5周目は天狐の天樹カリンでした。
カリンは本来の姿は狐ですが普段は人間の姿をしていて狐耳が付いています。あまりに自然に人間になっていますが、実は人間になるにはほんのちょっと力を使っています。カリン編はその辺のことを詳しく語られます。
彼女は見た目は金髪美少女でルーチェにも負けないくらいの美人な容姿をしていますが、いつも元気一杯で無邪気な子供っぽいところがあり、精神年齢はヒロインの中で1番幼い感じです。普段から勇太のことを好きとストレートに伝えてくるくらい純粋な心の持ち主ですが、色気より食い気なので、勇太との仲もなかなか進展しません。
また、元が狐だからか動物にも好かれやすく、天狐の力で動物の考えもある程度なら読むことが出来ます。更に身体能力なら異世界ヒロインの中ではトップどころか、同じ種族の天狐の中でも彼女の相手になるほどの力を持った人がいないほど圧倒的な能力を持っています。
ぁ、普段はわりと感覚で生きてる風であまり想像できませんが、付き合い始めると案外尽くすタイプであることが判明しますね。ばっちゃんの影響なのか考え方も古風ですし。そういうところはGOODでした。
カリン編は、先ず彼女が勇太の元へやってきたもう1つの用事(蘭稲荷神社に行き宮司から神楽面を貰うこと)を済ませることから始まります。しかし、カリンは“神楽面”を受け取ること自体を忘れており、結局は宮司と挨拶するだけで終了。
それからほどなくして、カリンが突然狐の姿になってしまう現象が発生し、その原因を探るために祖母に会いに行くよう勇太は言うものの、祖母から怒られると思っているカリンはそれを頑なに拒否し、月日が流れます。その間に2人は付き合うようになり、Hまで経験します。
しかし、業を煮やした祖母がカリンの元へやってきて、本来の目的を告げ、更にカリンが突然狐の姿に戻ってしまう現象・・・そもそも何故天狐が人間の姿でいるのかという謎も明かされます。大昔、人間に恋をした天狐がいたこと、人間になるため人間と契約を結んだこと、それが天狐に伝わる神事であること、その神事をすることで天狐は人の姿でいられること、12年に1度契約を更新するために神事を執り行わなければならないこと。・・・何故12年に1度なのかは作中では語られてなかったけど、12年ということは干支が関係してる?
・・・それを聞いたカリンは天狐舞式神事を成功させるため一旦里帰りすることにしますが、一方の勇太はというと・・・特に何もしてなかったですね。ぶっちゃけると、カリン編の勇太ってほとんど何もしてないですよね、結局カリンといることを優先して祖母に会いに行かせることもしなかったし、カリンが里帰りしてる間に宮司からおかしなことを聞いても嫌悪感を抱いただけで何もしなかったし・・・その後のトラブルだってカリンが自分で決めて勇太はただ待ってただけだし。何のための主人公?
神事は成功しますが、その後、カリンたち天狐が人間に姿でいることが出来なくなってしまい、その原因が神事で最も重要な神楽面が偽物だったことが判明(カリンの母親に惚れていた宮司が割ってしまった)。勇太は昔話にある“鶴の恩返し”のような別れになるのかと思いましたが、カリンが今度は自分が新しい神事を作ることを決め、力を付けるため一旦勇太とお別れします。
エピローグではカリンが1年後に戻って新しい神事を執り行い、無事人間の姿に戻ることが出来てハッピーエンド。最後は2人の子どもと一緒にいる姿が見られます。カリンは結婚式飛ばして子どもが幼稚園にいってますよ!w
つか、子どもが出来て落ち着いたのか、カリンがめっちゃ美人になってません?ぃぇ、見た目だけなら美人なんですけど、無邪気だから表情とかどことなく幼く見えたんですけど、エピローグのカリンは喋り方がもう大人って感じで私はこっちのカリンの方が好みでしたね。
CGですが、全ヒロインで1番CG数が多いです。エピローグの大人になったカリンが良かったかなぁ~。あとは海辺でお別れするときの寂しいけど覚悟を決めた表情をするカリンですかね。・・・普段の元気なカリンもいいけど、やっぱちょっと大人っぽい表情をするときが好きみたいですw
Hシーンはどれも良かったと思います。不満があるとすれば折角あったパ○ズ○フェ○の尺が短すぎたこと。シーンとしては2つ目のHシーンかな。いずれにせよ、従順で可愛らしいカリンが見られる数少ない機会なのでw
さてさて、次が最後ですが、ルーチェです。今まで謎だった勇太の秘密が分かることでしょう、たぶんw まぁ彼のことはどうでもいいんですけどね(爆)
ってゆーか、勇太って基本的にウマシカですよね~。ぃぇ、これまでも何となくそうなんじゃないかって思ってたけど、カリン編ではそれが完全に露呈してたなぁ。マジで何もしてなかったしw カリン編でやったことと言えばあのキモイ宮司を殴ったくらいだろ?w