学で解明できるんです」と語りかけるところから解説が始まる。
また、番組冒頭では、「苦しいなと思って起きたら、首絞められてる感があって人がいた」「南無阿弥陀仏とずっと唱えてたらいつの間にか(金縛りが)なくなった」など、街角でインタビューした体験者の声を紹介しているが、視聴者に、「霊を信じる人は、ちょっと変わっている」という印象操作をしている。
しかし、本誌2014年10月号の「NHKへの公開質問状 なぜ超常現象を否定したいのですか?」でも特集したように( https://the-liberty.com/article.php?item_id=8327 )、金縛りの最中に亡くなった身内からへそくりの場所を教えられたりするなど、自らの脳がつくった幻覚だとするのではつじつまが合わないケースもある。
そうした事例を無視して、金縛りはすべて「睡眠マヒ」だと断定する姿勢は、科学的とは言えない。
「ヘウレーカ!」以外にも、NHKはこれまで、超常現象や宇宙人などを否定する番組をつくってきた。
例えば、2013年に始まった「幻解! 超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(以下、超常ファイル)。同番組は、金縛りやネッシー、宇宙人や心霊体験を"科学的"に検証する番組だった。
2014年4月に放送された「私はUFOに誘拐された!?」では、UFOに連れ去られるアブダクション現象を、全て脳がつくりだした幻想「フォルスメモリー」だと結論づけた。また、同年6月に放送された「衝撃! UFO映像を徹底分析Part1 Part2」では、UFOは全て見間違いなどであるとした。
しかし、「幻想」や「見間違い」だと断じる一方で、解明できていない現象については取り上げていない。例えば、アブダクションされた人の体内から未知のインプラントが発見された事例や、第三者がアブダクションを裏付ける証言をした事例などは紹介されていない。
NHKが描く仮説に当てはまらない事例を無視し、あたかも仮説が真実であるかのように論じることが、果たして「科学的検証」なのだろうか。
偏向報道によって視聴者を洗脳しかねないような番組を、公共放送とは呼べない。真実を謙虚に追究する本来の科学的姿勢が求められている。
(ザ・リバティWeb企画部)
【関連記事】
2014年10月号 NHKへの公開質問状 なぜ超常現象を否定したいのですか? Part1
https://the-liberty.com/article.php?item_id=8327
2014年8月号 神秘現象にはさまざまな意図が隠されている - 「神秘現象リーディング」- 大川隆法総裁 公開霊言抜粋レポート
https://the-liberty.com/article.php?item_id=8037
2014年7月号 超常現象の否定も尊重も人々を誤らせる 「幻解ファイル=限界ファウル『それでも超常現象は存在する』 ─NHKへのご進講(2)─」