京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

南禅寺別院 南禅院

2020年07月19日 06時24分00秒 | 日記
 南禅院は鎌倉時代後期に亀山天皇が離宮"禅林寺殿"を営まれた地です。
天皇は禅宗に深く帰依され、ここ離宮で出家され法皇となられました。





その後、こちらの離宮を寄進され大明国師を開山に迎えられ禅寺とされました。







本堂に安置されている亀山法皇木造は南北朝時代の作と言われ重文指定されています。
堂内の襖絵は狩野常信の作てされています。

庭園は当時の離宮の雰囲気が残る貴重な遺構であり、亀山法皇ご自身による作庭、あるいは夢窓疎石による作庭と言われていて、国の特別名勝庭園に指定されています。









京都には素晴らしい庭園が数多くありますがこちらの庭園は鎌倉時代後期の池泉回遊式庭園で千年の都、京都でも最も古い庭園のひとつです。



後に、室町幕府三代将軍義満により定められた京都五山制度の"五山の上"に格付けされた南禅寺発祥となる寺院です。

しかし堂宇は度重なる戦乱に巻き込まれ焼失の歴史を繰り返しています。





現在の本堂は徳川綱吉の母・桂昌院による寄進です。

また、境内には亀山法皇の遺言に従い分骨された遺骨がお祀りされています。



境内の前にはサスペンスドラマで有名な水路閣が通り、観光名所のひとつになっています。










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