《ニュース》

中国・遼寧省にある大連海事大学が、沖縄の研究を目的とした「琉球研究センター」を設立する準備を進めていると、各紙がこのほど報じています。

 

《詳細》

各紙が引用した香港紙・星島日報によると、9月1日に大連海事大学で、国務院(政府)傘下の中国社会科学院や北京大学、上海復旦大学、南京大学などから20人以上の研究者らが参加した「琉球研究センター」の設立準備会が開催され、シンポジウムも行われました。その中で、中国海洋法学会の高之国会長は、「『琉球問題』は国家安全と祖国統一に関わり、政治的、歴史的な意義が大きい」と語ったといいます。

 

これについて香港紙は、「日本を牽制」というトーンで報道。日本がアメリカと連携して、台湾有事に関与する動きを強めていることを念頭に、中国が沖縄の帰属問題を取り上げたという狙いがあるようです。