2015年11月27日発売予定Lump of Sugar最新作「コドモノアソビ」の体験版をプレイしてみました!
Lump of Sugarの作品は前作「恋想リレーション」が初めてだったんですけど、そのときは完全に御厨陽葵ちゃん目当てだったんですよねw
今回は、原画にあにぃ氏が加わったってことが気になってたので、体験版をプレイしてみました。
コドモノアソビ 概要/設定等
子どもの頃から何かを選ぶたびに時間が静止して選択を迫られるという“二択の呪い”に悩まされ続けてきた主人公・丹生清澄が、その力を与えたというセーラと名乗る少女と再会し、自分に与えられた呪いを無くすべく、セーラの依頼に協力するというお話。
清澄を始めとする主だった登場人物はかつて仲良しのグループで一緒に遊んでいたことがあり、そのグループは合計7人います(篤郎の姉を入れれば8人ですが)。清澄の他には、妹の丹生佳津美、妹の友人の栖川理路、1番年上のお姉さん・倉持真央子、同学年で親友の魚尾篤郎、同じく比名子みちる、みちるの友人の鶴巻楪の7人です。しかし、7人は自分たちが幼馴染だったということを覚えていません。
その理由は7年前に行ったという儀式のせいです。誰が清澄のことを好きなのか、清澄が好きなのは誰なのか、それを調べるための儀式でしたが、呼び出されたのは願いを叶える代わりに恋心を奪う悪魔でした。その儀式ではセーラという少女風の悪魔を呼び出し、“恋心”を代償にして自分たちの願いを叶えるための力“ロール”を与えられましたが、そのときをキッカケに皆が幼馴染だったという記憶を失くし、バラバラになっています。ここで注意するのは、本来なら儀式のときの記憶のみを失うはずが彼らはそれ以前の記憶まで失っているという点です。清澄、篤郎、みちる、真央子の4人はそれからまた友人になり、佳津美と理路は別の学校に通っていたものの2人も再び友人になり、楪は今の学園に入学したときにみちるが知り合って親しくなった・・・ということになっています。そして、清澄に佳津美という妹がいたことも兄妹以外は忘れています(理路の場合は清澄の存在を忘れた)。共通ルートでは、恋心の持ち主を探すのと同じくらい、どうしてそうなってしまったのか・・・というのも重要な位置付けになっています。
“ロール”とは本人の願いを叶えるために必要な力・・・ではありますが、清澄などはこの“ロール”のせいでこれまで苦しみ続けており、忌み嫌っています。他の6人にも何らかの“ロール”が与えられていますが、自覚しているのは清澄だけです。ただし、真央子と理路の2人はそれが“ロール”であることを知らずに、そういう不思議なことが出来るという認識でいました。ちなみに、願いを叶える代償に恋心を失いますが、これはあくまでその当時の恋心であり、恋愛感情そのものを奪うものではありません。その証拠に、儀式後にみちるは清澄を好きになっています。
今回セーラが召喚もされてないのに人間界にやってきた理由は、7年前の儀式のときに代償として最初に契約した女の子の“清澄への恋心”が、本来なら自分の糧となり消化されるべきところを、まったく消化されずに残ってしまっているため、その“清澄への恋心”を持ち主に返還し、契約そのものを破棄するためでした。しかし、誰の恋心か分からないため、清澄に協力をお願いしてきた・・・というわけです。それは清澄への恋心があるために一緒にいたいというのもあったんですが、それは他の誰かの恋心であり、セーラの気持ちとは違います。
返還の儀式はある手順を踏まなければなりません。先ずは最初に儀式をした人物全員を集めること。次に返還の儀式は最初に儀式を行った曜日と同じ曜日に行わなければならない・・・この場合は金曜日になります。そして儀式において全員の同意を得た上で“誰の恋心なのか”を多数決で決めること。これが正解だった場合は契約が破棄されますが、間違っていた場合は指名された人物のみ“ロール”を失い当時の恋心を取り戻します(ただし、儀式の指名権と発言権まで失う)。これが持ち主が分かるまで続けられることになります。
コドモノアソビ 体験版 あらすじ
2年生になった新学期。丹生清澄が幼馴染の魚尾篤郎と一緒に校舎に入ると、数年ぶりに同じクラスになった比名子みちるが声をかけてきます。幼馴染同士3人で話に盛り上がっていると、みちるの友人・鶴巻楪も会話に加わってきます。そして、友人全員が一緒のクラスになったことで、清澄は連続で選択を迫られることになり、疲れ切ってしまうのでした。
放課後、篤郎と一緒に1つ上の幼馴染・倉持真央子と会い、“二択の呪い”に迫られることのない彼女との会話でちょっと癒された清澄。その後、真央子が図書館に寄るということで彼女と別れたところで、妹の丹生佳津美が友人の栖川理路と一緒にやってきます。元々あまり妹とは仲良くなかったためにあまり顔を合せたくなかった清澄は、再び選択を迫られ、真央子との会話でせっかく癒されたのが再び疲れてしまうのでした。妹と別れ、姉の玲奈に呼び出された篤郎とも別れ1人になった清澄。“二択の呪い”に疲れ切り、この呪いが解けることはないと諦めて歩き始めたその時、1人の少女と1匹の謎の動物と出会います。少女は清澄のことを知っていたようでしたが、清澄は彼女のことを思い出せませんでした。
セーラと名乗ったその少女は、清澄に他の人間とは違う何かを持ってるはずだと言い、清澄は“二択の呪い”のことを話します。セーラと彼女のお目付け役のウェルギィはその力のことを知っており、その力を与えたのはセーラであることが判明するのでした。そして、何度も清澄に「セーラ」と呼ばれたセーラは、我慢できなくなり突然「好きだ」と言って清澄に抱きつくのでした。
セーラが何とか落ち着きを取り戻したところで、彼女から説明を受けます。セーラ自身のことや、儀式のこと、そして儀式に参加したメンバーのこと。清澄は儀式のメンバーの中に不仲だと思っていた妹や今の学園に入ってから知り合ったと思っていた楪がいたことに驚きます。しかし、セーラが清澄達から奪った恋心・・・とりわけ最初に受け取った恋心が強力すぎて未だ彼女の中にずっと残り続けていました。その恋心に悩まされてきたセーラは、恋心を持ち主に還して契約を破棄するため、自分から清澄たちに会いに来ましたが、彼女の中に残る恋心が誰のものなのか分かりませんでした。恋心に悩まされてきたセーラとロールに悩まされてきた清澄。お互い利害が一致したため、2人はセーラの中に残る恋心が誰なのか協力して探すことにしたのでした。
その日からセーラは清澄の部屋に泊まることになります。返還の儀式を行うためにはまず当時のメンバー全員を集めなければなりませんでしたが、清澄によるメンバー集めは色々とあって難航していました。それを見かねたセーラはあることを実行することに決めます。
メンバー集め2日目の朝。清澄が起きるとそこには学園の制服を着たセーラの姿がありました。セーラは悪魔の力を利用して、無理矢理転校生として学園に潜入することにしたのです。セーラが清澄のクラスに転入すると2人の関係を巡って大騒ぎになりますが、みちると楪の協力でおさまります。そして、本来の目的を果たすべく、放課後に全員を教室に呼び出し、事の経緯を話します。最初は誰もセーラのことを覚えていませんでしたが、全員が揃った途端、全員の頭の中にセーラと契約したときの光景が思い浮かび、全てではないものの一部の記憶が戻ります。そして、セーラの中にある誰かの恋心を戻すべく、全員協力することになったのでした。ただ、それにはそれぞれの思惑があってのことでしたが・・・。
翌日から“あんな凄い恋心を今更返してもらっては困る”と思った女の子同士で駆け引きが始まります。その様子を見ながら、清澄はある違和感を感じます。何故全員が一斉に記憶を失くしたのか、しかも儀式のことだけじゃなくその前の記憶まで。でも、それが何なのか分からないまま、儀式の日を迎えることに。前日から楪と佳津美による牽制合戦がありましたが、儀式本番では佳津美の狙い通り、真央子が選ばれました。しかし、その恋心は真央子のものではありませんでした。
最初の儀式の翌日、土曜日。皆でかつて儀式を行った廃工場までやってきます。そこで、真央子の自覚はしていたけどそれが“ロール”とは気付かず行使されていたという話を聞いた楪は「全員の記憶がないのは誰かが行使しているロールのせいではないか」と推察します。そこからセーラが「誰かがロールで故意に全員の記憶を操作しているかもしれない」と発言したことから、真央子以外の女子の中に嘘を吐いている人がいるのではないかという疑惑が浮かび上がるのでした。
日曜日。母親から電話があり、佳津美の様子を見に行くことにした清澄。でも、あまり会話にはなりませんでした。月曜日はみちると楪が部屋を見たいと言ってきたため案内しますが、2人に問い詰められたセーラに部屋を追い出されてしまい、再び佳津美の部屋に行きます。そこで、みちる達が佳津美と理路のことを知らなかった理由について、清澄は少し心当たりがあると自分の家の家庭環境・・・両親が別居して清澄は父親と一緒に残り、佳津美は母親の方へ付いて行ったことを話します。
火曜日。再びセーラに部屋を追い出された清澄は財布も携帯も部屋に置いてきてしまったことから、行き当てもなくまた佳津美の部屋を訪れます。理路が夕飯を作るために席を外したため、清澄と佳津美は2人きりになりますが、そこで佳津美が普段と違う態度を見せます。佳津美に言われるがまま頭を撫でる清澄は、その時の感覚がとても懐かしいものに感じたのでした。
水曜日。2度目の儀式を行う前に再び全員で集まって現状の摺合せを行うことに。そこで、佳津美がそもそも儀式を行おうとした人物について、楪かみちるの可能性が高いと推理を披露したところで失言してしまいます。皆は昔のことは忘れているはずなのに、佳津美は楪のことを「今と昔とでは性格がまるで違う」と断言したのです。楪はその発言にすぐ反応し、何故そう思ったのか聞き出そうとします。更に初回の返還の儀式のときに真央子に投票するように誘導したのも佳津美であることを指摘。もはや佳津美には言い逃れは出来ない状況となりました。しかし、場の雰囲気が悪くなったことから、セーラが割って入りこの日はお開きになるのでした。
木曜日。2年生組に疑われることになった佳津美のフォローをすべく、理路は佳津美を連れて2年生の教室にやってきます。そして、関係者を集めて“佳津美が本来進学を薦められたのは日本一の名門女子校だったけど、理路のレベルに合わせてココにした”と発言します。それは、理路にとっては佳津美の良いところをアピールするためのものでしたが、清澄たちはこう考えていました。“勉強にしか興味のなかった佳津美が日本一の名門女子校への進学を蹴ってまでわざわざ清澄たちの通う学校にした”と。それにはそれ相応の理由があったのではないかと考えます。理路はフォローするつもりが、ますます佳津美への“記憶操作”の疑惑が深まってしまいます。しかし、清澄は記憶操作については佳津美じゃないかと思ったものの、ずっとそれを1人で抱え込んで辛かったのではないかと佳津美を心配します。そして、記憶がなかったにせよ、兄が自分と距離を置いていたことに佳津美がどう思っていたのか考え、兄として何かしてあげたいと思うのでした。
そして迎えた2度目の金曜日。佳津美を選ぶことは大筋決まっていたものの、佳津美はそれでも抵抗し、楪がひたすら隠すロールのことを指摘しますが、楪は隠していたロールのことを明かします。楪が自分のロールを白状したことで、逃げ場がなくなった佳津美。追い詰められた佳津美でしたが、清澄から本当のことを知りたいと言われ、ついに真実を告白します。
佳津美のロールは「口にしたことを本当にしてしまう」でした。そして、セーラに願いを叶えてもらった直後、「皆のことは知らない、仲良くなっていない」と口にしてしまい、その瞬間から全員仲が良かったときの記憶を失ってしまったのです。そんなことをしてしまった理由は、誰かが兄を好きであり兄も誰かが好きだったから。本来それを確かめるための儀式でしたが、兄のことが好きだった佳津美には兄には自分以上に好きな人がいるということに耐えられなかったのです。佳津美は泣きながら「兄さんに恋をしていた」と告白。でも、自分の“罪”を自覚していたことから、セーラの持つ自分の恋心を受け取るわけにはいかないため、返還の儀式では他の人を選ばせるように皆を誘導していたと話します。
そして、最後にこう言うのでした。「私は嘘吐きです」と。
コドモノアソビ 体験版 感想
Lump of Sugarの作品は「恋想リレーション」しかやってなくて、それはヒロインは良いけどシナリオが普通だなって思ってたんですけど、今作はシナリオが結構良いですね。セーラの抱える恋心が“誰の恋心なのか”、そして、“記憶がないのは誰のロールが行使されているからなのか”、それらを巡ってのヒロイン同士の駆け引きと推理合戦が見物です。普通のラブコメとは違った感覚を味わえました。
特に楪と佳津美の舌戦が良いですね。まぁ結果的に楪の方が1枚上手だったようですが。佳津美を助けようとした理路の行動が皮肉にも佳津美を追い詰めるのに一役買ってしまったっていうのもありますけど。他にも、楪が自分のロールを秘密にしてきたことを切り札にしていて、佳津美はそれが分かっててもそこを突くしかなかったとか。ただ、途中から恋心云々というよりも“何故全員揃って記憶がなくなったのか”という方に焦点が当てられてた気がしないでもないです。
まぁその理由が最後に分かったので今度は恋心について話が出るんでしょうけど、佳津美のロールがそうだとして「嘘吐きです」って言ってしまったらどうなるのか、あの後の展開がすごく気になります。儀式で佳津美が選ばれてロールが消え去る・・・という展開なら拍子抜けですが、まぁここまできてそんな単純な話にはならないでしょう。
佳津美が「嘘つき」と宣言したことで彼女のロールが行使されてしまい、今度は佳津美がいくら真実を話してもそれが「嘘」であると認識されてしまうなら、今度はまた他の誰かに誘導されてしまうのではないかと思ったりします。追い詰められた彼女の最後の手段だったのか、それとも・・・。でも、それだけじゃなく周囲から「嘘吐き」というレッテルを張られてしまうかもしれない佳津美の心理状態も気になるかなぁ。彼女は抱え込むタイプっぽいので、なんか自分からどんどん“罪”を被っていってる気がします。朝の佳津美のモノローグもその伏線だったように思えますね。
Hシーンはセーラのみ見られましたが、おっぱい見せてくれたし、セーラの反応も可愛かったので良かったです。ロリ巨乳最高w
選択肢については体験版の時点では意味があるのかないのかあまりハッキリしなかったような気がしますが、何らかの仕掛けでもあるのかな?
ヒロインは4人。サブキャラで3人女の子がいます。先ずはセーラ。皆の願いを叶えたことにより“清澄への恋心”が身体に残ってしまった悪魔。本人の意思とは関係なく、その恋心によって強制的に清澄ラブな行動を取ってしまいますw あの好き好きオーラを発動しているときのセーラは可愛いですねw 途中から自分の恋心も芽生え始めたっぽいので、どこまでデレるのか注目したいw あとロリ巨乳なんでH方面も期待w 部屋にいるときのワイシャツ姿も最高でしたしw
2人目はみちる。若干褐色系っぽいけど、それほど気にはならなかったかな。チャレンジ精神が旺盛で、明るく元気で社交性のある女の子。加えて家庭的であり、おっぱいも大きいし、幼い頃のとは別に、清澄への恋心を既に持っていて、普段は普通に会話できるのにいざとなると行動に移せないところがめっちゃ可愛かったw おそらく恋に積極的になれないっていうのが彼女のロールなんでしょうが体験版では彼女のロールについては詳しく触れてませんでしたね。
3人目は楪。落ち着いた雰囲気のある大和撫子風のお嬢様。しかし、内面はかなり計算高く、相手の反応を見て楽しむというちょっと腹黒い女の子。周りに流されないほどにマイペースで掴みどころはありません。頭は非常に良く、日本一の名門女子校への進学を薦められた佳津美ですらも駆け引きでは彼女には敵わなかったほど。彼女のロールは“意欲の強制”。感情が高まると本人の意思に関係なく意欲を駆り立てられてしまうというものです。それが元で関係が悪くなったりしているので、本人はそれが発現しないよういつも落ち着いているように振舞っています。今のところ性格的に微妙なんですけど、おっぱいは素晴らしい(爆)
4人目は佳津美。清澄の妹。無口で勉強ばかりしているガリ勉少女。理路といつも一緒にいますが、友人なのは違いないけど理路の方が勝手についてきているようなもの。家庭の事情で兄とは離れて暮らしていた経緯があり、戻って来ても兄とは距離を置いていましたが、本当はお兄ちゃん大好きっ子。口下手なせいか1人で何でも抱え込んでしまう傾向にあり、今回の記憶喪失の件も彼女が原因だったのに最後までそれを隠していました。彼女のロールは「口にしたことを本当にしてしまう」なので、無口なのはこのロールのせいかもしれませんね。体験版ラストのセリフで彼女の立ち位置がおうなってしまうのかが非常に気になります。
ヒロインではないかもしれないけど、他には皆のお姉さんの真央子(ロールは夢見)と、佳津美のことが大好きな理路(人の感情を色で見られる)、篤郎の姉の玲奈がいます。ちなみに、玲奈自身にロールはありませんが弟の篤郎はポケットからお菓子を無尽蔵に出せるロールを持っています。理路は割と目立ち、玲奈も出番こそ少ないもののインパクトのある人でしたね。しかし、個人的には真央子さんが1番のお気に入りです!ぶっちゃけ、メインヒロイン4人よりも気に入ってしまいましたw こういう天然癒し系の巨乳お姉さんは大好きです!!Hシーンとか用意されてないのかなぁ~。期待してもいい?(’∇’)(ぁ
まぁそんなわけで、キャラ同士の駆け引きとか推理する部分は結構面白かったし、その内容は自分の予想以上のものでした。後半はどうなるか分からないけど、体験版をやった感じではオススメしたい作品になりました。
店舗特典はトレーダーがいいかなって思ってます。真央子さんがいればそれにしたかったんですけどw
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