個別ルート1人目は、桂木小鳥ちゃんでした(*'▽')
うむ、ensembleと言ったら、やはり年下ヒロインだな!!
桂木小鳥 キャラクター紹介
天文部の後輩。素直で真面目な性格。3年生に兄がおり、兄は天文部の前部長。元々天文には興味はなかったが、部員数確保のために兄に無理やり天文部に入部させられた。真面目な性格のため、部活にはきちんと出席しているが、兄が部長だった頃は、兄の問題行動のせいで肩身の狭い思いをしていた。
今は天文部内に居場所を作ってくれた直樹のことを慕っており、直樹に会うために部活に参加している。そのおかげか天文学や天体観測の方法にも詳しくなっていった。しかし、直樹からは恋愛対象ではなく“もう1人の妹”としてしか見られていない事に気付いており、もどかしく感じている。
強引に入部してきた龍堂寺凛のことを快く思っておらず、部活中に対立することが何度もあったが、“同じ人を好きになった”という仲間意識は持っていた為、凛が提案した天文喫茶も受け入れた。しかし、後に凛が本当は直樹のことが好きではなかったことが判明したため、凛のことを見限った。普段は控えめだが、こうと決めたらやり遂げようとする意志が強い。
尚、作中にそういう描写はないが、家事は得意で嫁力は高い。
桂木小鳥編 あらすじ
・共通ルートのあらすじに関しては【こちら】。
・天文部ルートのあらすじに関しては【こちら】。
翌朝、直樹は小鳥と依子に昨日の凛とのやり取りを簡単に説明します。その日、凛は家庭の事情でしばらく休むという連絡が入り、天文部も凛が来る前の3人に戻ってしまいました。作業は思ったほど進まなかったため、今日は遅くまで残って作業しようと学園に許可をもらいに小鳥と一緒に職員室へと向かいますが、その途中で凛と黒岩の2人と遭遇。凛は直樹を見るなり走って逃げたため、直樹は彼女を追いかけようとしますが、それを小鳥が止め、彼女から“これ以上関わってもお互い苦しむだけ”と言われ、凛のことを諦めることにしました。
翌日、この日は休日でしたが、直樹は朝から気分が沈んでいました。そんな時、小鳥と依子の2人が家を訪ねてきて、ふみゅ子も一緒に4人でお菓子パーティが開かれます。そこで小鳥から明日天体観測をやりましょうと提案され、直樹はそんな気分にはなれなかったものの、2人が心配してくれているのが分かったため、あの日凛とのことで殆ど出来なかった天体観測のやり直しをすることにします。翌日の夜、学園の屋上で小鳥たちと天体観測を始めた直樹は少し気分転換が出来、小鳥とも星のことで会話が進みますが、2人の様子を黙ってみていた依子は忘れものを取りに行くと言って席を外し、直樹と小鳥の2人きりになりました。
直樹と2人きりになった小鳥は、入部したての頃、こうやって先輩に色々と教えてもらったと入部当時のことを振り返ります。当時、色々と問題を起こしていた兄の清人のせいで白い目で見られていた小鳥は、兄に無理やり入部させられた天文部の中で肩身の狭い思いをしていました。そんな風に兄のことで落ち込んでいた小鳥を救ってくれたのが直樹でした。兄は兄、小鳥は小鳥。だから兄のことで小鳥が悩んだりする必要はない・・・直樹のそんなアドバイスのおかげで、小鳥は前よりも積極的になれ、今では立派な天文部員になれました。そして、小鳥は今の自分があるのは、先輩のおかげだと言って感謝の言葉を伝えます。
そんな彼女を見て、いつもと違う感情が芽生えた直樹は、慌てて小鳥から顔を背け、彼女は妹のような存在なんだと自分に言い聞かせますが、小鳥はそんな直樹に後ろから抱き付きます。そして、本当は兄に無理やり入れられた天文部はすぐに辞めるつもりだった、けど、先輩のおかげで部活も続けられ、興味がなかったはずの天文学も好きになって、そのうちに部活を辞めたいとも思わなくなったと話します。けど、天文部を辞めず毎日のように出席していた本当の理由は直樹がいたからでした。そして、小鳥は直樹に“先輩が好きです”と告白します。
小鳥が直樹を好きになったのは、5月の新入部員歓迎会を兼ねた天体観測をしたときのことでした。この日は天候が悪く、途中から大雨が降った上、発案者の清人だけが歓迎会をサボったため、部員たちの部長に対する不満は全て妹の小鳥に向けられていました。小鳥は自分の居場所がなく今にも泣き出しそうでしたが、そんな重苦しい雰囲気を変えようと直樹は1人で明るく振舞っていました。小鳥が知らない星の話。みんなが直樹の話に聞き入っている間に雨は止み、天体観測を行うことが出来ました。この頃、既に直樹のことが好きになりかけていた小鳥は、この歓迎会での出来事でもっと好きになり、今でも直樹に想いを寄せていました。そんな思い出話をした後、小鳥は再び直樹に好きですと告白。直樹はそんな小鳥の告白に対し、凛とのこともあって真剣に向き合いますが、その答えは“ごめん”でした。小鳥のことは妹みたいに思っていたから、恋愛対象とは見ていないと。
直樹に振られた小鳥は、戻ってきた依子に対して普段通りに接しようとしますが、涙は抑えきれず、せっかくのやり直しだったはずの天体観測も少し重苦しいものに変わってしまいます。天体観測が終わった後、直樹たちと別れて1人になった小鳥は、あんなことを言うつもりなかった、落ち込んでいる先輩を励ますために天体観測をしようと思っただけだった、もしかしたら今なら先輩は私の方を向いてくれると期待していたかもしれないと思い、告白したことを後悔し始めます。そこへ声をかけてきたのが凛でした。凛は休学することを小鳥に告げ、自分のムコにならない直樹のことはもう気にしていないようでした。それを知った小鳥は、まだ直樹のことが諦められなかったため、凛がいなくなるならまだチャンスはあると呟きますが、それを凛に聞かれ追及されてしまい、今日の出来事を話します。すると、凛はそれなら嫁投票で勝てばいいとハッキリと言います。小鳥は人気でも知名度でも玲央奈に勝つことは無理だと言いますが、凛からそれなら戦わずして諦めるのかと言われ、やっぱり諦めたくないという気持ちになり、直樹を自分に振り向かせるために残り1週間しかない嫁投票で玲央奈と戦うことを決意したのでした。
翌朝、龍堂寺グループの分裂騒動がニュースで流れ、凛のことが気になった直樹ですが、学園に近づくと、今度は小鳥と顔を合わせなくてはいけないことを思い出し、少し気が重くなります。しかし、校門前まで来ると、小鳥がスク水を着て友人たちの力も借りて嫁投票のアピールをしていたため、驚きます。昼休みも一生懸命にアピールする小鳥の姿をしばらく見ていた直樹は、昨日の小鳥の告白の重みについて、深く考えないまま拒絶してしまったのではないかと思い、胸が苦しくなりその場を逃げ出します。小鳥のアピールは放課後も続き、星人会も警戒するほどに注目を浴びていました。そんな妹の様子を見る清人は意味深なことを言っていましたが・・・。
翌朝、星人館の鍵が壊されているのが発見され、天文部の妨害ではないかと疑われます。まったく身に覚えのない直樹は強く否定しますが、玲央奈はその理由に3バカトリオが挙動不審だからというのを挙げます。しかし、清人がやってきて3人のアリバイを証言すると、玲央奈は勇み足だったことを直樹に謝り、去っていきました。放課後、直樹は朝早く来て嫁アピールをしていた小鳥と依子に話を聞いてみますが、2人が来たときは騒動は起きていなかったと証言。そして、その日の帰り、ふみゅ子と一緒になりますが、ふみゅ子から放課後にも星人館に侵入者が現れたという話を聞き、直樹はその犯人の目的が見えずモヤモヤとします。
連日のように続く星人会への妨害工作。しかし、そのせいで嫁アピールを積極的にしている小鳥が犯人ではないかと疑われてしまいます。小鳥は嫁アピールをするも、悪い噂が広まったせいで逆効果になってしまい、もう誰も反応してくれなくなっていました。それどころか誹謗中傷を言う人まで現れる始末。それでも小鳥は懸命にアピールを続けていたため、直樹は見ていられなくなり、小鳥に嫁投票はゲームなんだから無理しなくてもいいと伝えます。しかし、小鳥はそれに首を振ります。先輩にとってはゲームでも、私にとっては最後のチャンスだからと。このチャンスを逃したら、先輩は永遠に誰かのものになってしまう。二度と手に届かなくなってしまうと。諦めようとしない小鳥に対し、直樹は学園中に広まっている噂について話し、これ以上アピールしても無意味だと言います。当然そのことを知っている小鳥は、直樹にまで疑われていると思い、先輩にまで疑われたらもうこの学園にはいられないと泣き出します。直樹は慌てて小鳥のことを信じている、けど犯人を見つけ出さないことにはアピールも無意味なものになる。だから、俺が犯人を探し出してやるから無理はするなと伝えます。すると、そこへ清人がやってきて、自分も犯人探しに協力すると言い出したため、直樹は逆に不安になりますが・・・。
翌日の昼休み、清人が現場で証拠を見つけ出すしかないと言い出し、星人館に3人で向かいます。すると、再び星人館の鍵が壊されているのを発見します。清人は気にせず中に入ってしまったため、2人も追いかけますが、会議室でダンスパーティのチケットが水浸しになっているのを発見します。清人は玲央奈を呼びに行き、小鳥は掃除道具を探しに行きますが、会議室に残った直樹は何か証拠がないか探すと、床に生徒手帳が落ちているのを発見したため、拾います。その生徒手帳は小鳥のものだったため、犯人は小鳥なのかと驚きます。その後、玲央奈がやってきて再び直樹が疑われたものの、その疑いはひとまず晴れましたが、直樹の中には大きな疑問が残りました。放課後、直樹は小鳥に生徒手帳を見せ、会議室で拾ったことを告げると、小鳥は直樹に自分が犯人だと疑われているのではないかと不安になり、「告白して断られると思っても言ってしまった。そのことを後悔している。けど、それでも先輩は私に普通に接してくれた。私はもう先輩にとってのただの後輩でもいい。先輩に嫌われるのだけはイヤ」と言います。皆から疑われ学園での居場所を失いつつある小鳥を見た直樹は、心の奥底から1つの感情がわきあがり、小鳥にキスをします。
直樹にキスをしてもらい、嫌われているわけではないことを知った小鳥は元気を取り戻し、自分の行動で疑いを晴らすことにします。それは、もうやっても効果がない嫁アピールよりも星人会のお手伝いをすることでした。しかし、状況はさらに悪い方向へと向かいます。翌日、再び犯人探しをしたとき、遥から犯人を見つけるためにある仕掛けをしたが誰が犯人か分からないから秘密にしていると聞いた直樹と小鳥は、犯人の証拠を掴むために星人館へと向かい、そこで2人はまたも星人会の鍵を壊されているのを発見します。そこへ清人が話しかけてきて、“警報機を壊さずに解除している。これはプロの犯行だ”と言います、直人はその清人の言動に違和感を覚えたものの、それが何か分からなかったため、ひとまずこれ以上疑われないように大人しく玲央奈のことを待つことにしました。玲央奈たちが来て星人会の中に入ると、今度はダンスパーティに使う衣装がズタボロになっていました。遥は警報機をつけたのに作動しなかったとしきりに首を傾げていましたが、それよりもドレスの衣装の方が深刻でした。オーダーメイドのため、明後日に行われる星嵐祭に間に合うかどうかかなり微妙なところとなってしまい、第一発見者である直樹と小鳥はますます疑われてしまいます。犯人も分からないまま迎えることになりそうな明日の星嵐祭。小鳥はもう絶望的な状況に追い込まれていました。そんな小鳥を見て、直樹は彼女には笑顔でいてほしい。そう思い、ようやく分かった自分の気持ちを小鳥に伝えます。小鳥のことが大事で、オレには笑顔を見せていていてほしいと伝え、彼女にキスをして好きだと告白します。そして、小鳥は嫁投票の前に私をもらってくださいと言い、2人は初体験を済ませるのでした。
犯人を見つけ出すことが出来ずに迎えた星嵐祭。直樹は星人会を妨害したと疑われ危害が加えらえる可能性がある小鳥を守ることを決意し、学園へと向かいます。すると、学園では“一連の事件は星人会の自作自演ではないか”という噂で持ち切りになっていました。先日までの小鳥の噂もあることから、直樹は小鳥が変な事に巻き込まれていないか心配になり、彼女を探しに行くと、小鳥は天文喫茶の教室で既にコスプレ衣装に着替えていました。その後、星嵐祭が開催され、天文喫茶は依子目当ての男性客であふれかえります。小鳥が好奇の目にさらされるのではないかと心配していた直樹でしたが、それも杞憂に終わり一安心。そして、昼が過ぎると依子目当ての男性客もいなくなり落ち着いた頃、遥がやってきてダンスパーティの方は噂のせいで客の入りが少ないと嘆いていました。遥が出て行った後、直樹は呼び込みをしようと部室を出ると、そこには3バカトリオがいて、凛様はいないかと聞いてきます。直樹が事情を聞くと、3バカは星嵐祭のときだけ凛様が復学すると聞いたと話し、凛様のためにあんなことをしたと言ったため、直樹はそこを深く追求します。すると、3人は凛様が復学すると聞いたから、言われた通りに白川の妨害工作をしたと言い、その指示をした人物の名前を言おうとすると、突然視界が真っ白に覆われ、気が付くと3人が倒れていました。
直樹が一連の事件の首謀者を探している間、嫁投票が行われ、その投票の結果、真壁依子が選ばれます。玲央奈たちは直樹に檀上へ上がるように言いますが、直樹は1人の男子生徒を引き連れてやってきました。そして、司会の遥からマイクを受け取ると、一連の事件について話します。嫁投票の結果が賭けの対象になっており、依子を1位にするために妨害工作をして小鳥や玲央奈を疑わせた、その全ての首謀者は桂木清人だと。それを聞いていた清人は、それなら証拠を見せてみろと言いますが、直樹にその証拠はありませんでした。しかし、直樹には確信がありました。何故なら星人館に仕掛けられた警報機を知っているのは玲央奈と遥だけのはずなのに、そのことを何故か清人が知っていたからでした。そのことを追求し、更に倍率では大穴だった依子に誰かが匿名で大金を賭けていたことを賭けの胴元から聞いたことを告げ、誰がその大金を賭けたか全生徒に聞くと言うと、清人は言い逃れが出来なくなり、逃げ出そうとしますが、流石に賭けに参加した男子生徒たちは清人を見逃さず袋叩きにします。こうして、一連の事件は解決し、小鳥や玲央奈たちの疑いは晴れました。その後、不正があった嫁投票のやり直しが行われ、不正の責任を1位の依子が取って出場を辞退したこともあり、小鳥が嫁に選ばれ、2人は学園公認の恋人同士になったのでした。
桂木小鳥編 感想
ensembleさんらしく恋人になる前の方がメインですね。恋人になったらもうエンディング。しかも、これでFDがない。つまり、イチャラブが無いです。というか、イチャラブ=Hシーンですね。癒し系な小鳥ちゃんの笑顔をもっと見たかったけど、序盤は小鳥ちゃんが振られて、中盤は頑張ってたのに事件の犯人として疑われ、しかもその犯人が実の兄。そんな状況だったため、殆ど笑顔を見ることが出来ませんでした。なんていうか、小鳥ちゃんがあまりに不憫に感じられました。小鳥ちゃん自身はすごく可愛いのに、その可愛いところを存分に見られなかったのは非常に残念。これでアフターストーリーがあれば救われるってもんですけど、一切ないですし。ぶっちゃけ、共通ルートでしか小鳥ちゃんの魅力を見ることが出来ないですね。本来なら個別ルートで見せるべきでは?と思うのですが。なんだか内容が不満でした。本来は恋人になってからがメインなんじゃないかなぁ・・・なんかエロゲとしての在り方が問われそうな内容ですね。
Hシーンも2回しかありません。最初のはおっぱい見せてくれましたが、2回目は着衣でおっぱい見せず。ロリ巨乳なので期待してたけど微妙だったなぁ。Hシーン自体もあっさりしてたし。1番お気に入りのヒロインだったけど、シナリオもHシーンも、ものすごく不遇な扱いでガッカリです。
数年前の作品だし仕方ないかな・・・って、そんなわけねーよ(´ー`) まぁでも、小鳥ちゃんは序盤の微妙なシナリオな中でいっぱい癒してくれたので、それでヨシとしますか・・・彼女がいなかったらここまで進めることはなかっただろうしね。
つーか、兄貴がクズすぎました。主人公のことが気にならなくなるくらいに。むしろ、主人公は色々あったせいか個別ルートまで来ると割とマトモになってましたね。相変わらず嫁投票を軽んじる発言をしていましたが。
・・・と、いうわけで、小鳥ちゃんのシナリオ終了までが我慢の限界だったので、まだ途中ですが、しばらく中断します。申し訳ありません(;´Д`)(再開時期不明w