2015年度旧作プレイ第6弾は、minoriの「夏空のペルセウス」でした~。
minori作品といったら、おっぱいです。minori=おっぱいという等式が成り立つくらい、おっぱいです(爆)
自分は「12の月のイヴ」から始めて、「ソレヨリノ前奏詩」もプレイしたんですが、「12の月のイヴ」以前の作品はまだだったので今回やってみました。
夏空のペルセウス 概要・設定等
他人の『痛み』を自分に移すことが出来る力を持ち、その力を利用され続け居場所のなかった主人公・遠野森羅とその妹・遠野恋の兄妹が、遠縁の住む“天領村”にやってきて、そこで様々な『痛み』を持つ3人の少女と出会い、他人を警戒していた2人が少しずつ変わっていくという一夏の物語。
森羅と恋の力は『治す』のではなくあくまで『痛みを移す』という力のため、森羅と恋は力を使うと他人が受けた傷の痛みと同じだけの痛みを味わうことになります。しかし、手遅れな人間でない限りはその痛みを取り除くことが出来るため、これまで親戚や金持ちに利用されてきました。それにより、森羅はともかく、森羅以上の力を持つ恋は極度の人間不信に陥っています。
他のヒロイン3人はそれぞれ『痛み』を抱えており、親戚の皆川翠は春から足の怪我が治っておらず、最上級生の菱田あやめは両親を事故で亡くしたという心の傷を抱え、同級生の沢渡透香は不治の病に罹っています。物語は、森羅が傷を抱える彼女たちに恋心を抱くことで、これまで利用されただけだった忌むべき自分の力を初めて自ら使いたいと思うようになる・・・という展開になっていきます。
学園の全校生徒は遠野兄妹を含めて5人。つまり、登場人物以外は誰もおらず、先生も体育など特殊な授業のとき以外は不在で、基本的に自習になっています。あやめ、翠、透香は放課後になるとそれぞれ個人で部活動をしていて、あやめは読書、翠は水泳、透香は天体観測です。透香は自分の病気のこともあり、ときどき通院しています。入院しないのはもう手遅れだから。
攻略順番は、恋、翠、あやめの3人は最初から攻略可能ですが、透香は必ず最後になります。
夏空のペルセウス 共通ルート あらすじ
自分たちの持つ力のせいで親戚の家を転々としてきた遠野兄妹が辿り着いた先は、天領村と言われるコンビニも何もない山村でした。天領村に着くと親戚の皆川翠に迎えられ、道案内されます。家に向かう前に翌日から通うことになる学園に案内してもらった2人。
学園に着いたときに学園のことについて翠からある程度説明してもらいましたが、森羅は初めて翠と会ったときからずっと脚に巻いてある包帯のことが気になってそのことを聞きだします。恋は森羅が力を使うんじゃないかと注意。森羅も分かってはいましたが・・・。
2人のやりとりの意味は分からなかったものの怪我について説明する翠。その後、学園の中に入り図書室まで行くとそこには翠から“姫”と呼ばれている菱田あやめが寝ていました。あやめとの面会が済んだ後、今度は家に向かう3人ですが、恋がアイスとジュースを買いたいと言い出し、翠と一緒にお店まで戻ることにし、森羅は荷物番をしていました。すると、そこに向日葵を抱えた少女・沢渡透香が現れます。
透香が花を落としたとき森羅は彼女の手に触れた途端、これまでに感じたことのないほどの猛烈な『痛み』がはしり驚きます。森羅は瞬時に彼女の身体の状態を見抜き透香に対し「痛くないのか」と問いますが、彼女が答えるよりも早く翠たちが戻ってきて有耶無耶になってしまいます。このとき、翠から透香の病気のことを教えてもらい森羅は納得しますが、自分よりも強い力を持つ恋と不治の病を持つ透香は絶対に触れさせてはいけないと思うのでした。
兄妹が住む家(神社の使われなくなった社務所ですが)に着き、歩きつかれた恋は早々に寝てしまいます。恋が寝てしまったため、森羅のところにやってきた翠は、これまでの思い出を聞かせてほしいと言います。森羅は思い出を話す以上は力のことについて触れなくてはならなくなるため、一旦は躊躇しますが、これからこの村で住むとなると2人の周りで力についてトラブルが発生するかもしれないと思い、人の良い翠を信じて力のことを話します。
力のことを信じてもらうために先ずは彼女の脚の怪我で実践し痛みを和らげたことで、翠に力のことを信じさせることに成功。翠はこの力で透香のことを治せないか聞きますが、森羅は彼女の病は手遅れであると告げます。そして、この力があるせいで自分たちがこれから透香のことを露骨に避けることになるからフォローしてほしいとお願いするのでした。
翌日から学園に通い始めた遠野兄妹。これまであまり他人と接しようとしなかった森羅は、距離感の近い翠たちに戸惑いつつも、少しずつその環境に慣れていきます。恋の方は逆にストレスが溜まり爆発してしまいますが、それでも翠たちは変わらず接していき、だんだんと諦めるようになりますw そして、翠たちと接するうちに、自分の力を使って誰かを助けることは出来ないかと考え始めた森羅ですが・・・。
菱田あやめ キャラクター紹介
あやめは最上級生の先輩でお金持ちのお嬢様。翠からは『姫』と仇名で呼ばれています。そのやや幼い容姿とほんわかした雰囲気からあまり年上にもお嬢様にも見えません。
天然でほんわかしていて、非常にマイペースな女の子で、都会に憧れを抱いています。ただ、知識が偏ってたり古かったりして、色々と誤解している部分が多いようですw 死語もよく使うしw
部活は図書部で放課後はいつも図書室にいますが、本を読むより寝ていることが多く、翠からは『居眠り部』と揶揄されていたりしますねw まぁ図書室で寝ているのも理由があるのですが・・・。
彼女は身体には何の『痛み』も持っていませんが、両親が既に他界しており、心に深い傷を負っています。普段はそれを表に出すことはなくいつも笑顔でいます。そして、いつか村の外に出て行き、ひとりで生きて行くために自分を変えようとしています。
菱田あやめ編 あらすじ
放課後、あやめのいる図書室に通い始めた森羅は、少しずつ彼女に惹かれていくようになります。そして、いつしか彼女の抱える心の傷を癒したいと思うようになり、手相と称して彼女の手に触れ力を使ってしまいます。
あやめが変貌したのはその翌日からでした。年長者として皆の面倒をみてきたあやめが無断欠席し、昼になってやってきたと思ったら、彼女の言葉とは思えないほどの暴言を吐くようになり、授業の途中で帰ってしまいます。両親の死で心を痛めていた彼女が両親のことで悩んでも無駄と言ったことに、あやめをよく知る翠たちは言葉を失うのでした。
その日の放課後、森羅は恋と翠と一緒にあやめのことで話し合います。力を使ったことはバレていたため、恋に咎められます。そして、翠は彼女を戻すヒントになるかもしれないからと、あやめの両親が亡くなったときの状況を話します。
あやめは家族3人で車に乗って事故に遭い、後部座席にいたあやめは奇跡的に無傷でした。そして、事故直後は両親が生きていたものの、誰も通らない山道だったため救助が遅れ、あやめは目の前で両親が死んでいくのを見ていました。それが彼女の抱える心の痛みでした。
森羅は彼女の抱える心の痛みを取り除いたつもりだったと話しますが、実際にはそう単純なものではありませんでした。あやめの『心の痛み』は両親が死んだときの『恐怖』や『悲しみ』そのものであるがために、森羅の力で『恐怖』や『悲しみ』という負の感情を無くしてしまったということでした。そういった感情が無くなってしまったため、両親の死を何とも思わなくなり自分の好き勝手なことを始めたのです。
どうすれば良いか3人で話し合い、あやめに「恐怖」という感情を思い出させれば良いという結論にはなったものの、両親の死以上の恐怖を与えることが出来るか何も具体的な案は思いつきませんでした。そして、恋にそもそもどうしてそんなことをしたのかと森羅は問われましたが・・・その理由を言うには自分の気持ちを話さなければならず、それを最初に言うのはあやめにしたいからと明言を避けるのでした。
翌日。あやめは学園には来ていたものの、図書室で寝過ごしていました。森羅があやめを教室まで連れてきて、皆と談笑を始めますが、翠や恋が森羅と仲良くしていたことに対し、あやめは嫉妬心を露わにして皆の前で森羅に告白します。森羅もそれに応えると、あやめは皆の見ている前で森羅にキスをするのでした。
恋人同士になりHも済ませた2人。しかし、ある日、恋人同士になった2人をからかって、翠が森羅に抱きついたところ、あやめが豹変。翠たちは彼女の言動に驚きますが、ふと我に返ったあやめは、自分のした行動に怯えます。その様子に森羅は、恐怖心は失ったものの記憶と思考能力は残っている彼女が、感情で理解できなくとも周囲との齟齬に気付き始めたことを知るのでした。
それから夏休みに入り、あやめは学園のときだけではなく村中で奇行を見せるようになります。おかしな言動をしては我に返り発狂する・・・ということを繰り返していたのです。そして、あやめは自宅に籠るようになりました。このままではいけないと思った森羅ですが、あやめに会うことが出来ませんでした。そんなある日、あやめが家にやってきます。あやめは自分の不安を打ち消すために抱いてほしいと迫り、事後、彼女は自分のことを誰も知らない土地に行きたいから村の外へ逃げ出したいと告げます。
森羅は彼女を元に戻すために、恐怖と痛みを再び覚えてもらおうと、自分が彼女にとっての両親と同等かそれ以上の存在になるために命を賭ける覚悟をします。そして、様子を見にやってきた透香にある相談を持ちかけます。その後、あやめから一緒に村から出て行こうと話を持ち出され、森羅はそれを了承するのでした。
恋に気付かれないよう村を出る準備を始める森羅。そして、夏祭り前日、約束の日。森羅はこっそり家を出てあやめの元に向かいます。2人は村の外へ行こうとしますが、そこに現れたのは恋でした。そして、恋は持っていた包丁であやめを刺そうとしますが、間一髪のところで森羅が庇います。最初こそ恋があやめを“口撃”したものの、既に感情そのものを無くしかけていたあやめにはまったく通用せず、逆に恋があやめに追い詰められてしまいます。
あやめ自ら恋の持つ包丁の切っ先を喉元に当て『死んであの世に逃げれば良い』と言いますが、森羅はそれを許しませんでした。そして、森羅の言葉であやめは「自分が死んでも森羅が死んでももう一緒にいられない」という『恐怖』にかられ、彼女はようやく感情を取り戻すのでした。その後、透香が姿を現し事の顛末に触れます。当初は森羅の案で森羅が死んだことにして(実際にそれに近い状態にしようとしていた)、あやめに恐怖を思い出させる作戦でしたが、それを聞いた透香と盗み聞きしていた恋は「森羅が自分の命を軽く考えていた」その作戦は気に入らないと思い、2人で共謀して森羅にも内緒で作戦を変更した・・・ということでした。
翌日。感情が戻ったあやめは浴衣姿で夏祭りに行くために森羅の家を訪れていました。結局2人でHを始めてしまい、夏祭りにはいけませんでしたが、自分の新しい居場所を見つけたあやめは森羅と一緒にここで生きていきたいと話すのでした。
菱田あやめ編 感想
感情を無くしおかしくなったあやめの状態がずっと続き、最後の最後に元に戻る・・・という展開だったため、イチャラブが感じられるのは最後のHシーンのときだけですね。とにかく、あやめの性格そのものが変わってしまうのでそこは残念に思いました。あと、元に戻ったあとの後日談をもう少し長くしてほしかったかなぁって思います。ころころと表情が変わるあやめが好きだったので。弁当を食べるシーンは良かったけどね。
あやめが感情を取り戻すときの恋の迫真のシーンは、「恋、ヤンデレ化!?」と思いましたが、アレはアレで演技なのかどうかの判断がつきかねますねw 演技なんだろうけど、半分くらいマジだったような気がするwww
Hシーンは3回しかありませんが、パ○ズ○フェ○はあるし、どのHシーンでもおっぱいは見せてくれるので概ね満足です。個人的には、minoriの作品にこそドラマチックモードが欲しいなぁと思うんですけどね。口が動くし、喋るときはウインドウが消えるようにしてくれても良いような気がします。ぃぇ、パ○ズ○フェ○のときメッセージウインドウでおっぱいが隠れてしまうのが残念というのが本音ですけど(爆) せめてメッセージウインドウの透過率を変更できればいいんですけど・・・minoriの作品は環境設定面が少し不便ですよね。それが惜しいところ。
一般シーンだと弁当食べるシーンもそうだけど、感情がなくなる前の図書室のシーンとか和んでいいなぁと思いますw ほんわか癒し系ですねw おかしくなってからのだと弁当食べるシーンかな。ヤンデレかって思うくらい嫉妬心が強いけど、そうでないときの普通に彼女をしているときは可愛いと思いましたw やはり後日談をもっと見たかったなぁ・・・。
さてさて、お次は遠野恋です~。妹は、二番目w
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あやめのおっぱいは良い(爆)