2016年9月23日発売予定オーガスト最新作「千の刃濤、桃花染の皇姫」の体験版をプレイしてみました!
今年1番の期待作ということで体験版公開をずっと待っておりました!
千の刃濤、桃花染の皇姫 概要
百名近い巫女が維持する呪力障壁「呪壁」と巫女が作った「呪装刀」を扱い人外の力を発揮する武人達によって守られているため、周辺国家から「神に護られた国」と呼ばれ、2千年もの間一系の皇家によって統治されてきた「豊葦原瑞籬内皇国(とよあしはらのみずがきのうちのすめらみことのくに)」。3年前に国を守る呪壁が突如として機能停止したことで周辺国家への侵略を続けるオルブライト共和国の手に落ち、皇国を統治していた蘇芳帝は反逆者の宰相・小此木時彦によって暗殺され、以降は皇国従来の政治形態を温存し、皇家の血筋を引くとされている翡翠帝(実際は武人の娘)を傀儡として共和国の総督府が統治を行っています。
皇国が共和国の支配下に置かれたことにより、皇国人は共和国人を裁くことが出来なくなったため、共和国人によって好き勝手され放題。当然反感を抱く者は大勢いて、帝国を守る武人たちが反抗するために「奉刀会」を結成しますが、総督府に反感を抱く者は厳しい取り締まりを受け、2年前の“八月八日事件”により、奉刀会は壊滅状態。しかし、現在でも奉刀会は残っており、彼らは地下に潜伏し、武装蜂起するために準備しています。彼らの目的は翡翠帝を救うこと。翡翠帝を救い、一度天京を出て地方に臨時政府を作った後、独立を宣言し全国の有志に決起を呼び掛け、共和国を交渉の席に着かせることです。奉刀会と共和国の圧倒的な兵力差を覆すには武人にしか扱えない巫女が命を捧げて鍛造する呪術の結晶「呪装刀」が必要で、現在奉刀会はそれを集めるために活動をしています。
主人公の鴇田宗仁は武人でしたが、先の戦争時の戦闘中による負傷により戦争以前の記憶を失くしています。リハビリ後は表向きは学生として七割近くの生徒が共和国人である天京帝立学院に通って放課後は糀谷生花店という花屋で働き、裏では奉刀会の監察として会長の稲生滸のサポートをしています。
そして、ある日、小此木を暗殺するために天京へと戻ってきた蘇芳帝の娘・宮国朱璃と彼女の暗殺行為を阻止した宗仁が“再会”したことで物語は動き出します。
千の刃濤、桃花染の皇姫 体験版 あらすじ
宰相の小此木時彦の裏切りにより暗殺された蘇芳帝。蘇芳帝の娘は1人の武人に助けられ生き延びることが出来ましたが、皇国は裏切り者の小此木の手により共和国の手に落ちました。小此木は蘇芳帝から全権を託されたという嘘の遺言を公表し、名もなき少女を翡翠帝として即位させ後ろ盾となり実権を握ったのでした。
それから3年後。総督府に反抗を続ける奉刀会は会長の稲生滸の指導の下、武装蜂起の準備をしていました。会議が終わった後、宗仁は遅れてやってきた副会長の槇数馬と一悶着あったものの、自分が世話になっている花屋に帰ると、店長の乾鷹人から配達を頼まれたため、車で配達に向かいます。仕事が終わった後、呪装刀輸送の情報が入ったため、その輸送経路を実際に走っていると、要人を乗せていると思われる黒塗りの高級車が通ります。そのとき、悪寒が走ったため、空の方を見上げると、信号機の上に1人の少女が立っていました。
その少女の斬撃により先頭の車両は断ち切られます。すると、車からは護衛が数名出てきて「陛下をお護りしろ」と言ったため、宗仁は驚きます。自分たちの救うべき相手がすぐ近くにいたのです。少女は次に翡翠帝の乗る車を狙ったことから、宗仁はとっさに短刀の鞘を投げ、彼女を食い止めます。翡翠帝の車が走り去ったのを確認した宗仁は、負傷し逃げる少女を追いかけます。
少女に追いついた宗仁はその顔を見て、初対面のはずなのにそうではない何かを感じとります。少女の方は見覚えがあり宗仁が覚えてないと言うと「薄情者」と言いますが、宗仁が名乗ると彼女は「やっと名前が聞けた」と笑顔を浮かべ、自己紹介します。「宮国朱璃、蘇芳帝の第一皇女であり、ただ一人残された皇家の正当な後継者」と。朱璃は自分の首を取って翡翠帝への土産にすれば良いと言いますが、宗仁は身体が動きませんでした。殺してはいけないと本能が訴えたのです。少女を守れ、それがお前の使命だと。
宗仁は本能の赴くままに朱璃の持っていた呪装刀を借りて、彼女を追ってやってきた護衛たちの銃撃を全てはじきます。そして、朱璃を抱えてその場から逃げ、自分の部屋まで連れて行き治療します。翌日、目を覚ました朱璃は再び小此木を殺そうと外へ出ようとしますが、宗仁はその身体では無理だと止めます。宗仁は朱璃に血筋を証明できるものはないかと言うと、朱璃は「あなた」と答えます。戦争中に朱璃と会ったことがあると分かった宗仁は、彼女なら何か知ってるかもしれないと問い詰めると、朱璃は記憶が戻るかもしれないからその場所に連れて行ってほしいと宗仁にお願いします。
朱璃に頼まれ2人が向かった先は、代々の皇帝が埋葬されている陵墓でした。朱璃はそこで3年前に助けられたことや、血を拭ってくれたときに渡された手ぬぐいを見せたりもしましたが、宗仁は思い出すことは出来ませんでした。しかし、昨晩朱璃を助けたときの感覚と彼女を信じることにします。そして、血筋を証明する方法を一緒に探すことを約束。朱璃は宗仁が自分のことを信じてくれたことに喜び、早速小此木の暗殺に向かおうとしますが、宗仁はそれを止めます。独裁者である小此木を殺してしまえば皇国は無政府状態となり共和国によって皇国は潰される。ここで、小此木に復讐しようとする朱璃と、国の将来を考え手段を選ぶべきと主張する宗仁は対立します。話が平行線を辿る2人ですが、朱璃は3月20日・・・敗戦の日に小此木の暗殺命令をするから、そのときまでに自分が主にふさわしいと分からせると言い、宗仁もまた朱璃に暗殺を諦めさせると返します。こうして、2人の運命共同体は始まるのでした。
店長に事情を話して匿ってもらいつつ、店長の呪術で朱璃の治療をしてもらうことになったものの、問題は奉刀会への説明でした。朱璃の血筋を証明できるものがないため、滸たちの説得が難しいからです。しかし、滸はすぐ宗仁のところへやってきますが、10分ほど猶予をもらい、朱璃に滸のことで相談します。宗仁は朱璃の素性を隠して紹介しようと提案しますが、朱璃はその案を却下。武人の棟梁である稲生家の人間に信じてもらえないようではこの先が暗いからと。しかし、結局証明できるものがないという理由で信じてはもらえませんでした。翌日、勅神殿の道場で滸と稽古をした宗仁。滸はこれまでと剣筋が違う、記憶を失う前の宗仁に近いものがあったと驚き、その理由を問うと、宗仁は朱璃のおかげだと話します。滸は彼女のことを信じていませんでしたが、彼女が本物なら奉刀会にとってこれ以上ないほどの御旗になることから、宗仁の説得に応じ敗戦の日までは彼女を斬らないことを約束します。
朱璃が宗仁と同じ学園に通うことになり、その初日。宗仁は先ず共和国総督の娘エルザ・ヴァレンタイン上級大佐を紹介します。2年前の八月八日事件で奉刀会を壊滅状態まで追い込んだのが彼女でした。その後、同じく共和国人の軍人・ロシェルや、皇国を代表する財閥の総帥・来嶌紫乃と紹介されますが、特にエルザとは国のことで熱論を繰り広げることになり、宗仁は冷や汗をかくことになりました。その日の夜、配達の傍ら朱璃を連れて天京の案内をした宗仁。暴力にさらされる皇国人を見て、朱璃は助けに行こうとしますが、宗仁はそれを止めさせます。朱璃は宗仁を糾弾しますが、宗仁が“奉刀会”が残っていることを話すと、朱璃は喜び宗仁に臆病者呼ばわりしたことを謝ります。そして、帝京まで着くと、朱璃は三種の神器があれば血筋を証明できるのではないかと話します。神器は帝京の奥にある皇帝専用の神殿にあると朱璃は予想していましたが・・・。
呪装刀輸送日が決まり、その前日の夜。朱璃の記憶を頼りに帝京への侵入を試みようとした宗仁たちでしたが、小此木によってことごとく入口を塞がれていました。諦めて帰ろうとしたとき、輸送車らしき車が前を通ったため、呪装刀の輸送車ではと思った宗仁は追跡を開始。その後、滸からも呪装刀の輸送が1日早まったという連絡を受けたため、宗仁は助手席に乗る朱璃を下ろそうとしますが、朱璃は頑なに拒否。宗仁は仕方なく車から出ないことを条件に同行することを許可します。そして、作戦通りに輸送車を襲撃しますが・・・宗仁が担当した車両の中から1人の女の子が出てきます。彼女の名前は椎葉古杜音。巫女を束ねる斎巫女でした。彼女を車まで連れていくと、朱璃は驚きます。古杜音は朱璃が伊瀬野という皇家縁の土地で潜伏していた頃の友人でした。その後、彼女を安全な場所まで運んだ後、宗仁は名乗りますが、今度は古杜音が驚きます。それは宗仁のことを先代の斎巫女からよく話を聞いていたからで、戦争時に亡くなったとされる先代斎巫女について話を聞きたかったからでした。しかし、生憎宗仁は記憶を失くしているため何も知らず、古杜音は肩を落とすのでした。
斎巫女との繋がりが出来た奉刀会。滸は宗仁に斎巫女に呪装刀を研いで貰えないか交渉してほしいと頼まれます。宗仁は単身で神殿に行ったものの門前払いされてしまい、どうしようとか考えていたところ、古杜音の方が学院に通うことになり、アッサリと目的を達成。呪装刀を1本研いでもらいます。そのとき、古杜音はお礼の代わりに今は廃墟になって立入禁止区域になっている武人町に連れて行ってほしいと宗仁たちに依頼。先の戦争で亡くなった武人たちのために慰霊を行いたいということでした。宗仁たちは話を聞いてその依頼を引き受けることにします。その帰り、宗仁は朱璃が最初に着ていた衣装「呪装具」を古杜音に鑑定してもらったらどうかと提案。斎巫女のお墨付きならば滸たちも無視はできないだろうということでした。それから、宗仁は朱璃に何故暗殺に拘るのかと質問します。小此木を殺すだけでは変わらないのに。そもそも、朱璃は小此木を殺して国を変えようという意志はなく、母の仇を討ったら自分も死ぬつもりでした。皇国の安寧と豊穣を守れなかった時は、その身を以て大御神に赦しを請うべし・・・それが皇家に伝わる帝王学でした。命を賭して皇国を守れなかった責任を取ろうとする朱璃と、これからの皇国を変えて行こうとする宗仁。2人は根本的に考え方が違っていたのです。しかし、それでも宗仁は彼女を死なせないと誓うのでした。
古杜音との約束の日、宗仁と朱璃と古杜音の3人は武人町へと向かいます。そして、武人町に着いた後、滸の実家で慰霊の儀式を執り行うことになり、宗仁も実家に行ってみることに。そこへ義妹のものと思われる櫛を発見。持ち帰ることにします。その後、慰霊の儀式により多くの霊が成仏したのを見届けると、桃の花弁がどこからか降ってきて、宗仁は急に頭痛に襲われます。直後、魂の成仏を目撃した共和国軍に包囲されますが、朱璃は気絶した宗仁を抱えながら古杜音と一緒になんとか武人町を脱出。しかし、川に落ちてしまいますが、宗仁に頼まれて予め待機していた滸によって救出されます。朱璃は失った意識の中、皇家に仕え最期の最期まで自分を鍛錬してくれた里中との日々を思い出します。目を覚ました後は、宗仁を見捨てなかったことについて、2人で問答を繰り返すのでした。
翌日。この日は翡翠帝が学院に登校する日でした。翡翠帝はやってくるなり校舎から自分を見ている生徒たちに挨拶しますが、宗仁と目があったとき一瞬動きが止まります。宗仁は記憶を失う前に彼女と会ったことはあるのかと思いますが・・・。昼休み、翡翠帝が食堂で一般の生徒と同じように過ごそうとしていたところ、共和国人が勝手に翡翠帝の写真を撮り始めます。それでも翡翠帝はそれを受け入れていましたが、翡翠帝を侮辱されたと思った皇国人の生徒が共和国人の生徒に殴りかかり乱闘騒ぎに。宗仁は騒動になるやいなや、翡翠帝を救出しその場を離脱します。翡翠帝と話す機会を得られた宗仁はチャンスだと思い、自分が働く花屋の名刺を渡し、記憶がないことを説明した後、以前に会ったことがあったかを聞きますが、翡翠帝はありませんと答えるのでした。その日の内に帝京から注文があり、宗仁と朱璃は商品を届けるため帝京内に入りましたが、そこに待ち受けていたのは朱璃が命を狙う小此木でした。既に朱璃のことは知られていたのです。
皇国を売りとばし、今回の面談もただの暇つぶしと言う小此木を一喝する朱璃。そんな彼女の姿を見て宗仁は証明など不要だと感じます。朱璃は小此木と話したことで自分の考えを改め、小此木を暗殺したところで国は変えられない、大義ある戦いを経て社会を変革しないと・・・と語り、小此木のことを暗殺ではなく国民の前で裁かれるべきと言います。宗仁は彼女が考えを改めたことを嬉しく思い、約束通り彼女に忠誠を誓うのでした。
小此木の自白を録音していた朱璃と宗仁は、滸たちと行きつけの店で落ち合い、そこに古杜音を連れていきます。古杜音に朱璃の呪装具を鑑定してもらった結果、本物の皇家の呪装具であることが判明。更に小此木の自白を録音したものを滸に聴かせると、彼女もようやく朱璃を皇家の人間と認めます。その直後、店内がざわつきはじめます。テレビ画面を見ると、翡翠帝が共和国高官の結婚を敗戦の日に正式発表という速報が出ていたのです。もし、皇家と共和国の人間が結婚したら、皇国人は精神的に共和国と戦うことが出来なくなる上、生まれた子供が帝位を継ぐことになれば皇国と共和国は一体となってしまう・・・それこそ本当の敗北でした。
宗仁と滸は奉刀会の暴発を防ぐために本部に向かいます。本部には集合をかけてないにもかかわらず、既に大半のメンバーが集まっていました。滸は槇を筆頭とした血気盛んな者たちを必死に説得します。彼女がそこまで必死になっていたのは、3年前の戦争で自分と一緒に戦った明義隊(稲生家の明義館に通う若者を集めた舞台)が自分一人を遺して全滅したことが大きく関係していました。そんなとき、古杜音から連絡が入ります。朱璃が行方不明になったというのです。古杜音が朱璃の部屋にいるというので急いで戻った宗仁は、彼女と一緒に辺りを捜索しますが三時間も前の話だったため、見つけることは出来ませんでした。誘拐された可能性が高いとふんだ宗仁は、古杜音に呪術で探すことは出来ないかと聞くと、古杜音は朱璃の持っていた呪装具を辿れば分かるかもしれないと朱璃の部屋で儀式を始めます。そして、古杜音が見たのは宗仁にとって見覚えのある倉庫群でした。一方、朱璃は犯人から幻覚を見せられていて、宗仁を人質に取られ小此木の首を狙うことと宗仁の命、この2つを天秤にとられていました。そして、彼女が出した結論は宗仁でした。自分の使命よりも宗仁を取ってしまったのです。
宗仁と滸は2人でその倉庫に向かいます。すると、宗仁は朱璃の気配を察し、倉庫の場所を特定に突入します。倉庫の中には誰もおらず、朱璃が気を失っているだけでした。そして、外に連れ出そうとした瞬間、テロリストがいるという通報を受けたエルザたちによって包囲されてしまい、宗仁は滸に朱璃を連れて逃げるように指示したあと自分が囮になります。エルザ達共和国軍と一戦交える宗仁でしたが、呪装刀の力で共和国軍を一蹴。エルザとも“穏便に”話を付け、その場を去り滸たちと合流します。意識を取り戻した朱璃は何者かに小此木から手を引くよう脅迫されたと言いますが、記憶が混乱しているようでした。宗仁と滸は犯人の目的がはっきりしないと疑問に感じていましたが・・・。
夜が明け古杜音を勅神殿に送り届けた後、朱璃と稽古をした宗仁。稽古が終わってお店に戻ってくると滸から槇派の数名が奉刀会を脱会したという連絡が入ります。暴走させないために脱会した者を探す宗仁たち。夜になり、連絡が取れなかった槇を発見。彼と話している間に滸から間に合わなかったという連絡を受け、宗仁は肩を落とすのでした。
そして、迎えた3月19日。皇国がもっとも盛り上がるお祭り・桃花染祭。宗仁と朱璃、途中から古杜音も加わり花屋で仕事をしていましたが、それが終わったあと、学園に咲いている桃の花を見に行きます。そこで朱璃は急に皇家にしか伝わっていない伝統の桃花染の舞を見せると言い出します。その舞は以前彼女が見せるのを嫌がっていたものでした。誘拐されてからの朱璃の様子がおかしいと思っていた宗仁は妙な胸騒ぎがしましたが、その悪い予感は的中します。その日の夜、ふと目が覚めた宗仁は朱璃の部屋に行くともう彼女の姿はありませんでした。そこには手紙があり、一通は「皆へ」、もう一通は「鴇田殿」と書いてありました。手紙には宗仁のもとを去ることへの謝罪と自分が主には相応しくないことと主従関係の解消が書かれていました。宗仁は彼女が大人しく伊瀬野に戻るわけがないと思い、恐らく翡翠帝の婚約発表を止めるつもりだろうと考え、部屋を飛びだし朱璃を探します。一方、滸は朱璃がいなくなった報を受けてはいましたが、まったく別のことを考えていました。それは共和国から奪い取った呪装刀が関係していて・・・。
朱璃は陵墓で隠れていました。そして、母親に幻覚の中とはいえ国よりも想い人を取ってしまったことを謝罪し、せめて式典で翡翠帝と小此木の正体を明かそうと誓っていましたが、ふと背後に誰かいることに気付き咄嗟に飛びます。振り向くとそこには呪装刀を持った滸の姿がありました。その様子から朱璃はいつもの滸ではないと悟り、自分も呪装刀で応戦します。滸は『なぜ私から宗仁を奪うの?許せない』と呟き、再び襲い掛かります。朱璃は自分の死を覚悟しましたが、そこに駆けつけたのは宗仁でした。宗仁は古杜音からもらった情報で朱璃のもとへ駆けつけたのです。しかし、元々実力伯仲の2人の戦いにおいて、朱璃を庇ってできた肩の傷は宗仁にとって致命傷でした。徐々に押され始める宗仁ですが、朱璃を守る事ただそれだけを考え、戦い続けます。朱璃はもう主従関係は解消したのだから守らなくても良いと言っても宗仁は言うことを聞きませんでした。どんなに傷付いても滸に立ち向かう宗仁の姿に、朱璃は戦争にときの彼の姿を重ね、そんな宗仁の背中を見て、朱璃は宗仁が言っていたことの意味を理解します。主は臣下の覚悟を受け止め、自らの運命を臣下に委ね、自らの言葉で臣下を戦場に送り出し、全てを見届けること。自分のすべきことを理解した朱璃は、宗仁を止めるのではなく、私のために勝ちなさいと命じます。すると宗仁の力は解放され、一瞬で決着が付きます。宗仁は刀ごと滸を斬るつもりでしたが、刀が折れたと同時に滸の目に戸惑いの色が見えたため寸止め。滸はそのまま気を失うのでした。
滸との決着が付いた後、朱璃は宗仁の運命を見届ける勇気がなかったことを認め、これからは私も私の為すべきことをしてあなたに応えたいと誓います。そして、宗仁にその身とその命を今一度私に捧げなさいと命令。宗仁も朱璃に忠誠を誓います。すると、何もない中空から突然桃の花が舞い降りてきます。宗仁が驚いていると、朱璃はこう言います。「これは私の涙。物心ついた時から私は涙を流せないの」と。そして、これで泣くのは最後にすると誓い、宗仁もまた朱璃を泣かせるのは最後にしようと誓うのでした。
その後、古杜音がやってきて滸の治療を開始、宗仁と朱璃は遠くの式典を見ていましたが、突然会場が爆発。翡翠帝を含めた多くの要人がこの爆発に巻き込まれ・・・。
千の刃濤、桃花染の皇姫 体験版 感想
非常に長かった・・・けど、それ以上に面白かった!!自分にとって今年1番の期待作ですけど、その期待以上の面白さでした。エロゲーとは思えないほどの作り込みはさすがオーガストだなって思いましたね~。世界観も演出もシナリオもキャラクターも音楽もあらゆる面で高水準です。個人的に気に入ったのはやはり世界観かな。久しぶりに圧倒されました。前々作「穢翼のユースティア」の世界観も凄かったけど、今回はそれ以上かもしれません。主人公の声が入ってますが、こういうストーリー展開ならむしろ主人公の声があったほうが盛り上がるので個人的には全然OKです。Hシーンだけ無いっていう仕様なのかな?まぁ別にHシーンにあってもそのときだけ宗仁をボイスオフにすれば良いだけですけどw
途中の学園に通い始めた頃はまだエロゲっぽさがあったんですけど、その後は次から次へと事件が発生するので、次は何が起こるんだろうと予想しながら読み進めていましたが、だんだんエロゲーやってる感覚じゃなくなってて、ストーリーに夢中になっていました。体験版は主に朱璃の考え方の変化と宗仁と朱璃の主従関係についてがメインになっていて、その問題が解消したところで終わってましたが、その直後の展開がすごい気になるところで終わってますし、色々と気になる設定や伏線もあるので、早く製品版をやりたいです!奏海ちゃんはどうなっちゃうのー!?
ヒロインに関しては自分は発表当初からずっと古杜音ちゃん一択でしたが、体験版をプレイしてますます古杜音ちゃんに傾倒していくことになりました。何この天使!可愛すぎるんですけどwww 素直で良い子だし、おっぱい大きいし、小鳥居夕花さんの声がすごく合ってたし、オーバーリアクションとかダジャレとか巨乳(2回目)とか最高でしょ!シリアスなストーリーの中でプレイヤーを癒してくれる清涼剤!w オジさんもう1つ古杜音ちゃん特典付きを買っちゃうよ!(*´Д`*)b(ぁ
あとは朱璃。ツンデレっぽいところがあって可愛かったですね。戦争時という状況が状況とはいえ、惚れるの早いっていうかチョロすぎのような気がするw ただ、皇姫としての姿は格好良いと思います。エルザに関しては未知数なところはあるけど、巨乳+金髪には逆らえません(爆) ただ、服を着た状態だと、1番おっぱい大きいはずの古杜音ちゃんが巫女服のせいもあってか、古杜音ちゃんより朱璃やエルザの方が大きいように見えるのは気のせいかw 奏海ちゃんは1度だけ宗仁と会ったときの反応が可愛かったかなw ただ、彼女の立場から接触は難しいので、これからどう関わってくるのか気になりますね。あれからどうなったのかも含めて!滸は皆の前にいるときと宗仁と2人きりのときのギャップが激しいw 2人きりの滸は可愛いですねw あのアイドル姿のときは笑ったけどwww
ところで、ルート分岐はやはり「穢翼のユースティア」みたいにヒロインのフラグを立てたままで行くと個別ルート、折るとメインストーリーって感じなのかな?体験版やった感じだと選択肢がなくて分かりませんでしたが、これだけ作り込まれたストーリーだと普通のエロゲーみたいな分岐は難しいと思うので・・・。まぁ自分は古杜音ちゃんとエルザと朱璃のおっぱいが見られればそれで満足ですよ(爆) そういえば、睦美さんルートはないの?あの人めっちゃ好みなんですけどー!w
まぁそんな感じで・・・とにかく体験版の内容がすごく面白かったので、製品版の発売を楽しみにしています!!
「千の刃濤、桃花染の皇姫」の公式サイトはコチラから↓
【http://august-soft.com/hatou/index.html】
とにかく、古杜音ちゃん可愛い!!